防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

火災出動!

2009-07-28 20:41:20 | 消防団・自警団 活動

こんばんは。


昨晩、21時過ぎに今年5度目の火災出動がありました。

今回はスーパーの従業員更衣室のボヤでしたが、いつもと違ったのは付け火の可能性があるとの事で警察官の方がいつもより多かったです。
その後、事件か事故かは知らされていません。

私たち消防団はボヤという事もあり早々の解散となりましたが、今回も死傷者が出なかったのが何より良かったです。

以前に知人の消防官の方に体験談を聞かせてもらいましたが、やはり火災出動で要救助者の方を救助できず、死者を出してしまった時は何ともいえない気持ちに襲われたと話しておられました。
私は自分から進んで消防団に入り、今年の4月から5件の火災出動を体験し幸いにも死傷者なくきていますが、今後そういった機会に遭遇してしまうかもしれませんが、尊い命を守るためにこれからも消防団活動、防災士活動と頑張っていくつもりです。


都賀川増水事故から1年

今日は兵庫県神戸市灘区の都賀川増水事故から1年経ちました。
日本は地震のみならず水害大国でもあります。
依然、水害に対する危機感が乏しく、逃げるという行為が恥ずかしいと思うのか、川の増水や豪雨の際に低地にいるのにもかかわらず逃げない人が多いです・・・気づいた時には逃げれない状況に追い込まれる可能性もあるので、少しでも豪雨が続けば、川から離れ少しでも高所に逃げるようにしてください。

都賀川で亡くなられた5名の方のご冥福をお祈りします。


今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


市災害ボランティア発足会と防災士県外研修

2009-07-26 19:27:51 | 災害ボランティア活動

こんばんは。


先週7月22日(水)の消防団のAED講習に始まり、1日おいて金曜は市の災害ボランティアの発足会があり、その翌日の土曜は防災士会の県外研修として「人と防災未来センター」と「野島断層記念館」に久々に行ってきましたが、ハードな週でした。

消防団のAED講習は先日ブログ更新しましたが、今日は市の災害ボランティア発足会と防災士研修についてブログ更新したいと思います。


市災害ボランティア発足会

市の災害ボランティアは市の福祉協議会の方3名、市議会議員の方1名、一般市民は私を含めて2名の計6名で2年ほど前から活動はしていましたが、今では人数も15人近くになったので会として本格的に活動しようという事で発足会に至りました。
今回、案内係でなんとか全員の方に参加してもらい、会長の選任、今後の活動などを決め、無事に終えました。

今回の発足会で決まった事ですが、今晩より山口県の土砂災害による災害ボランティア行きが決まりました。
残念ながら仕事の都合上どうしても休めず今回は見送りましたが、被害が大きいみたいなので、第2回も検討中で次回は行くように努力しようと思います。


防災士研修

昨日は私が所属する防災士会の研修として、「人と防災未来センター」と「野島断層記念館」に行ってきました。
今回の研修では見学の要素より、防災士1人1人の意見を語り合い、また消防の方が1人おられますが、本職の立場からみた防災なども聞け有意義な研修となりました。

余談ですが、人と防災未来センターで開館前に偶然にもTVで防災番組や災害時の解説などでもおなじみの河田恵昭先生(人と防災未来センター センター長)にお会いし、防災士会に励ましのお言葉をいただきました。

※今回の写真は野島断層の一部を掘下げ、断層断面の写真です。


今回、山口だけではなく、福岡でも豪雨災害で被害があり、災害に遭われた方々の力になれず、凄く気がかりですが、先発隊の方々が山口から帰られてからいろいろと情報を聞き、2度目は行くように頑張ります。

それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


消防団(応急手当講習)

2009-07-22 23:33:56 | 消防団・自警団 活動

こんばんは。

ただいま帰りました。


今晩は消防団の応急手当講習会で、20時開始で22時半まで消防署でみっちり学んできました。

1度目は防災士資格取得時に消防署で、2度目は赤十字で、今回は3度目という事もあり身体がある程度憶えていたのかスムーズに動けました。

応急手当講習や救命法はある程度シナリオに従って実技をこなしますが、以前に知人の消防士の方が、皆どうしてもシナリオに従おうとして肝心な心配蘇生法や人工呼吸がギクシャクしてしまうと言われて、今回の講習では肝心な部分を集中してやれたのが良かったように思います。

