宮坂昌之『免疫力を強くする――最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ』講談社ブルーバックス,2019年

著者によると、医学的に最も信頼できる「免疫力増強法」はワクチン接種の由。ほかには、血管系やリンパ系における細胞の往来をすみやかにする方法、すなわち、血液循環やリンパ循環を良くしてやれば、その分、免疫力が高くなる(p.266)。さらに、スローライフ・スタイル(p.269)、バランスの良い食事(p.270)、「少しぐらいのすとれすならば、それをかえって味方にしよう」というポジティブな考え方(p.277)、中庸(p.279,280)、「からだの働き方を科学的に理解して、それにともなったものの考え方、生活の仕方をすることが大事」(p.281)とのこと。
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宮坂昌之・定岡恵『免疫と「病」の科学――万病のもと「慢性炎症」とは何か』講談社ブルーバックス,2018年

著者のひとりの宮坂昌之氏は、元・日本免疫学会会長(2007年~2008年)、医学博士・PhD。
「慢性炎症」が、がん、肥満・糖尿病、脂質異常症、心筋梗塞、肝炎・肝硬変、関節リウマチ、認知症、うつ病などの病気にかかわることがわかってきた、という。本書でとくに興味深いのは、第6章「慢性炎症は予防できるか」、中でも「1 まずは健康習慣――過ぎたるは猶およばざるがごとし」「4 ストレスは最大の敵」。
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『会社四季報 2021年3集 夏号』東洋経済新報社,2021年6月18日

『会社四季報 2021年3集 夏号』東洋経済新報社,6月18日
https://str.toyokeizai.net/magazine/shikiho/
は、もっかマイブームの本。見ていて飽きない。
そのこころは:
昨春からのウイルス禍の影響が2021年3月期決算に反映されたため、非常に興味深い。
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永井紗耶子『横濱王』小学館,2015年

タイトルの”横濱王”とは、原富太郎(号は三渓)のこと。この本を読んで、原三渓が原財閥を成した原善三郎の孫娘、原屋寿の婿養子であることを初めて知った。跡見女学校の教師と教え子の縁。岐阜出身の人。著者の永井紗耶子氏は、横浜生まれ、横浜市在住。これからの活躍に期待したい。
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