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日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2012年12月30日 奈良から戻った京都旅行2日目の②

2012-12-31 00:15:47 | 旅行記

その店には奈良から予約を入れていました。

18時からとしていたのですが、タクシーの運転手さんさえ場所を間違える

なかなか見つけにくいところにあり、15分遅刻しました。

今日の夕飯は中華料理です。

半年待ちに待った中華、という思いの蓄積が私たちにありました。

それは6月に青山のブックセンターで買った「京都の中華」(姜 尚美 著)との出会いでした。

この3年、京都旅行2日目の夕飯は中華料理ではあったのですが、

それは四条の鴨川横に立つ洋館が見目麗しく、中華ポテトがあるから、という

理由でありました。

それがこの本によると、京都の中華はこの町の文化に根ざし、姿を変えた

独特の中華文化があるというのです。

それを支えるのは、強い香りを嫌う花街の人たちであったり、

外食を普段使いにするなら、あまり胃や味蕾を攻撃しない、やわい味を求める町の人々で

あったりします。

盛華亭、白川通りの浄土寺近く。

さりげないですね、この本に載ってなければ、とても入ることができなかった

お店です。

予約していた私たちが通されたのは、すし屋のようなカウンターを抜けた奥の座敷。

赤い、中華料理店によくある円く回るテーブルが3つあります。

二人でも、そのうちの一つをまるまる使わせてくれます。

禁煙、というのもGOOD。

メニューは本で読んだとおりの「グランドメニュー」」と呼ばれるもののほかに、12月の特別メニューが10品ほど。

にこやかな、隣のお姉さん感の高い方がサービスをしてくれるのも

居心地がいいところです。

 

さあ、お楽しみが始まります。

海老のすり身 パンはさみ揚げ

挟む食パンも特別に焼いてもらっているそうです。

軽くさくさくに揚がっています。海老のすり身はぷりぷりで味が深い。

ああ、楽しく熱く海老の旨味が、パン粉のアクセントとともに口へはじけます。

 

次、肉団子の甘酢。メニュー上は煮物に分類されています。

肉団子は、生姜の香りが香辛料の中では一番目立つ、

だけど、ほとんどひき肉の味というもの。

餡は野菜を絡める、出汁と薄い醤油味です。

そのまま飲めそうなくらい、柔らかい口当たりで、本当に優しい。

 

つぎはこれ。

何が特徴に見えますか。

まず、皮がもちもち、手作りです。

餡はひき肉とキャベツ、そしてにら。にんにくは無し。

やや淡白ながら、皮に練りこまれた工夫が、ラー油不要という域に持ち上げてくれています。

答えは、ゴマ入り皮の餃子です。

香ばしいのです。だけどゴマなら味もきつくないでしょ。

 

炒飯とは呼びません、焼き飯です。

しかも小さなダイスに着られたにんじん、筍、焼き豚がそろい、

最初に味がついています。もちろん、薄味。

だからご飯といためたとき、あまり脂だけにはたよらず、

ちょっと炊き込みご飯に足を踏み入れた焼き飯、という味のしみ方になっているのです。

二人でかき込みました。

釜飯や、炊き込みご飯が私たちは大好物ですから。

 

全てのお皿が味付け軽やか、盛りもほどよいところなので、

4品でもちょうどお腹がふくれたよ、というくらいです。

デザートも堂々入る余裕があります。

 

そして、これは京都中華という意味ではないオーダーでした。

盛華亭ではサツマイモの飴炊きと呼んでいます。

大学芋とか中華ポテトと呼ばれる、どうして中華なのかが分からないお菓子料理です。

飴がたっぷりパリパリです。

もちろんサツマイモのホクホクした甘みが最高ですから、

ガラスのような飴で、十二分に味が高められていました。

 

以上5品、これだけいただいて一人2000円にならなかったのは

お財布にも優しい京都中華という一面があるからでしょう。

昨日に引き続き、楽しい夕ご飯をいただくことができた

京都旅行の夜でした。

 

番外、別腹。

浄土寺からすこし南西、真如堂に彼女がケーキ屋さんを見つけていましたt。

タクシーが間違えた場所に私たちを下ろしたとき、

冷静にこの店を見つけていたそうです。

私はあせってほとんど回りが見られなかったのに、落ち着いたものです。

中に入ると、かっこいいお兄さんだけで切り回しているようです。

時間も遅かったのであまり品数は残っていませんでしたが、

フィナンシェとマドレーヌをいただきました。

 

 

食べた後に食べるために、

もちろんここから蹴上のホテルまで、

今日も40分ほど食事のウォーキングとなりました。

 


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