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モウズイカ・2~草刈り

 別所やまざくら公園東端の京王相模原線高架下斜面に、毎年顔を出す「モウズイカ(毛蘂花)」。ゴマノハグサ科モウズイカ属の二年草で北米やヨーロッパ原産。日本には観賞用として明治時代に入ってきた。同じ仲間のビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)は高さが2メートルにもなるが、これはせいぜい70~80センチほど。この斜面ではこの時期にいつも10株ほど見られるが、数日前に草刈りが行われたようで、姿が全く見えない。写真のものは斜面の土の上ではなく、さらに線路近くまで登ったコンクリートの隙間に生えていたため、災難を免れた。
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カニクサ

 この蔓でカニを釣ったという「カニクサ(蟹草)」。カニクサ科(←フサシダ科)カニクサ属のシダ植物で、蔓が巻き付くのはシダ類では珍しいようだ。この蔓は茎ではなく一枚の葉の主軸で、葉のように見えるものは主軸から出る葉片(羽片)。本来の茎は地下にあるらしい。
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ムクロジ・3~雄花

 高い枝に咲く小さな花は木に登らないと見られないので、落ちたものを観察してみよう。「ムクロジ(無患子)」は雌雄同株で、花序に雄花と雌花が両方付く。雌花はそのまま花序に残るが、花粉を出し終えた雄花は落花する。今の時期はムクロジの樹の下で雄花が見ることができる。雄花の大きさは直径4~5ミリで、雄蕊は8~10本。写真の左上にあるのは、昨年の果実で、この中に羽根衝きの玉になる黒い種子がある。
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