マユミ・1~庭

 鉢植えの「マユミ(檀・真弓)」の実が色づいてきた。今年は去年に比べて実の数が少ないのが気になるが、可愛らしさはいつも通り。この実の呼び名も様々で、 “玉手箱” や “猿の重箱” というのを見つけたが、何となくおばあちゃんの信玄袋にも見える。マユミの字の “真弓” は女の子の名前ではなくて、弓のこと。枝に弾力があり弓に適しているらしい。漢字一字では “檀”。 辞書を見ると、“檀” の意味に、センダン(栴檀)やビャクダン(白檀)などの香木の総称という記述があるが、栴檀や白檀はビャクダン科でマユミはニシキギ科。 “檀那” や “檀家” など仏教用語に繋がるが、梵語の “dana” の音訳字で施主の意味とのこと。
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コブシ・3~オレンジ色

 「コブシ(辛夷)」の種子は赤いものばかりだと思っていたら、オレンジ色のものもあった。食べて見たらどんな味がするのだろうか。グロテスクではあるが、怖いもの見たさというか、これだけあちこちで実をぶら下げていると気になるところ。野山を駆け回っていた子供の頃は、色々な果実を口にした記憶がある。ザクロやイチジクや渋柿の味を知ったのもその時。我が家の息子たちに経験させてやれなかったのが残念。
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ヤブラン・2~実

 「ヤブラン(藪蘭)」の実を大栗川大田橋付近で見つけた。こんなふうに実をつけると思っていなかったので、ヘクソカズラがヤブランに絡みついているのではと思ったほど。調べてみるとこの実は黒紫色に熟すらしい。夏に藪の中でひっそりと咲くヤブランを初めて見つけた時は、“貴重な写真” だと思ったのだが、その後あちこちにあるのが分かってややがっかり。公園の植え込みなどにも多く、藪の中とは違ってしっかりとその陣地を確保している。またこれから実の変化を見せてくれそうなので注目しておこう。ランの名前は葉の形がランに似ているためで、本当はユリ科。
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アキノノゲシ・1~名前

 首都大学生物学科実験圃場付近の急坂に咲いていた「アキノノゲシ(秋野芥子・秋の野罌粟)」。キク科は種類が多くて写真と図鑑の比較が必須。この花はほとんどヤマジノギクに決まりかけていた。ハキダメギクだのボロギクなどに比べれば、『山路野菊というのは何と風流な名前だろう。』 と気に入っていたのだが、これが早とちりでアキノノゲシが正解のようだ。アキノノゲシも “秋の野芥子” などと書くとこれもなかなか風流。気のせいか色合いも上品に思える。アキノボロゲシなどと付けられなくて良かった。
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富士山ビュー・2~上柚木公園

 春から夏の間は富士山を見ることはできないが、秋になって空気が澄んでくるとまた富士山が見える。上柚木公園の中に展望広場からうっすらと見えた富士山。先日山頂付近で冠雪があったようだがまだ冬のようにはっきりとは見えない。ニュータウンのマンションや競技場の照明塔が少し邪魔。ということはあのマンションからの眺望は良いはず。都心からも高層ビルなどで見えにくくなったが、期待していなかった所で、思いがけず富士山を見つけるとうれしいもの。
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