武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
良書の書評、稽古・訓練方法、研修報告など

二日間の催眠ワークショップを終えて

2010年09月05日 | 心理・催眠療法
key word:催眠 ミルトン・エリクソン 理学療法 ボディーワーク

いま催眠ワークショップが終わりました。

催眠というと誰でもエキセントリック(遠心性ではなく「風変わりな」の意味で)な印象を持ちます。
かく言う私もそうでした。

催眠にかかるとゾンビのように術者の言いなりになり、猿になれと言われると猿の真似をしてしまうというテレビであるショーをイメージする人は多いと思います。

催眠にもいろんなものがありショー的なものもあれば、それとは対照的に(海外では)大学で学問として研究され教えられていたりします。勿論、私が学んでるのは後者です。

催眠の定義は様々なんですが、エリクソン催眠での催眠状態は日常生活で皆が普段なっている状態を指します。ここでいう催眠状態は決して特殊な状態ではないのです。

今回のワークショップでエリクソンがいう催眠状態が日常生活に溢れていることを実感できました。これは明日からのセラピーにかなり活かせそうです。


今までの私のblog記事にあるように、私の臨床初期の興味の中心は徒手療法でした。
そして徒手療法の知識・技術がとても役立ったフェルデンクライス・メソッドに傾倒。そこで言語的な誘導によるATMの可能性と徒手的なFIを知りました。
言語的誘導であるATMは心理学・催眠へと、徒手的誘導であるFIは頭蓋仙骨療法・ロルフィングへとそれぞれ導いてくれました。そしてフェルデンクライスのルーツである武道へも。今までの道のりを振り返ると感慨深いものがあります。


昨日今日と合気道の稽古はできませんでしたが収穫バッチリです。

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