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ナギイカダ・2~開花

 キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。先日、蕾を確認していたが、葉のように見える葉状枝の上に直径4~5ミリを花を咲かせた。外花被片は楕円形で3枚あり、内花被片は細く3枚ある。雌雄異株で雄花には雄蕊が3本筒状に付き、雌花には雌蕊が1本ある。と言っても肉眼ではどちらか見分けるのは難しい。ナギイカダの花の付き方はハナイカダと良く似ていることから名付けられているが、植物学的には全く形態が異なる。ハナイカダでは花柄が葉柄と葉身の中央脈に合着、つまり葉の上だが、ナギイカダの花柄は葉ではなく枝の上になる。退化した本来の葉は小さい鱗片状で葉状枝の根元にあり葉状枝が成長すると枯れ落ちる。
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ハナイカダ・7~冬芽と葉痕

 東京は昨夜から北風が強く今朝はずいぶん冷え込んだ。観測地点ではやっと初氷が張り、“最も遅い記録”の2016年1月16日を大幅に更新した。平年よりも51日遅く、昨年よりも37日遅かったとのことだ。
 写真は「ハナイカダ(花筏)」の冬芽と葉痕。いつもは奇妙な花果実を撮っているので、こちらも観察しておこう。頂芽は赤褐色で長さ5~6ミリ。側芽は1~2ミリと小さい。葉痕は半円形で維管束痕は大きく1個見える。ハナイカダはハナイカダ科(←ミズキ科)ハナイカダ属の落葉低木で雌雄異株。
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