防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

有珠山噴火から10年

2010-03-31 22:06:06 | 災害史・災害跡・防災施設を訪れて

こんばんは


今から10年前に北海道・有珠山(737m)で噴火がありました。

わたしも正直、まだ防災に目覚める前だったので、あまり憶えていませんが、改めて
記事を読むと被害が大きかった事に活火山の噴火被害の恐ろしさを知る事ができ
ました。

有珠山は約30年周期で噴火を繰り返すみたいですが、胆振支庁は20年に「洞爺
湖有珠山マイスター制度」を設立し、現在は11人が認定されているみたいです。
マイスターの方々は火山との共生と危険性をテーマに教育現場などで活躍されてい
るみたいで、「死傷者を出さなかった前回の経験を次世代に伝え、次に備えたい」と
いう言葉が新聞の記事に載っていましたが、本当に心強いですね。


有珠山噴火に関しては、北海道新聞のホームページに特設ページがあるので、参
考までに。

http://www5.hokkaido-np.co.jp/syakai/usu/


噴火災害から10年、お見舞い申し上げます。


おやすみなさい。


私が感銘をうけた言葉 1

2010-03-29 19:57:34 | Weblog

こんばんは


桜の花もだいぶと開花してきたのに、今日は一段と寒かったですね。。。
関西は明日の朝が底冷えで、そこからは暖かくなるみたいですが・・・暖かくなると花
粉症の苦労が・・・


さて、最近は自治会の役員に自警団、市の消防団に災害ボランティア、日本防災士
会に技術系災害ボランティアの勉強、さらに5月からは森林ボランティアと休む間が
少なくなるほどいろんな事をしてしまってます

元々は息子が生まれて、防災に目覚めて防災士を目指し、2007年に資格を取得し
ましたが、災害時に何もできない防災士ではいけないと思い、同年に市の災害ボラ
ンティアに登録して間もなく新潟県中越沖地震が発生し、災害ボランティアに参加し
て私の中で何か変わりたいと思う気持ちが芽生えはじめました。

翌年、NHKの番組で「プロフェッショナル 仕事の流儀」で東京消防庁 第六方面
消防救助機動隊(ハイパーレスキュー隊)の部隊長である宮本和敏さんの放送を観
ましたが、当時45才の宮本部隊長が、部隊長であるのに若手の隊員同様にハード
なトレーニングをこなし、救助に対する考え方や思いに感銘を受けた事をいまだに憶
えています。

宮本和敏 部隊長 のプロフェッショナルとは・・・

どれだけ技量をつければいいのか、どれだけ知識をつければいいのか、達成
するというのは、いまだにわからないですね。
ただ、そこまで引き上げていこうという自分の気持ち、それを持ち続けることだ
というふうに思っています。


この言葉に私自身の防災に対する思いが大きく変わりました。

現在は技術系ボランティアの方々の技能の大きさにいろいろと学びたいと純粋に思
い、また森林ボランティアは環境にも役立ち、災害と森林の関係が密接に関係して
いることを改めて実感できると技術系災害ボランティア人でもあるkurosawaさんも言
われているので、今後も生活バランスを考えながらスキルアップに励みたいと思いま
す。


NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 ホームページ

http://www.nhk.or.jp/professional/


それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


春の陽だまりコンサート

2010-03-27 19:57:23 | Weblog
こんばんは


今日の午前中は数か月に一度のお供えの御神水をいただきに狭井神社に行こうと
決めていた日ですが、桜も咲き始めすっかり春かと思いきや、今朝は寒かったです

でも何とか無事にいただいてこれました。





1週間ほど前に中学校の合唱部と吹奏楽部主催の『春の陽だまりコンサート2010』
というチラシが入っていて、お隣の娘さんが合唱部に所属というのでうちにもチラシを
入れてくれたのですが、そこにハイチ・チリ地震の募金も同時に会場である中学の
体育館でするというので、行ってきました。





いざコンサートが始まると、第一部の合唱部と第二部の吹奏楽部と本当に中学生か
と思ってしまうくらいのうまさに聞き入ってしましました
うちの息子も「となりのトトロ」のメドレーでは小踊りしていました
また後半、吹奏楽部の「We are The World」はハイチ・チリ地震の被災者の方々を想
い、胸がつまりそうになりました。

今回の募金も赤十字社を通じて被災国に送られるという事で良かったです。

2時間のコンサートも無事終了し、中学生たちの一生懸命さで疲れ切った身体をリラ
ックスさせてもらい本当に感謝です。

明日は息子とたっぷり遊んでやりたいと思います


それでは今晩はここまでにします。

おやすみなさい。

親子漫才?

