ナギナタコウジュ・1~名前

 小山内裏公園の階段脇で見つけたシソ科の「ナギナタコウジュ(薙刀香薷)」。いい香りがするらしいがそれを知ったのは家に帰ってからで、残念ながら香りを確かめられなかった。片側に花が付くのを薙刀に見立てた命名でなかなか良い名前。付けられたほうも気分が良く、ますます反り返っている。名前についてはしつこいようだが、近くでヘクソカズラがいじけてますます実の色をくすませてていた。
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ヌルデ・4~紅葉

 「ヌルデ(白膠木・塗手)」が “紅葉” ならぬ “白葉” していたのでいささか心配していたが、それは杞憂でやはりきちんと紅葉し始めた。この樹だけではないけれど、今年になって初めて覚えた樹だからどうもその生態が気になる。白くなっては驚き、赤くなっては喜び、見られるほうもなかなか落ち着かないだろう。ここは上柚木陸上競技場の近く。今日は陸上競技大会でもあるらしく、多くの高校生が集まってきている。樹の写真を撮ってふと気が付くと周りは若い衆ばかりでちょっと場違いな雰囲気。鋭気をもらって少しランニングでもするか。
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ヤブラン・3~黒実

 一ヶ月前は緑色だった「ヤブラン(藪蘭)」の実が、今日は黒真珠のような輝きを見せていた。実の大きさも一回り大きくなったような気がする。夏に藪の中で初めてヤブランを見つけた時は、そのひっそりと咲く姿に感激したもの。その後あちこちで見かけてやや飽きた感もあったが、こういう変化を見せてくれるとなかなか楽しい花。この次の変化もまた期待してしまう。
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カツラ・2~紅葉

 南大沢駅から大田平橋へ向かう道が鮮やかな「カツラ(桂)」並木。この道は去年までは何度も通りながら何の想いもなかったが、今年はずっと紅葉を楽しみにしていた。カツラのハート型の葉は何故か気持ちをほんのりさせてくれるので気に入っているひとつ。今日歩いて見ると紅葉は始まったばかりでまだまだ淡い赤色。南大沢のカツラ並木はもうひとつ柏木小学校脇の道にもある。そちらの紅葉も気になるところ。
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ウメモドキ・2~晩秋

 この前の蓮生寺で撮ったピンボケの赤い実はやはり「ウメモドキ(梅擬)」だった。ウメモドキの特徴をしっかり頭に入れてしまうと、あちこちにあるウメモドキを自信を持って判断できる。この樹は上柚木公園付近で見つけたもの。葉が落ちた姿が何とも美しい。ウメモドキは葉が散ったあとも赤い実が長い間残っているらしい。きっと鬼平こと長谷川平蔵がウメモドキの実を見て1年を振り返ったのは、もう少し先の初冬の頃だろう。まだ1年を振り返るにはちと早い。
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ニシキギ・2~紅葉

 「ニシキギ(錦木)」があちらこちらで紅葉し始めた。雑木林の中でも今一番目立つ樹だ。ひところに比べれば少なくなったが、ニシキギ一筋のキバラヘリカメムシがやっぱりいた。カミサンは家の洗濯物につく地味な色のカメムシに悲鳴をあげたが、このキバラヘリカメムシが洗濯物に付いていたら、悲鳴だけでは済みそうもない。派手な色の昆虫は写真写りはいいが、苦手な人にはたまらない色のようだ。 あれ?何の話だっけ。そう、虫の話ではなくニシキギの紅葉の話。本当に良い色をしている。
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庭の昆虫~カメムシ

 庭の落ち葉を掃除していて見つけたカメムシ。カメムシもいろいろ種類が多いが面倒くさいので全部カメムシに統一。いやキバラヘリカメムシはきちんと名前を見つけてあげたっけ。このカメムシは、うちのカミサンにすこぶる評判が悪い。時々洗濯物に潜んでいて、それを知らずに取り込み、数分後に、『ギャー!!』 と悲鳴。『リーンリーン。』 とでも鳴けば可愛げもあるのだが、見た目も悪く残念ながらかばいようがない。
 ところで、今日庭の片隅にギガンチウムとクロッカスそれに黄花カタクリの球根を植えた。ギガンチウムとクロッカスは去年も植えたが黄花カタクリは初めて。本当は自生のカタクリを見たいのだが、来春探せなかった時のためのすべり止め。
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