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マツカゼソウ・4~殻

 長沼公園“ひよどり沢”に生育する「マツカゼソウ(松風草)」。ミカン科マツカゼソウ属の多年草で夏に白い小さな花を咲かせ秋に果実を稔らせる。果実は4分果でひとつの大きさは長さ2~3ミリ。写真は種子を全部出したあとの殻で、大きさはずいぶん異なるがその形は同科のコクサギの果実に良く似ている。
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ジャケツイバラ・2~冬芽

 長池公園“尾根幹線口”付近に数年前に植栽された「ジャケツイバラ(蛇結茨)」の幼木。マメ科ジャケツイバラ属のつる性落葉木本で、本州以南の山野に生育する。鋭いトゲのある蔓を伸ばし、その様子をヘビがとぐろを巻いて絡み合っている様子に見立てて名付けられている。5~6月に長さ30センチほどの総状花序を付け鮮やかな黄色い花を咲かせる。写真は冬芽の様子で背比べのように5~6個並んでいるが、中央の一番大きいのが主芽。その右側のものは予備芽で主芽が折れたり野鳥に食べられたりすると変わって主芽になるが、今の主芽がきちんと成長すると次第に消滅していく。
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コモチシダ・1~長池公園

 長池公園外周の道路脇に生育している「コモチシダ(子持ち羊歯)」。シシガシラ科コモチシダ属の常緑性シダ植物で、大きく成長した葉に無性芽を付けることがあることから名付けられている。当地の専門家によるとコモチシダは暖地性で八王子では珍しいとのことだ。ソーラス(胞子嚢群)は裂片の中肋に並んでいるが葉の表面からもその様子が良くわかる。無性芽はいつもあるわけではなく、初夏に形成するので、その頃に忘れずに観察しよう。
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