2010-03-23 19:43:27 | 子供の事・子供と防災

こんばんは


今晩はちょっとした小話を

うちの息子も5才になりこの4月から年長さんですが、防災というのを、まだ理解でき
ないまでも少しずつでも教えていますが、火事の時は「火事や!火事や!」と叫びな
がら火事の場所から離れるんやでと教えていました。

とっところが先日ある先生に「○○くんは火事になったらどうするの?」と聞か
れ、すぐさま「お父さんに言う」・・・先生も疑問に感じ、「なんでお父さんに言うの?」と
聞かれ、「お父さん、火消す人やから」・・・と先生も私が消防団員である事が分か
り、さすがに苦笑されてたみたいです

その日、仕事から帰って、その話を聞いた時に「○○、お父さんに言う前に、火事や
って叫んで逃げやって言ったやんか」と言うと、すかさず「だってお父さん火消す人や
んか」と言われ、「そうやなぁ・・・ってちゃうやろ」とその後は改めて逃げる事の
大切さを話しましたが・・・これから時間をかけても教えていきたいと思います

それでは、おやすみなさい。


防災士と災害ボランティア

2010-03-22 19:01:21 | Weblog

こんばんは


桜も咲き始め春ですね。

しかし春先だけではなく季節の変わり目は花粉症に悩まされてる私なので、春は特
に複雑な気分です


今日は防災士とボランティアについて話したいと思います。
はじめに、これはあくまでも私の考え方なのでご了承ください。

私が市の災害ボランティアから新潟県中越沖地震に行った際に「防災士って何の為
にあるの?」って言われ、その時は「災害時の減災と社会の防災力向上のために活
動します。」と答えましたが、すぐに「実際に災害が起きても何もしないの?」と言わ
れました。
その時はまだ支部もなく、確かに防災士の方が目立って活動している姿は見ません
でした。
(実際は本部の方や多くの防災士が現地でボランティアしていますが、私のように防
災士会とは違う団体から行ってる方や個人で行かれてる方が多かったと思います。)


それから私の住んでいる県にも支部ができ、昨年の兵庫県佐用町豪雨災害で支部
として動くのかと思いきや、何もなく結果、市の災害ボランティアから行きました。


防災士の活動原則には、平常時は防災の啓発災害時には被害最小化に向け
た活動。公的支援が十分でない時は近隣・地域・職場の救援活動や被災者支
とあります。
あの時は防災士って何やろ?って私自身が疑問に思いました・・・がすぐに防災士や
ら防災士会とかは関係ないわ!と気持ちを切り替え、ボランティア活動に励みまし
た。

しかし防災ボランティアをされている方は年配の方が多く、私の支部も60才以上の
方が多いです。
正直、災害現場でのボランティアで年配の方々もおられますが、普段あまり運動とか
されない年配の方が急に災害現場でのボランティアと考えると・・・やはり防災士であ
ろうが一般の方であろうが、意思が大事なんだと思えるようになりました。

支部の事務局長からは、これから万が一災害が起きて、ボランティアに行く時は私
以外の方は初めてになる方も多いけど声をかけてほしいと言われました。
今後、災害なんて起きてほしくはないですが、もし自分が住んでいる地域以外で災害
が起きた時は防災士としてだけではなく、一人の人として行動し、同じ意思をもつ人
と共に手助けが必要な方の為にボランティアができればと思います。


それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


移動寺子屋in名古屋

2010-03-15 19:43:02 | 研修・訓練
こんばんは


一昨日は私がブログで度々紹介させていただいている、技術系災害ボランティアの
師と仰いでいるkurosawaさんが名古屋に災害現場実施研修の講師として行かれる
と、kurosawaさんのブログで知り、先週の初めに主催者であるレスキューストックヤ
ード様に参加申し込みさせてもらいました。

実は申し込みをしてから高熱で寝込んでしまうわ、参加当日の早朝にはボケて階段
から足を踏み外し落ちてしまい、肩とお尻を強打し、肩から腕のじん帯を痛めてしま
い参加できるか不安だらけでした

