飯山陽『イスラム教再考――18億人が信仰する世界宗教の実相』扶桑社新書,2021年

著者、いいやま・あかり氏は、1976年生まれのイスラム思想研究者。博士(文学)(東京大学)。
本書は、イスラム教の教義にもとづいて、イスラム教が”平和な、あるいは、穏やかな宗教”ではないことを明示した本。コーランやハディースからの具体的な引用が多く分かり易い記述で納得できる内容。もちろん、現実に実在する多くのイスラム国はイスラム教義を完璧に実行しているわけではないことを示唆している点でも良書。
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