防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

2012年度 災害に強いまちづくり講座

2012-07-01 10:11:23 | 防災・減災 知識

こんにちは


梅雨時期に入り、不安定な天気が続いています。

昨日はこの不安定な天気について京都まで毎年参加させていただいている、財団法人 京
都市防災協会・京都市消防局 主催の「災害に強いまちづくり講座」に勉強しに行ってきま
した。

講座は、昨日6月30日と来週7月8日の2日間あり、9月中旬、11月上旬にも予定されてい
て、来週(7月8日)は私用で行けなかったので、昨日のみ参加させていただきました。


昨日・来週の講座は、豪雨から身を守る正しい知識として、以下の内容でした。

第1回講座
日時 : 平成24年6月30日(土) 午前10時~11時45分
場所 : 京都市市民防災センター 4階 講習室
講師 : 京都大学防災研究所 教授 中北 英一 氏
演題 : 「ゲリラ豪雨とそのタマゴ」

第2回講座
日時 : 平成24年7月8日(日) 午前10時~11時45分
場所 : 京都市市民防災センター 4階 講習室
講師 : 京都大学防災研究所 教授 戸田 圭一 氏
演題 : 「都市水害とその備え -地下と車に要注意-」


私が参加させていただいた、中北先生の演題「ゲリラ豪雨とそのタマゴ」では、災害をもた
らす豪雨
ゲリラ豪雨とそのタマゴ最新型の気象レーダーと豪雨予測憩いの場が
悲惨な場にならないために!
といったキーワードで進められました。

豪雨をもたらす台風、集中豪雨、ゲリラ豪雨(局地的集中豪雨)の基礎的な話に始まり、次
に2008年7月に起こった兵庫県神戸市の利賀川水難事故からゲリラ豪雨のタマゴ(発生)
から事故発生までの原因、このゲリラ豪雨の卵をレーダー観測できないか?通常の観測だ
けでは、積乱雲がかなり発達してからしか、降雨は探知できないが、立体観測だとより早い
時期に「ゲリラ豪雨の卵」を探知できる可能性があるとの事でした。

今後、最新型小型レーダーによる新しい都市豪雨探知システムで気象観測等の技術が高
くなっていくと思いますが、中北先生の最後のまとめにもありましたが、いくら技術が進歩し
ても確実に100%の予報というのは、大気・河川流出という複雑なシステムを相手にしてい
る以上はありえないと言われています。

では、どうすればよいのか?

危険な状態になることを自分で感じる力を養うこと、そして感じたらその場にいる自らの判
断で避難するしかない。と言われています。

まだまだ梅雨の不安定な日が続きます。また梅雨が終ると台風シーズンが来ます。
危険を感じたら空振りになったとしても早めの避難を心掛けてください。


今日はこれから久々に息子との時間を過ごします。

良い1日をお過ごしください。


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