運動に腰が大切なのはよく知られるところ。
ただ、どう使うかまで考えると、腰の使い方はとても難しい、というお話。
今日のSコーチ練習は、氏の都合もありやり投げのみ。
代々木公園噴水近くの、落ち葉絨毯敷き詰められた木陰で、人に行き来を縫いながら、
ヤリもどき”ターボジャブ”を30分、50回近くは投げました。
ヤリを投げるための腰の要点は、”反って放つ”。
長くてそれなりに重さもあるヤリは、まっすぐ加速を与えるためには、
腕の振りだけではおいつきません。腕だけなら腰を回転させて、手首で方向を
コントロールもできるのですが、ヤリで同じことをやるとスピードとパワーが落ちて
しまうのです。
ですから、足先から頭頂部までを弓に見立て、腰を真ん中に大きく反る。
これで矢を引いた姿勢になり、そこから全身を返す動きに持ち込むために、
曲げた膝を伸ばすアクションできっかけを作り、腰が戻ってきたところで、
腕はまっすぐに頭頂部上に突き上げられ、そのままの勢いで斜め上45度へと
ヤリをびゅっと投げ出します。
腰を反る形を中心に据えた、腕と足の供応、もちろん簡単にはできません。
腰が回転すれば簡単に引ける腕が、反りとなるとほとんど後ろにいきません。
体をヤリのしたに入れるようにという指導も、なかなか実践はできないのです。
投げては走り、投げては走り、
投げ続けて、ようやく5回に1回くらいは、ヤリに加速が感じられるように
なりました。
これ以上投げると、柔い腕が壊れてしまうという前に、終了。
コーチとはここで別れ、あとは一人練習です。
・トロッティング+もも上げ20m×5セット
・(高速腕振り+高速足刻み)110回×2セット・・・110回は、200m走の時の振り数を想定しています
・30mダッシュ往復×5セット
・サーキットトレーニング(立ちしゃがみ足後ろ引き立ち+V字腹筋+腕立て+レッグランジ+背筋)各20×3セット
・1200mタンタンJOG
秋の爽快な風に吹かれて1時間30分の練習でした。
いい汗。
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