応急手当講習や赤十字救命法の講習を受けると修了書や認定書といったカードがもらえますが、有効期限は3年で、取ってしまうとほったらかしになりがちで、いざ講習でも実践でも使う時になると戸惑いがちになってしまいます。
やはり1度取ったからと安心せず、時間があれば期限内でも受講して訓練してみるのがいいと感じました。

AEDや救命法は一生で一度使うかどうかですが、一生に一度使う場面に出会った時に何もできない後悔だけはしないように、1人でも多くの方が応急手当講習や赤十字救命法を受講してもらえればと思います。


それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。

そういえば皆さんは皆既日食観れましたか?
私の所はちょうど厚い雲に覆われ観れませんでした。。。残念。


山口での土砂災害

2009-07-21 21:18:23 | 防災・減災 知識

記録的豪雨、山口などで6人死亡 8人不明、集落孤立も(共同通信) - goo ニュース


今日、会社の食堂で昼食時にニュースで、山口の土砂災害を知りましたが、同僚と話をしていたので詳しい情報を知らず、家に帰ってから6人の方が亡くなられ、8人に方がいまだに行方不明と知りました。

防災士教本に、日本は梅雨、台風等がもたらす豪雨は世界有数で、国土面積の7割が山地であり、断層が多く複雑な地質のため脆弱な国土とあります。

豪雨のみならず、雨が続いたりしても土砂が水を大量に含むと崩れるという事は山の近くに住んでいなくても頭に入れておいてほしいです。


最後に土砂災害の前兆現象を書いておきます。


土石流

異様な音が聞こえる。
土や木の葉が腐ったような異様な臭いがする。
急に川の流れが濁り、流木が混ざってくる。
雨が降り続いているのに川の水位が下がる。

がけ崩れ

斜面に割れ目が見える。
斜面から水が湧き出るようになる。
湧き出ていた水が濁りだす。
斜面から小石がパラパラ落ちてくる。
斜面にある樹木の根が切れるなどの音がする。

地すべり

斜面に割れ目が見える。
斜面から水が湧き出るようになる。
沢や井戸の水が濁る。
家等の構造物に亀裂が入ったり、樹木や電柱等が傾く。


危険を感じた時は、市町村等の防災情報に注意し、早めの避難を心掛けるようにしてください。

最後に今回土砂災害でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げると共に、いまだに行方不明の方々が無事に見つかるように願っています。


東京マグニチュード8.0

2009-07-15 21:26:50 | Weblog

こんばんは。


日本防災士会推薦の「東京マグニチュード8.0」が関西では関東より1週間遅れての放映で、今晩録画していたのをようやく観れました。

内容はまだまだこれからですし、ネタバレになるのであまり話せませんが、1話目最後の地震のシーンはリアルでしたね。
またフジテレビの滝川クリステルさんが実況の声優をされているので臨場感たっぷりでした。

今後の物語がどう進行するか楽しみですが、こういったアニメを通じて防災意識をもつ方や子供が増えてくれればいいですね。


ホームページはこちらから。


東京マグニチュード8.0

http://www.tokyo-m8.com/


日本各地で毎年、地震の発生確率が高くなっている場所もあり、いつ大地震が起きてもおかしくない状況です。
防災活動ができないという方も、せめて自分の生活内だけでも自分自身や家族の命を守る術だけは考えるようにしてください。


今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


29日目(はるかのひまわり成長日記)

2009-07-14 19:25:57 | はるかのひまわり
こんばんは。


ひさびさのはるかのひまわりの成長日記を更新します






種植えから29日目の写真ですが大きさが28㎝にもなりました
花が咲くにはまだまだですが、1日1日成長する姿を観ているだけで元気がもらえます。



またもう1種類の「東京発 勇気と希望の花“ひまわり”」の方はさらに大きく44㎝にもなっています。






うちは南向きに大きな建物等が一切なく大きくひらけているので、陽がよく当たり今後の成長が楽しみです


花が咲き皆に元気を与え、はるかのひまわりの存在を皆が知り、防災につながっていけばいいなと願っています。


それでは今晩はこのあたりで終わります。


少し早いですが、おやすみなさい

献花(大阪市此花区放火事件)

