映画『ヒトラー~最期の12日間~』ドイツ・オーストリア・イタリア共同制作,2004年公開

昨今、日本の周辺には独裁政権が多く、それがこの映画を視聴した動機。
この映画の土台は研究書とヒトラーの私設秘書の回想録の由。
1945年4月のベルリンは、たいへんな状況だったことがわかる。
独裁者ヒトラーとその取り巻き、とくにゲッペルス夫妻の最期の様子を知ることができた。見る前から重そうな映画であることはわかっていたが、それでも見て好かった。
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井上ひさし『四十一番目の少年』文春文庫,2010年

著者の実体験にもとづいた小説の由。
これを読むと、ずっと昔の、自分の子ども時代の”暗黒感覚”を思い出す。思えば、子どものときはそれなりに苦しく辛かったことがあった。いまはそれさえ忘れかけていた。自分の子供時代の暗黒体験は、誰にも明かさない永遠の秘密。子ども時代に”心底困った”体験があったからこそ、好く言えば”慎重な”、悪く言えば”ずる賢い”いまの自分に成長したのかもしれない。
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