日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

四日目は金沢定番21世紀と昔物語

2018-05-03 12:11:26 | 旅行記
21世紀美術館は、いつか彼女と来たいと思っていた所です。
すごい券売の列は前売りチケぴで楽々乗り切り、
語り合う抽象アートをゆっくり目で分析したあと、
さあお目当て。



ワクワクの青い世界へ。
上から。



プールという展示です。
下から



1人では遊べません。
二回お互いに上と下を行き来して写真の撮りっこをしました。

他に市民展示というのもありまして、
なぜか『ストップひばりくん』で知る人も多いのでは?の江口寿史作品。



美少女の乱立です。



金沢とは特に関係ない江口さんの巡回展ですが、心は踊りました。
甘い気持ちで街歩き、次に向かったのも行ってみたかった定番のお店です。



金沢の都市を作った二本の川の内、女川と呼ばれる浅野川をわたってすぐ。
きっと、かつてはこういう商家が武士の街を囲んで軒を並べていたのだろうと想像させてくれる風情です。



『俵屋』さんは、麦芽糖だけを使った、壺にトロリとした具合で入った治郎飴が名物です。
入ろうとしたら、一人の男性から『試食が出きるのはここ、本店だけですよ』と声をかけられました。
市内観光するカップルを店の外で待つタクシーの運転手さんのようです。
柔らかな笑顔で、写真も撮りましょうかと言葉を継いでくれます。
金沢のみなさん、親切で行き届いています。
お言葉に甘えました。



店にはいると店員さんが、一組一組の客に、商品の内容を説明して、次郎飴を竹串に一巻きして手渡してくれます。
フワリと広がる自然の甘味は、口の中を温めてくれます。
あいにくの雨で冷えてきた体がホッとしてきました。
やはり、金沢の人は暖かい。

その後は、浅野川沿いをお散歩して、江戸末期に藩によってあつめられた東茶屋町をブラリ。



今は街並みを保存地区としつつ、
町屋利用の郷土菓子、小物や山中塗り、九谷焼のお店が並び、茶屋も何軒かは残っています。
見学をさせていただける家もありました。



六畳程の部屋に旦那が座り



襖を開けた控えの間で、芸妓さんが踊ったり三味を奏でたり。



遊びと粋の見栄が、小さな和室に特別な時間を作り上げていたのでしょう。
畳に一人胡座をかいて、少しは自分も粋がってみました。