モミジバフウ・1~実

 「モミジバフウ(紅葉葉楓)」の紅葉は首都大学では11月の学園祭の時期が見頃。キャンパス北側のモミジバフウ並木の紅葉は圧巻。図鑑でモミジバフウの実の写真を見つけたので、実際に確かめに行くと、20~30本のうち3~4本の樹で実を確認できた。しかしここのモミジバフウはみんな高木で撮影に一苦労。
 モミジバフウの “楓” という字を “カエデ” と読みたいが、モミジバフウはマンサク科でカエデ科ではない。ややこしい。あまり 『フウ、フウ。』 と考えていたものだから、頭の中でフウの響きが消えなくなった。そんな時にテレビでお笑い芸人がタイミング良く 『フォー!!』
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トウカエデ・1~翼果

 「トウカエデ(唐楓)」は葉の形が可愛らしい。黄葉を楽しみにしているのだが、よく見ると翼果をぶら下げている。同じカエデ科のイロハモミジと同じようにこの翼果でヘリコプターのように種子を飛ばす。トウカエデはここ首都大学キャンパスや富士見台公園のほか、堀之内付近では街路樹にもなっている。葉の可愛らしさとは反対に樹皮はガサガサで何ともアンバランスな感じ。
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散歩道の昆虫~キバラヘリカメムシ

 ニシキギの葉にしがみついていたキバラヘリカメムシの幼虫。色は鮮やかで、一匹だけなら可愛らしいのだが、こうゴチャゴチャいるとあまりお友達にはなりたくない虫。ニシキギ科ひとすじに生きている一途な性格。そこまで想い込まれるとニシキギも嫌がるわけにはいかない。
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ヌルデ・2~実

 この「ヌルデ(白膠木)」の実は首都大学遊歩道で見つけたもの。葉の中軸に翼があるのがウルシとの違い。確かに写真の左上のほうの茎に翼がある。果実の表面の白い粉を舐めると塩辛い味がするらしい。そこで別名は「シオノキ」「シオカラノキ」「ショッペノキ」と面白い。かぶれないとはいえウルシ科の樹なので触るのには気が引ける。まして舐めるなどとんでもない。ところが野鳥はこの実が大好きのようだ。野鳥にも辛党がいる。
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ヌルデ・1~白い葉

 富士見台公園でひときわ白っぽく目立っていたのは「ヌルデ(白膠木)」の樹。その一角だけ異様な雰囲気。幽霊の青白い顔が浮かんできそう。葉にできる虫こぶを五倍子(フシ)と言ってお歯黒に使っていたことはキブシを見つけた時に知った。キブシはキブシ科だがヌルデはウルシ科ウルシ属。ウルシと言えば、子供の頃、野山を走り回って顔が腫れあがった経験がある。犯人はウルシだったかどうか。このヌルデはかぶれるような心配はないらしい。
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カラスウリ・2~縞模様

 「カラスウリ(烏瓜)」のレースのようなきれいな花が、あっという間に無くなってしまって残念な思いをしていたが、その跡に、縞模様のある5~6センチのラグビーボールのような実を見つけて大喜び。この首都大学のフェンスに絡んでいる実は3つでこのあと赤く色づくのがまた楽しみ。ところでカラスが好んで食べるには少し小さすぎるし、スズメウリと改名したらスズメには食べきれない。と思っていたらスズメウリはすでに存在していた。やはり名前はカラスウリしか無さそうだ。
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シャリンバイ・2~実

 枝先の葉が車軸のように輪生状につくので「シャリンバイ(車輪梅)」。モッコクとよく似ているので別名は「花木斛(ハナモッコク)」。最近はようやく葉の色艶でモッコクとの区別は分かるようになったが、実の様子を見るとさらに区別しやすい。
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ニシキギ・1~実

 「ニシキギ(錦木)」の実も期待していた一つ。もっと紅葉してから実も赤くなるのだと思っていたら、まだ葉は青々している。マユミ、ツリバナと合わせてニシキギ科3点セットの完成。ところで上のほうからご馳走の実を狙っているのはキバラヘリカメムシの成虫。
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ユウガギク

 首都大学遊歩道で見つけた花。この手の花は去年までの知識ではすべてマーガレット。もう少し小さいのはヒメジョオン。この2つの名前ですべて片付けていた。ところが植物観察を始めてからはそれでは済まない。写真を撮って図鑑と見比べ、「ユウガギク(柚香菊)」ではないかとの結論。同じような花がたくさんありこれはどうも自信がない。ユウガは “優雅” と思ったが “柚香” ということで、柚子の香りの意味。あとから名前が分かったのでその場で柚子の香りがするかどうかは確認できなかった。
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ガマズミ・2~実

 真っ赤に色づいた「ガマズミ(莢迷・鎌酸実)」の実。ガマズミの名前は響きがユニーク。その由来については諸説あるようだ。ガマは “鎌” “亀” “神” が有力で、スミは “染” で、染料として使われたらしい。音からは蛙のガマを想像させるが、この鮮やかな実とは全く結びつかない。
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