ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

ALESSI、ALPHONSE STS02Y。

2006年04月11日 | blog

ドイツで買ったこのタイマーが、
最初から壊れていた。という話を以前書きました。

先日、ニコタマのダンスクで、ティーマのマグカップを購入したときに、
ふと思い出して、もしかして修理ができるかどうか、聞いてみました。

カッシーナに問い合わせてくれて、直るかどうかは「見てみないとなんとも」。
ということで、預けてみたんです。

2週間後、連絡が来て。

「直りません」と。
まぁ保証書もないしもう生産していないし買ったのは海外だし、しょうがないですね。
でも、カッシーナはおもしろいオファーをしてくれました。

「修理はできないがそれでは申し訳ないので、新品を半額でお譲りするというのはどうか」

すばらしい。すてきな対応です。
でも、問題が少し。

「お色が黄色しかないので色が変わってしまいます」

じつはこのタイマー、色によって音色が違うんです。

「それでオレンジのは返してもらえるんですかね」
「交換、というカタチになりますので…製品は本国に送り返すことになります」
「じゃ中身だけサシカエとか」
「うーん」

モノそのものに思い出があるのは確かなんですが、
鳴らなければただの「オブジェ」。
存在感はバツグンですが、存在感だけじゃねぇ。

思い入れがあるけど使えない飾り物と、
そのものではないけど使えるモノと。

夕方まで悩んだすえに、交換してもらうことにしました。
たいぶ安く買ったのだけれど、結果的に定価で買ったのとさして変わらない。

一秒単位で時間が設定できるので、タイマーとしてもなかなかいいです。
アタマの玉をクククとひねって設定し、甲のところのボタンでスタートです。

そして鳴った音楽は…





…なんじゃこりゃ!?

なんとも形容しがたい奇怪なメロディ。
というか、メロディか、これ。

リズムはあるっぽいけど、ううん、それも怪しい。
そしてものすごく耳に残る。

なんにせよ使えるようになって、よかったよかった。

電子レンジのおまけ機能のタイマーを使っていたけれど、
電子レンジが使えなくなっちゃうんだよね。

あまりにも耳にのこるので、
馴らしていると同居人がぱしっ。

と止めに来ます。

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