犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ブラジル土産

2008-08-28 00:04:49 | その他諸国便り
 ブラジルはダイヤモンド以外のあらゆる宝石が採れるという鉱物大国だそうです。お土産物屋さんに行くと,たくさんの宝石が並んでいます。特にアクアマリンが有名ということで,店の人から熱心に勧められました。

 ここでホイホイ買っては,カモにされるのが目に見えている。昔,スリランカでもカモにされた苦い思い出があるので,慎重になります。第一,そのつもりもなかったのに衝動買いするには高すぎる。

 それで,「宝」抜きの「」にしました。

 ピンク,赤,緑,黄色…。大理石なんでしょうかね,色とりどりの石を使ったアクセサリー,各種工芸品がたくさんあります。

 石だけでも売っていて,大きさや柄によって値段もピンキリ。粒を揃えた石の詰め合わせもあり,500グラム,1キロ,2キロ単位で袋詰めにしてある。重いのも嫌なので,500グラムを買いました。1000円ぐらいだから手頃です。

 それ以外のお土産で人気なのは,ブラジルの国旗や地図をあしらったグッズ。ブラジルナショナルチームのサッカーユニホームもあります。ただ,正式なものは1万円以上で手が出ない。路上で売っている安物は,一回洗濯するとヨレヨレになるという代物だそうで,買う気がしません。

 結局,ブラジル国旗の入ったショットグラスを一つだけ買いました。

 家に買って帰って好評だったのがコーヒー。といっても,お土産に買ったわけではなく,サービスアパートで飲んでいた豆が余ったので持ち帰ったものですが。ブラジルで飲んでいたときはそれほど感じませんでしたが,日本に帰って,いつも家で飲んでいるコーヒーと比較すると確かに香ばしい。出張に同行した日系ブラジル人の,「日本のコーヒーなんてまずくて飲めない」という言葉を思い出しました。もっと買ってくればよかったと思います。

 ただ,ブラジルでは普通,コーヒーにたっぷり砂糖を入れる。それをお猪口のようなサイズのデミタスカップで一気に飲む。あるいは,熱い牛乳と半々にしてカフェオレにする。いわゆる「クリーム」はないようです。

 不思議なのは,アイスコーヒーが存在しないこと(最近缶コーヒーが売りだされたという噂も聞きましたが)。

 砂糖をふんだんに使うのは,サトウキビの産地だからでしょうか。サトウキビから作った酒のカシャーサにも砂糖を入れて飲む人が多いようです。

 台湾に行ったとき,紹興酒に砂糖やレモンを入れるのは,お酒の質が悪いからだ。いい酒はそのまま飲むのがよい,という話を聞きました。それはカシャーサにもあてはまるようです。

 カシャーサは,スーパーで売っていた安物を買って持ち帰ったのですが,「ブラジル最後の夜」に逸品をたくさんいただいた今となっては,飲む気がしません。

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2 コメント

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コーヒー (スンドゥプ)
2008-08-28 08:54:50
韓国のコーヒーはまずかったので、日本のは美味いと思っていた。
ブラジルのコーヒーがそんなに美味しいなら是非飲んでみたいですね。
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そのかわり (犬鍋)
2008-08-30 15:59:33
ワインは今一つでした。
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