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カツラ・5~新緑

 ♪♪昔恋しい銀座の柳~(東京行進曲)や、♪♪一丁目の柳がため息ついて~(たそがれの銀座)など、銀座と言えば柳並木が思い浮かぶが、電線地中化工事などに伴い、上空をスッキリさせるという意図で、柳は姿を消し低木のシャリンバイなどが植えられてきた。一方で買い物客らからは『夏にひと休みする日陰が無い』と言った意見が寄せられ、地元の商業関係者を中心に改めて植樹が検討されてきた。柳並木復活を望む声があったが、今の銀座には川が無く、水を好む柳の育成は困難との結論になり、代わりに「カツラ(桂)」が選ばれた。カツラは春の新緑や秋の黄葉が美しく、葉の形もハート形で可愛い。カツラが植樹されるのは、中央通りの銀座1~8丁目の約1キロで、今年度末までに合計139本が植えられる予定のようだ。これからは1丁目のカツラはため息をつかないで、増える観光客に優しく囁いて欲しい。カツラはカツラ科カツラ属の落葉高木。
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ヤマナラシ

 蓮生寺公園の遊歩道を歩いていて地面に落ちていた果実。これはヤナギの仲間で綿毛が飛んだあとの果実だと思って見上げると、10メートルほどに石垣の上に雑木林がある。その中のどれかの樹だろうが高過ぎて良くわからない。その石垣をボルダリングのように登るわけにもいかず、また反対側から石垣の上に行ったとしても、崖の上には手摺も無くそんな危険なことはできない。とりあえず写真だけ撮って調べた結果、バッコヤナギの可能性もあるが、一応「ヤマナラシ(山鳴らし)」の果実ではないかと結論付けた。ヤマナラシはヤナギ科ヤマナラシ属(←ハコヤナギ属)の落葉高木で、日当たりの良い山地に生育する。この界隈では、以前、“よこやまの道”“小山内裏公園”で見たことがあったが、花後までは観察できていなかった。
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