日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

12月に入りカレンダーをめくった朝

2011-12-01 08:20:14 | ふさおまき(オス)日記

師走。もう師走。

今日はそんな挨拶をそこここですることになるでしょう。

 

今朝は彼女が早めの出勤なので、朝ドラBS版を見ながらさっさと朝ごはんとコーヒーを

テーブルに並べていたら、

着替えを終えた彼女が「LONGーNECKED LOONって何?」と問うてきます。

うちの2011年壁掛けカレンダーはイヌイットアートで、

月初めにめくると、面白い表情をした、写実と言うよりはどこか祈りがこもって様式化した生き物の絵が

姿を現します。

敬意を払いつつ、こちらの絵を掲載。さあ、日本語では何という生き物でしょうか?

英和辞典→広辞苑を調べると、漁業の役に立つそうです。

魚を食べるために、この鳥は群れを作って集まるので、それを目印に漁業ができるからだとか。ふむふむ。

さらに、ウィッキーを見てみると・・

瀬戸内海でこの鳥を利用した漁が、あった・・・過去形・・・

この鳥がイカナゴをねらって集まると、イカナゴが潜りそれを襲うタイなどが上昇、

それをねらって一本釣りするそうですが、

近年の瀬戸内海環境変化で魚が減り、この鳥も姿をあまり見なくなったようなのです。

数の回復はほぼ不可能とも。

だから、この鳥を使った漁法も、そもそもとりようがない。

 

瀬戸内海の古い漁師さんなら、きっとこの絵を見て、なにか物思うのかもしれません。

生き物の話を聞くとき、なかなか楽しい気分になれることは少ない今日この頃。

師走の朝、イヌイットのどなたかが描いた「アビ」を前に、

祈る気持ちを持つのでありました。

 

 


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