奥野一成『ビジネスエリートになるための投資家の思考法』ダイヤモンド社,2022年

著者はこの本が発行された時点で、農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。
本書は、前著『教養としての投資』の実践編の位置づけ(「はじめに」p.2)の由。
先行きが不透明な現代、「投資」という行為を行うには、「時間」「才能」「お金」「自分という資産」をどう使って行けばよいのか、考え直すきっかけになる本だと思う。
「結果(事業の経済性に関する仮説の構築)に影響を与える本当に重要な部分は情報の2割程度」(p.179)という文が印象に残った。良書。
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川添愛『言語学バーリ・トゥード Round1』東京大学出版会,2021年

著者の、かわぞえ・あい氏は、博士号(文学)をお持ちの作家。
本書中とくに興味深いのは「第9章 本当は怖い『前提』の話」の中の「『前提』を含む主張」についての記述。「『前提』を含む主張」は「誘導尋問」に似ていて「疑いにくい」こと。そしてこのように一見「疑いにくい」ことであったとしても、あためて疑ってみる、ことが大事、とのお説に賛成です。
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