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軽井沢番外編・8~アスナロ

 ヒノキ科アスナロ属の「アスナロ(翌檜・明日檜)」。日本固有種で、北海道南部から九州までの山地に生育する常緑高木。高さは10メートル以上で大きいものは30メートルにもなるようだ。写真はアスナロの葉の裏だが白い気孔帯が良く目立つ。
 アスナロと言えば、子供の頃に読んだ井上靖の『あすなろ物語』を思い出す。内容は全く覚えていないが、ヒノキに似ているアスナロが、ヒノキにはなれないが、“明日はヒノキになろう、明日はヒノキになろう”と頑張って生きるという逸話に倣い、主人公が成長していくという話だったと記憶している。
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北軽井沢番外編・7~ツガザクラ

 ツツジ科ツガザクラ属の「ツガザクラ(栂桜)」。日本固有種で高山の岩場などに生育する。細い葉の様子が、針葉樹のツガ(栂)に似ていることから名付けられている。背丈は10~40センチの常緑小低木で花の長さは5~6ミリ。
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サラサドウダン・1~上柚木

 ツツジ科ドウダンツツジ属の「サラサドウダン(更紗満天星)」。釣鐘状の花の長さは1センチほどで、同じ仲間のドウダンツツジの花先がおちょぼ口のようになるのに対して、サラサドウダンの花弁の先端はまっすぐになっている。更紗とはインドが発祥で、布にいろいろな文様で染めたものをいうが、白い花に紅色の筋が入ったさまを、更紗の文様に見立てて名付けられている。これは上柚木の遊歩道脇のもの。
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ヒメユズリハ・4~蕾

 首都大学東京キャンパスに植栽されている「ヒメユズリハ(姫譲葉)」。ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。雌雄異株で写真は雄花の蕾の様子。このあと葯が開いて花粉を出す。ヒメユズリハはユズリハと良く似ているが、若葉の時期を除けば、ユズリハの葉序がダラリと垂れ下がるのに対して、ヒメユズリハの葉序は水平か少し上向きになる。
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