最相葉月『絶対音感』新潮文庫,2009年

筆者(さいしょう はづき)はノンフィクション作家。この本には有名な演奏家、作曲家など、大勢の著名な音楽家が登場するが、書かれていることは音楽自体についてではなく、”絶対音感”という”信仰”にまつわる”社会学”。音楽家へアンケート「絶対音感はありますか――」(なんと破廉恥なアンケート!)およびインタビューなどに基づいてもろもろ書き綴られている。本文よりも巻末の青柳いづみこ氏の解説文のほうが、はるかにおもしろく勉強になった。たとえば、ハ長調のトニックはドミソ、ドミナントはシレソなど。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

チャールズ・A・ビアード著/開米潤監訳『ルーズベルトの責任――日米戦争はなぜ始まったか 上下』藤原書店,2012年

本書の下巻の後部にある「監訳者あとがき」がおもしろい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )