元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ナギイカダ・2~開花
キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。先日、蕾を確認していたが、葉のように見える葉状枝の上に直径4~5ミリを花を咲かせた。外花被片は楕円形で3枚あり、内花被片は細く3枚ある。雌雄異株で雄花には雄蕊が3本筒状に付き、雌花には雌蕊が1本ある。と言っても肉眼ではどちらか見分けるのは難しい。ナギイカダの花の付き方はハナイカダと良く似ていることから名付けられているが、植物学的には全く形態が異なる。ハナイカダでは花柄が葉柄と葉身の中央脈に合着、つまり葉の上だが、ナギイカダの花柄は葉ではなく枝の上になる。退化した本来の葉は小さい鱗片状で葉状枝の根元にあり葉状枝が成長すると枯れ落ちる。
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