石弘之『感染症の世界史――人類と病気の果てしない戦い』洋泉社,2014年

本書の内容は、副題のとおり”人類と病気の果てしない戦い”の記録である。著者の言葉で言い換えると”病気の環境史”が書かれている。
・微生物が人や動物などの宿主(しゅくしゅ)に寄生し、そこで増補句することを「感染」といい、その結果、宿主に起こる病気を「感染症」という(「まえがき――「幸福な先祖」の子孫たち」より)。
・感染症流行の温床は、人口の集中化(都市化)と高齢化(「あとがき――病気の環境史への挑戦」より)。
良書。
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竹下節子『フリーメイソン――もうひとつの近代史』講談社選書メチエ,2015年

「フリーメイスンと音楽」(本書p.52-55)が面白い。音楽家(楽器演奏者、作曲家、オペラの台本作家)とフリーメイスンの関係、とくに歌い手とフリーメイスンとの関係が興味深い。
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