文藝春秋編『永久保存版 半藤一利の昭和史』文藝春秋,2021年3月25日

おもしろい。とくに、司馬遼太郎が書いた”明る過ぎる”明治時代観に、それとなく不満/違和感を持っていたのでなおさら。詳細は、本書を読めばわかる。お薦めのムック。
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松島龍戒『書く、唱える、聴く般若心経手習い帖 カラダで感じられる仏教の心』池田書店,2018年

本書の前半は声明、後半は写経について書かれている。とくに声明については、本書にはCDがついているため、耳からも覚えることができる。好書。
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中川恵一『がん専門医が、がんになって分かった大切なこと』海竜社,2019年

著者の中川恵一先生は、放射線科の先生。
酒好きの中川先生は、ご自分は肝臓を病むであろうと、ご自分でご自分の肝臓を機器を使って検査していた。ついでに、ご自分の膀胱も検査していたところ、膀胱がんをたまたまみつけた/みつけてしまった。がん患者になって知る/感じるさまざまなことが、本書内にちりばめられているのがおもしろい。お医者さんも、死なない程度には病気になったほうが好い、とは、かの日野原重明先生のお言葉。まさにそのとおり。患者の立場に寄り添った医師こそ求めまれているから。
第4章内第3節「『ヘルスリテラシー』が低い日本人」にプライマリーケアの考え方が遅れているとのご指摘あり。関係各方面には、よろしくご善処願いたい。あるいは、患者はみずから自分の病気について勉強するのも好いかもしれない。
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松島龍戒『それでいい! 今どきの仏事108問答』WAVE出版,2019年

著者は、高野山真言宗功徳院住職。1968年生まれ。
著者の公式HPは、
https://www.tera.or.jp/

仏事はこうあるべき、という常識に起因する108の疑問に、「いいえ」の出だしで答えた問答集。仏事の正解はひとつではないことを伝えようとする本。良書。合掌。
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