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北軽井沢番外編・17~ヒカリゴケ

 “鬼押出し園”の溶岩の穴で見られる「ヒカリゴケ(光苔)」。ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属の原始的なコケ植物で1科1属1種の貴重な存在。名前の通り暗い穴の中で光っているように見える。実はヒカリゴケ自身が発光するのではなく、洞窟内に入るわずかな光をレンズ状の細胞の原糸体という部分で反射して黄緑色に輝いて見える。長野県佐久市の岩村田は、明治43年(1910年)、当時の中学生が“光る土”として学校へ届けたことがきっかけで、日本で初めてのヒカリゴケ発見の地となった。
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北軽井沢番外編・16~オオヤマフスマ

 山小屋の庭に咲く「オオヤマフスマ(大山衾)」。ナデシコ科オオヤマフスマ属の多年草で、草丈は10~15センチ。花径は1センチほどで雄蕊は10本ある。3年前にも見ていた花だが、ここに咲くことをすっかり忘れていた。
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アカショウマ・1~花

 ユキノシタ科アカショウマ属の「アカショウマ(赤升麻)」。ここは中山地区の農道だが、去年、ここで花後の株を見ていたので、今年の開花を楽しみにしていた。去年は1株だけだど思っていたが、何と道端に10数株が生えている。今年は春が早く花も既に終わり掛けだったが何とか間に合った。純白の花なのに“赤升麻”とはいささか奇異な感じだが、花の様子がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていて根茎が赤みを帯びることから名付けられている。
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タツナミソウ・2~茎

 シソ科タツナミソウ属の「タツナミソウ(立浪草)」。この界隈では緑地や林縁などで見ることができる。オカタツナミソウと良く似ているが、その違いのポイントのひとつが茎に密生する毛。オカタツナミソウの毛は下向きに生えるのに対して、タツナミソウの毛は横向きになる。
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