河盛好蔵『エスプリとユーモア』岩波新書,1969年

著者の河盛好蔵(かわもり よしぞう)氏は1902年生まれのフランス文学者。
第5章に相当する「エスプリとユーモア」(アンドレ・モロアの1958年3月の講演)のお仕舞のほうpp.167-171が好い。キーワード、キーセンテンスは、「結論を述べれば、……」(p.167)、「倫理的な問題」(同)、「しかしユーモアとエスプリには、二つの大きな力がある」(p.168)、「心の平静」(p.168)、「偽の真面目さ」(同)、「ユーモアの感覚」(p.169)、「諸国民がユーモアの感覚を持つ」(p.170)、「われわれすべてがでくの坊である」(p.170)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )