青木理『日本会議の正体』平凡社新書,2016年

著者、青木理(あおき おさむ)氏は1966年生まれてのジャーナリスト。
現在の安倍政権を支えている政治集団のひとつ、日本会議のことをを知るために読んだ。この本には、日本会議なる政治運動集団が、どのようにして発生し、これまでにどんな活動を行い(元号法の制定、国旗国歌法の制定、教育基本法の改正)、いま何を狙っているのか(憲法改正)が書かれている。神社に詣でたとき、お賽銭をするのが嫌になった。良書。
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橘玲『タックスヘヴン Tax Haven』幻冬舎,2014年

著者の橘玲(たちばな あきら)は1959年生まれの著述家。目次のつぎのページに「本書はフィクションであり、……いっさいの責任を負わない」という文章を心に留めてから本書を読んだほうがよい。早い話、この本の内容は”絵空事”なのであって、素人が下手に真似るとrealに火傷しかねないので要注意。それにしても租税回避の”技”がなまなましく描かれておりおもしろい。文章は平明で読みやすい。
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ジョン・J・ミアシャイマー著/奥山真司訳『大国政治の悲劇――米中は必ず衝突する! 改訂版』五月書房,2014年

原著は、
John J. Measheimer "The Tragedy of Great Power Politcs"
(2014年米国で発行された)。

著者は1947年生まれ。シカゴ大学教授。専門は国際関係論、特に安全保障分野。
訳者は1972年生まれの戦略学博士。
この本の最後尾の「訳者解説とあとがき」がおもしろい。小見出しは、
・ミアシャイマーの経歴
・オフェンシヴ・リアリズムという理論
・将来の予測
以上
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橘玲『言ってはいけない――残酷すぎる現実』新潮新書,2016年

著者(たちばな あきら)は、1959年生まれの作家。
管見:この本でとくにおもしろかったのは次の2つ。
・〔コラム3〕ユダヤ人はなぜ知能が高いのか(本書のpp.49-53)
・〔コラム4〕アジア系の知能と遺伝(本書のpp.53-56)
この二つを知って、高い知能は何らかの代償を伴っているのではないか、と思わざるを得ない。凡人の浅知恵かもしらんが。以上
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