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アカショウマ・1~花

 ユキノシタ科アカショウマ属の「アカショウマ(赤升麻)」。ここは中山地区の農道だが、去年、ここで花後の株を見ていたので、今年の開花を楽しみにしていた。去年は1株だけだど思っていたが、何と道端に10数株が生えている。今年は春が早く花も既に終わり掛けだったが何とか間に合った。純白の花なのに“赤升麻”とはいささか奇異な感じだが、花の様子がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていて根茎が赤みを帯びることから名付けられている。
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タツナミソウ・2~茎

 シソ科タツナミソウ属の「タツナミソウ(立浪草)」。この界隈では緑地や林縁などで見ることができる。オカタツナミソウと良く似ているが、その違いのポイントのひとつが茎に密生する毛。オカタツナミソウの毛は下向きに生えるのに対して、タツナミソウの毛は横向きになる。
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北軽井沢番外編・15~カラマツ

 マツ科カラマツ属の「カラマツ(唐松・落葉松)」。日本の固有種で主に本州の高山帯から亜高山帯に分布している。“落葉松”の名の通り、日本の針葉樹の中では唯一落葉する。また“唐松”は中国産ということではなく、中国の絵(唐絵)に描かれる松に似ているという意味のようだ。写真は雌花序の様子で、すぐ下に花粉を出し終えた雄花序も見える。また後方には去年の果実が写っている。

『落葉松』
作詞:野上彰 作曲:小林秀雄 昭和47年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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北軽井沢番外編・14~チョウセンゴミシ雌花

 雄花のすぐそばに咲いていた「チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)」の雌花。マツブサ科マツブサ属のつる性落葉木本で雌雄異株。結実すると果実は赤く熟していく。この熟した果実を日干ししてできるものが生薬の“五味子(ごみし)”で、滋養強壮や鎮咳の薬効がある。この株はまだ若い株なので果実が稔るかどうかはわからないが、楽しみがひとつ出来た。
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ムギセンノウ

 まるで秋のコスモスのように風に揺られて気持ち良さそうな「ムギセンノウ(麦仙翁)」。ナデシコ科ムギセンノウ属の多年草でヨーロッパ原産。日本には明治時代に観賞用として渡来した。センノウ(仙翁)は京都・嵯峨野の仙翁寺に多く咲いていたことから名付けられているが、ムギセンノウは花がセンノウに似て葉がムギのように細いという意味。「アグロステンマ(Agrostemma)」の名前で流通しているが「ムギナデシコ(麦撫子)」とも呼ばれている。
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