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セイヨウボダイジュ

 シナノキ科シナノキ属の「セイヨウボダイジュ(西洋菩提樹)」。 “菩提” の名は、お釈迦様がこの樹の下で悟りを開いたと言われたことから名付けられているが、お釈迦様が座られたのはクワ科のインドボダイジュ(印度菩提樹)の下で、この樹ではない。仏教がインドから伝わった中国では、耐寒性の弱いインドボダイジュが無く、葉の様子が似ているシナノキ科の樹に “菩提樹” の名を付けたと言われている。
 ここは鑓水公園の広場前で、この樹はドイツ・デュッセルドルフ市から日独の友好を願って平成10年に八王子市に贈られたもの。案内板には “ドイツボダイジュ” という名が示されている。実はその5年前に、日本からドイツに桜の苗木が贈られてデュッセルドルフ市のライン川沿いの植樹された。その返礼として独日文化交流育英会を通じて、八王子市に菩提樹の苗木が贈られたという経緯がある。八王子市内には、市役所前、駅前の商業ビル前、八王子市商工会議所前などにも同じ “ドイツボダイジュ” が植えられている。
 セイヨウボダイジュは、「セイヨウシナノキ(西洋科の木)」や「リンデンバウム(Lindenbaum)」とも呼ばれている。

『リンデンバウムの歌』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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タイサンボク・1~花

 別所1丁目の歩道に植えられている「タイサンボク(泰山木・大山木)」。モクレン科モクレン属の常緑高木で、ホオノキと同じような大きな花を咲かせる。 “泰山” の名前からは中国のイメージを持ってしまうが、これは北米中南部原産で、ミシシッピ州やルイジアナ州では、州の花に指定されている。大きな盃のようにも見えることから “大盃木(たいはいぼく)” と呼ばれており、それが転訛したとも言われている。

『Louisiana Mama(ルイジアナ・ママ)』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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