それでもkurosawaさんとお会いしたいのはもちろんでしたが、研修としても是非とも
参加したいと思ったので、当日は痛み止めを飲み、消炎・鎮痛軟膏を塗り、名古屋
に向かいました。
移動中は痛みからか緊張して不安でしたが、到着すると1.17の集いで知り合った
kurosawaさんの同志でもあるOさんに久々に会え、懐かしさのあまり嬉しくて、いつの
間にか痛みを忘れてました


災害現場シュミレーション実施研修~生き残った者同士が助け合うしかない~



研修では講師であるkurosawasんより上記の写真のように倒壊家屋に閉じ込められ
たり、柱などに挟まれた人をジャッキや身近にある工具で助け出す方法や注意点を
教えてもらいました。

また建物が全壊した場合は屋根からの進入となりますが、屋根の面はのこぎりの使
用が難しいので、そういった時に役立つのがチェーンソーが効果的だそうです。
実際に一人ひとり実践するのに使い方や注意を受け、まずは木材などの切断を体
験し、シュミレーション研修に移りました。





名古屋の災害ボランティアの方々や消防団の方が率先して訓練されましたが、団結
して要救助者である人形を助け出しました。





また他の資機材(スプレッダー)やチェーンソーの内部構造の説明も受けました。

その後は炊き出しのご飯をいただき、休憩後に名古屋での災害備蓄品のお話を聞
き、午後からは場所を提供していただいた建設会社の方より土のう積みの訓練を受
けました。

これで研修は終了しましたが、最後のあいさつの際にkurosawaさんのご厚意で皆さ
んに紹介していただきました。

1・17の集いでもkurosawaさんの友人で同志でもあられるS岡さんやユーアイアソシ
エーションのA松さん、M岡さん、ボランティアに来られていた皆さん、本当に素晴ら
しい方たちでしたが、今回の研修でも本当に感心させられるほど素晴らしい方ばか
りで、本当にkurosawaさんのに感動しました。

今回、講師として来られていたkurosawaさんに、サポートされていた、のぶさんに日
本財団のSさん、長野から来られたOさん、またレスキューストックヤードの皆さん、
場所を提供していただいた建設会社様、一緒に研修を受けた皆さん、本当に土曜日
はお疲れさまでした。またありがとうございました。
どこかの防災活動の場でお会いできるのを楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。

消防団員の交流と考え方

2010-03-08 21:28:08 | 消防団・自警団 活動

こんばんは


今日は先日の消防団基礎教育で消防学校に行った際に、他市町村の消防団員と
の交流やそれ以外で知り合った消防団の方たちの考え方などについて更新したいと
思います。


少し前の話に戻りますが、ある実技講習に行った際にパートナーになった方と休憩
時などにいろんな話をした際に、私自身が消防団員である事を言ったのですが、こ
こで衝撃的な一言を言われました。

それは「消防団って他人のお金(税金)で飲み食いする集団ですよね。」・・・とその方
自身は私に非難した言い方ではなかったのですが、正直な意見を言われたんだと思
いますが、さすがにショックでしたね。


ここで消防団員との交流に戻りますが、消防学校では同じ部屋になった方達に、火
災現場に行った経験があるか?という質問と各消防団の訓練状況を聞き、最後は
消防団員になった理由を聞きました。


まず火災現場に行った経験は7人中6人で、しかし大火の経験は私ともう1人の計2
人で、訓練も年に数回が多く、最後の消防団員になった理由は親からの引き継ぎや
知り合いに無理やり頼まれたりだとかでした。

別のところで、私の知る年配の消防団員の方は「消防団員は本職の消防官と違い、
プロではないから頑張りすぎてケガや死亡事故につながる事だけは避けないといけ
ない!なんといってもそれぞれ本職があるわけだから・・・」


本当に世間の悪いイメージのような消防団もあり消防団員もいる事を認めなければ
いけないのですが、逆に自分の本職を持ちながら、火災や自然災害あれば夜中でも
駆けつけ住民の生活を守る消防団がいる事も知っておいてください。


先日、私が所属する分団の月に一度の定例会がありました。
そこで4月からの1年間の予定などで話があり、分団長から管轄内での火災はどの
分団より早く到着し消火する!と力強い一言で、私自身は消防団員として本職に支
障がでないように最大限頑張ろうと思いました。


どうか懸命に頑張る消防団員を温かく見守ってください。


それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。