美術史美術館で過去への思索を四時間浸った後は、
空腹の現実に促され、賑わいのシュテファン寺院地区へと向かいます。
各国の旗を挙げたツアコンに先導された、さすがにまだ金持ちになった東洋人より圧倒的に欧米人が多い歴史地区は、
午後三時といえど賑わいは道の端々におよびます。
人の波を乗り切って、一本、中くらいの広さの路に入って、私たちは伝説的と呼ばれるカフェ『ハヴェルカ』に。
下北沢かと思う演劇やコンサートのポスターが壁一面に貼られた、
メニューもないらしく、こちらが呼ぶまではオーダーも取りに来ないほったらかしのカフェは、
どんなに古びても改装しない店主のこだわりが行き届き、
旅人さえすんなりそのままの気分で留め置いてくれるのです。
ただ、『何か食べる物はありますか』と聞く彼女への返事は、短く『アップルとチョコ』、ケーキだけでした。
アップルケーキ出血糖値を上げ、
結局昼ご飯はソーセージスタンドで、
何とも驚くべき、ソーセージを入れる穴をフランスパンに一瞬で貫通させる鉄棒をながめつつ、
ホワイトソーセージドッグにお腹いっぱいに。
腹ごなしと言うわけではありませんが、
シュテファン寺院の南塔階段を343段、グルグル螺旋状に回って足の疲れより目の回り具合にため息をつきつつ、
ドナウ川が作り上げた平坦な土地をながめやったのでした。
その後もチョコレートやさんに回ったり、地下鉄の寿司もあるファストフード店の一角で、35℃の気温から逃れて発泡水を飲んだりしながら、
一旦ホテルに帰って着替え、夜のイベントへとむかいました。
楽友協会、という力抜けの日本語訳ながら、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで知られる建物にある黄金のホールで、
『ウィーン モーツァルトコンサート』です。
これがもうお祭り騒ぎ。
美術館や教会とは違った贅沢さで明るく飾られたホール内で、
もうみんな写真を撮りまくり、
中には演奏が始まってからもシャッターを、きる人々に、さすがに係員が注意をしていました。
気合いの入り方は十分で、
最後のお決まり『ラデツキー行進曲』では、
巻き毛カツラの指揮者の体いっぱいで呼び込むようなアクションにも乗せられつつ、
大拍手での大団円に到るまで
、二時間エネルギーが尽きることはありませんでした。
外に出たのは22時過ぎ、
夕飯はこちらと決めていました。
こんな所でも、地図を読める女で頼り切る彼女の後を着いて行くだけの私は、
望みのウィーン名物料理を堪能出来たのでした。
店の名は『ザッハ』
料理はウィンナーシュニッツエル。
カリッと焦げた薄い子牛肉のフリッターは、バターの香りにレモンを絞って口の中は爽やかに。
シェアして量を抑え、
デザートも食べる23時過ぎなのでした。
あ、でもまだ日本時間は体内に残っているので、
実は演奏中もぐったり頭が前に落ちたり、
ウィンナーシュニッツエルに顔をうずめそうになるほど、
意識を失う夜でもありました。
空腹の現実に促され、賑わいのシュテファン寺院地区へと向かいます。
各国の旗を挙げたツアコンに先導された、さすがにまだ金持ちになった東洋人より圧倒的に欧米人が多い歴史地区は、
午後三時といえど賑わいは道の端々におよびます。
人の波を乗り切って、一本、中くらいの広さの路に入って、私たちは伝説的と呼ばれるカフェ『ハヴェルカ』に。
下北沢かと思う演劇やコンサートのポスターが壁一面に貼られた、
メニューもないらしく、こちらが呼ぶまではオーダーも取りに来ないほったらかしのカフェは、
どんなに古びても改装しない店主のこだわりが行き届き、
旅人さえすんなりそのままの気分で留め置いてくれるのです。
ただ、『何か食べる物はありますか』と聞く彼女への返事は、短く『アップルとチョコ』、ケーキだけでした。
アップルケーキ出血糖値を上げ、
結局昼ご飯はソーセージスタンドで、
何とも驚くべき、ソーセージを入れる穴をフランスパンに一瞬で貫通させる鉄棒をながめつつ、
ホワイトソーセージドッグにお腹いっぱいに。
腹ごなしと言うわけではありませんが、
シュテファン寺院の南塔階段を343段、グルグル螺旋状に回って足の疲れより目の回り具合にため息をつきつつ、
ドナウ川が作り上げた平坦な土地をながめやったのでした。
その後もチョコレートやさんに回ったり、地下鉄の寿司もあるファストフード店の一角で、35℃の気温から逃れて発泡水を飲んだりしながら、
一旦ホテルに帰って着替え、夜のイベントへとむかいました。
楽友協会、という力抜けの日本語訳ながら、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで知られる建物にある黄金のホールで、
『ウィーン モーツァルトコンサート』です。
これがもうお祭り騒ぎ。
美術館や教会とは違った贅沢さで明るく飾られたホール内で、
もうみんな写真を撮りまくり、
中には演奏が始まってからもシャッターを、きる人々に、さすがに係員が注意をしていました。
気合いの入り方は十分で、
最後のお決まり『ラデツキー行進曲』では、
巻き毛カツラの指揮者の体いっぱいで呼び込むようなアクションにも乗せられつつ、
大拍手での大団円に到るまで
、二時間エネルギーが尽きることはありませんでした。
外に出たのは22時過ぎ、
夕飯はこちらと決めていました。
こんな所でも、地図を読める女で頼り切る彼女の後を着いて行くだけの私は、
望みのウィーン名物料理を堪能出来たのでした。
店の名は『ザッハ』
料理はウィンナーシュニッツエル。
カリッと焦げた薄い子牛肉のフリッターは、バターの香りにレモンを絞って口の中は爽やかに。
シェアして量を抑え、
デザートも食べる23時過ぎなのでした。
あ、でもまだ日本時間は体内に残っているので、
実は演奏中もぐったり頭が前に落ちたり、
ウィンナーシュニッツエルに顔をうずめそうになるほど、
意識を失う夜でもありました。
本場の、ザッハトルテいかがですか。シュテハン寺院の
地下に行った?ショパンの、お墓かなあるらしい?
時差ボケ大丈夫ですか?今頃ぐっすり眠ってるでしょうね明日も楽しみです、案外暑いのね。
コンサートはおもしろかったです。
では、二日目のレポート楽しみに。観覧車です。