高坂正堯『国際政治――恐怖と希望 改版』中公新書,2017年

著者(こうさか・まさたか,1934-1996)の専攻は、国際政治学、ヨーロッパ政治史。
「国家間の関係は(中略)3つレベル(力の体系、利益の体系、価値の体系:引用者註記)の関係がからみあった複雑な関係である」(p.21)を某氏が引用(註)していることを知ったのが、この本を読んだきっかけ。

(註)佐藤優「東アジアにおける日本の地政学的状況は一層悪化」『現代用語の基礎知識2023』自由国民社,2023年,p.125。
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ジョン・ル・カレ著-加賀山卓朗訳『スパイはいまも謀略の地に』早川書房,2020年

著者は、英国出身の著名な作家。原書『Agent Running in the Field』は2019年に発行された作品の邦訳。
おもしろいから一気に読める。主人公ナットがかっこ好い。ソ連の諜報員プーチン、英国のブレクジットなど、現実の言葉もあって楽しく、かつ、おもしろい。”ネタ”ばらしになってしまうから、ここではこの辺りまで。
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