2009-07-11 22:11:22 | Weblog

こんばんは。


7月5日(日)午後4時15分ごろ、大阪市此花区四貫島の雑居ビル1階のパチンコ店が出火し4人の方が亡くなられた痛ましい放火事件がありました。

大阪市此花区はUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がある場所であると共に私の実家があった場所で、小さい頃から今回の放火事件のあったパチンコ屋付近の商店街やプラモデル屋などよく行っていたので、パチンコ屋も名前こそ変わっているもののパチンコ屋自体は変わっていないので、馴染みの場所でした。

今回、亡くなられた方に知り合いがいてた訳ではなかったのですが、志半ばで悪質な事件に巻き込まれ命を落とされ、さぞかし怖かったでしょうし、無念だったかと思うと悲しくなりました。
せめて手を合わせ献花をしたいと思っていましたが、なかなか時間がとれず、今日はたまたま大阪市内に仕事で出る事になり、少し離れていましたが強引に献花と手を合わせに行ってきました。

現場を見た時は本当に胸が締め付けられる思いでした。

今回、事件現場の写真を載せるのにかなり悩みましたが、今回のような悲惨な事件を知り防犯・防災につながる事を強く願い載せる事にしました。

亡くなられた方や遺族の方には心からお悔やみを申し上げたいと思います。


合掌。


短時間豪雨と都市水害

2009-07-05 21:35:35 | 防災・減災 知識

こんばんは。


今月に入って活発な梅雨前線と低気圧の影響で九州北部や中国地方を中心に大雨となり各地でも水の被害があったみたいです。
私の住んでいる地域も消防無線で消防団の出動こそありませんでしたが、消防の方たちの出動は何件かありました。

梅雨時期でたまたまタイミングがあったのか、昨日は京都市市民防災センターで災害に強いまちづくり講座「短時間豪雨と都市水害」があり参加してきました。
講師は京都大学防災研究所教授の戸田圭一先生でした。

講座の内容としては、近年の都市水害の事例から都市水害発生のメカニズム、都市水害の危険性に対策と講座が進みました。


都市水害のメカニズム


「外水氾濫」
流域に降った雨が河川に集まり、洪水となって流下し、そして氾濫する事象。
また自分の住んでいる街に大雨が降っていなくても、上流部の山あいでの激しい雨で洪水が発生し、都市域の下流部で河川の水位が急上昇し、場合によっては溢れることもあるみたいで、2008年夏の金沢での水害はこの典型みたいです。
「内水氾濫」都市部で、短時間でも雨が降れば、下水道で降った雨を処理しきれなくて氾濫が生じ、都市部の低平地でよく起きる。


都市水害の危険性

地下室、地下駐車場といった地下空間や高架下などのアンダーパス(窪地)は浸水時に危険が潜む場所で、氾濫水が地下空間に流入すると、地下室の場合は面積が小さいので急激に水深が上昇するので、避難が重要となりますが、地上への逃げ口は階段が主で、流れ落ちてくる流水に逆らって避難するのは大変な困難です。
また地下室にいる時やアンダーパス(窪地)で車中に閉じ込められた時に浸水による水圧で脱出不可能になるといった危険性はどの街にも存在し、大雨時には十分すぎるくらいの注意が必要です。


都市水害の対応策

今回の講座では個人対応の対策の話がなく、行政のハード的対策とソフト的対策の話だったので、個人として役立つ事のみ書かせてもらいます。

まず外水氾濫と内水氾濫を想定した「都市水害ハザードマップ」を作成もしくは、市町村などのホームページですでにあるものをダウンロードし、そこに地下空間やアンダーパス(窪地)の浸水による危険性を明示しておき、自ら住む地域の氾濫危険箇所ならびに避難を含めた対処法を考えておくといいかと思います。

さらに先生は住民への防災教育が大切だと言われていました。


近年、大都市部ではゲリラ豪雨とよばれるような、予測が極めて困難な短時間豪雨も発生するようになり、自然災害の危険性が増えてきています。
短時間豪雨災害の場合は早めの避難がなによりの防災・減災だと思います。
これからまだまだ短時間豪雨災害の危険性は多いと思うので、雨量が多いと思えば早めの避難を心掛けてください。

それでは今晩はこのあたりで終わります。


おやすみなさい。


※今回の写真は2年前に私の住んでいる市の河川の堤防決壊の写真です。