千葉マスターズ選手権は午前二種目。
朝一番の電車で行っても準備ができない→では、千葉に前泊→では、彼女と一緒に小旅行
夏休み最初のイベントウィークエンドとなりました。
28日(土)は、Sコーチとの練習を終えてすぐに出発。最近通い慣れた
代々木屋でとろろ蕎麦をつるんと飲み込んで新宿へ。
中央線快速・総武線普通で錦糸町に行くと特急に乗れる!ことがわかり
さざなみの自由席で千葉へ。普通電車の半分くらいの時間で到着です。
交通の要衝、なれど今ひとつイメージのない千葉市はビルで囲まれ、
ターミナルからバスが次々に出発し、見上げるとモノレールが音もなくテナガザルのようにぶら下がっている
という、東京以上にSF未来都市の空間で面白い風景です。
バスに乗り向かったのが、第一の目的・千葉県立博物館。
特に日本で初めてという生態園は、街中からバスで10分とは思えない緑の深さがあります。
房総の照葉樹、落葉樹、熱帯性植物に海浜生殖物を30分ほどの徒歩コースに配してありまして、
鳥が飛ぶは、ランの仲間が小さな花を咲かせるは、アケビのみが顔を出すわと発見の連続。
蚊に刺された彼女は”油断大敵”と明日登る鋸山への闘志をかき立てつつ、ヒグラシの声に見送られて
今日の宿、三井ガーデンホテルに向かったのでした。
夜は12階の窓から、隅田川の花火大会を見下ろして、オリンピックも見ながら早めに床につきます。
翌日は6時起き。ラジオ体操で体をほぐし、野菜ジュースと昨日買っておいたドンクのコーンパンを頬張り、
7時20分に出発。モノレールの空中散歩で10分、千葉中央陸上競技場に到着です。
8時に受付を済ませると、まだグラウンドは準備を進めてくださる役員の姿ばかり。
かなり早い到着だったようです。
しかし上には上がいるもの、
栃木のスタイリッシュジャンパー・ワルさん発見!
いつもブログを拝見していたので、アキレス腱など体の具合が気になります。
それでもいつものながらの礼儀正しくも明るいお話ぶりに安心して、今日の健闘を誓い合います。
走り出してみると、ちょっと敵が見えました。
風です。
バックストレートは心地よい追い風ですが、ホームは風が壁になります。
走り幅跳びは風向きでピットを変えるので追い風でしょうが、
跳ぶ競技は追い風が必ずしも記録に結びつくとは限りません。
そしてもちろん、100メートル走は逆風になります。
そんな不安ももちつつ、でもさっさと照りつき始めた太陽が、
それ以上に対熱中症の防御が必要になって、妙な精神状態になっていきました。
9時にコール、いよいよ砂場へ。
18名のエントリーで、もちろんそこにはワルさんがいて、東京の同年齢ジャンパーTさんもいます。
M45は8人です。
足合わせを始めます。
練習で馴染んだ、第2マーク12m、第1マーク22メートル、スタート33.5メートル。
これで刻めれば、今日は踏み切りに集中できるはずなのですが・・・
一回目の練習ですでに足が合いません。
特に第1マーク。スタートから7歩で入るはずが、踏み越します。
練習ではほとんど届かなかったのに。
これが試合の馬鹿力というのでしょうか。歩幅がぐっと上がったようです。
それでも無理に第2マークを合わせるために歩幅を小さくすると、
踏み切りはジャストになりました。
こうなれば、えいままよ。下手な細工よりまずはいつも通り。
試合開始、第一跳は練習通りのマークで始めます。
助走開始。
しかい・・やはり第一マークはすぐに近づきます。
つんのめるようにマークに7歩目を合わせ、ちょこちょこと次の6歩。
迫る第2マークは、他の人の番号と入り交じり今ひとつ踏めたかどうかの実感がないまま、
こうなれば後は全力。下を見ずに、砂場の遠くに視線を移して、地面を踏む力を強くします。
第2マークから6歩。
バン!
いい音が鳴りました。あとでワルさんからも、板を踏む音が聞こえたと言ってもらえたほど
真ん中を踏み抜けたようです。
こんがらがるままに、力は与えられた体は5m46センチのところへ。
尻餅をつきならら、なんとか今日の目標である5m50近くには来ました。
一回目の反省は助走の歩数配分です。
試合での力み、さらに追い風が2メートルを超す順風。
練習と同じマークで踏み越すのは当然です。
とにかく記録は残したのですから、後はチャレンジしましょう。
2回目の跳躍に向けて、第2マークを20㎝、第一マークを40㎝長めにして、
スタートを34メートル地点に起きました。
さて、どうなるか・・・
祈る気持ちの第2跳躍。
続きは夜。
では、出社します。
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