宮坂昌之『新型コロナワクチン本当の「真実」』講談社ブルーバックス,2021年8月20日

著者は免疫学者。COVID-19対策のワクチンの現状だけでなく、治療薬の現状にも触れている。それでも心配なことは何かも言及している。良書。
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藤井満・藤井玲子『僕のコーチはがんの妻』KADOKAWA,2020年

著者の藤井満氏は、元・朝日新聞記者。玲子さんは彼の妻、故人。本書中もっともショックだったのは、玲子さんの呼吸がだんだん変わっていき、ついに息を引き取るシーン(pp.157-158)。在宅で看取る実際や広い意味での緩和ケアについて垣間見ることになる。日記を記せ、男も家事を、とのメッセージ(p.174)は有益と思われる。良書。
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ダン・ブラウン著/越前敏弥訳『インフェルノ(上下)』KADOKAWA,2013年

上下2冊、全600ページを超える小説(翻訳本)。
きっかけは、ウイルスが絡む物語、との噂を聞いたこと。本書内のウイルスの特徴についての記述は下巻の279ページ以降にある。その詳細をここに書くと、ネタばらしになってしまうため止めておく。本書の中では、問題のそのウイルスの拡散を防ぐことは、結果としてできなかった、とされる。それが果たして好かったのか悪かったのか、そこが問題だが、その結論は本書内には書かれていない。
本書をもとに映画が作られた由。イタリアのフィレンツェ、ヴェネツィア、トルコのイスタンブールがロケ地になったのであろう、という訳で、その映画もまた面白そう。
本書の読後、昨今流行の「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」(COVID-19)は、果たして遺伝子工学により人工的に作られたウイルスが原因の感染症なのか否か、本書を読んで、あらためて関心を持ってしまう。
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