風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

衝撃のチョウたち

2010年09月02日 | チョウやトンボなど


 どちらかというと、日影が好きなコミスジ。
夏の日に照らされて、アッチッチになっている石の上に、
ヒョイッととまって、はねまで広げて、暑くないのだろうか。
足の裏、やけどしちゃうよっ、って声をかけてしまったのです、心の中で・・・。

(これ、あまり衝撃的ではないですか? では、次のヤツで・・・)



 一瞬だけど、翅を広げて、その名のもととなる、鮮やかな色を見せてくれました。
ムラサキシジミです。
先日紹介したときは、翅の裏側だけで、何とも地味でしたが。
興奮して撮った割りに、あまりピントが合っていないのが、また衝撃的です。

(くだらない、ですか? チョウはともかく、とりあげかたが? では・・・次どうぞ)



 とても痛々しい、キタテハです。
まったくひどく痛めつけられたものですね。
でも、これでもちゃんと、とべるんですよ。その姿に勇気もらいました。

(たしかに・・・衝撃的・・・でしょう! まだありますよ)



 さて、本日のメイーン・イベントゥ・・・、ナガサキアゲハの登場でーす。
このチョウ、世界的に見ると、東南アジアとかインドネシアなどから、中国南部や台湾と、
国内では、近畿地方から南西諸島と、要するに南のチョウなんです。
江戸時代には、九州地方から南だったのが、ここ最近は、なんと
関東北部から福島辺りでも見られるようになったそうです。地球温暖化・・・・?!
まさに、衝撃的ではありませんか。

(この部分については、ウィキペディアにお世話になりました・・・)



 暖かいところのチョウが、といえばこれを忘れてはいけませんね。
毛虫・・・、まぁそうですが、それが衝撃的ということではなく、
この幼虫、ツマグロヒョウモンの幼虫であります。
ツマグロヒョウモンが、山梨辺りでも、平気で産卵し、幼虫になり、蛹になり、親になって・・・。
冬も越して・・・というのが、実はたいへんなことなのですが、
少し前から知られていたことでした。
事実、昨年のこの『風土記の丘だよりinかい』でも、幼虫や蛹、何度もお伝えしています。
それからすると、やはり、ナガサキアゲハは、驚きでしたね。

(皆さんは、どれが一番の衝撃でしたか)

(撮影:2010.9.2)
コメント
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