川北稔『砂糖の世界史』岩波ジュニア新書,1996年

著者は西洋史学者。この本の目的は、砂糖という「世界商品」をつうじて「近代の世界」を見ようとするところにある。砂糖の生産から消費に至る流通の歴史を知ると、カリブ海、アフリカ、ヨーロッパ(とくに英国)がつながっていることがわかる。そして、それぞれの場所で生きて暮らしていた庶民の生活とその変化を知ることができる。語り口が平明で、かつ、おもしろい。良書。
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鳥飼重和監修『その「つぶやき」は犯罪です――知らないとマズいネットの法律知識』新潮新書,2014年

本書は監修者を含め5人の著者が著している。その5人とも弁護士。
深く考えずにweb上にupした文章、写真、動画などが、結果としてさまざまなトラブルの素になる可能性がある。具体的に書かれているのでわかりやすい。web上の書き込みに起因するトラブルを引き起こしてしまう前に読んでおきたい本。良書。
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