風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

十五夜さん

2009年10月03日 | 季節の話題


 さて、今晩、8時頃に、雲間に現れた十五夜の月です。
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遺跡見学会ありました・・・091003

2009年10月03日 | maibun日記


 少し前の記事で予告しました、滝沢遺跡の現地見学会が開かれました。
午前10時からと、午後1時30分スタートの2回が予定されていましたが、
午前の部は、雨が、時折強く降るような状態で、
このとおり、傘を差してのものとなりました。
このため、参加者は、とても少なかったのでした。



 したがいまして、本日のメインイベントは、午後の部となりました。
午後1時30分過ぎ、埋蔵文化財調査現地仮設事務所の前には、
50名近くの方々が、お集まりくださいました。
調査担当者から、遺跡の概要が話されているところです。



 遺跡は、仮設事務所前から、ずっと、前の写真の右手の方に
視線を移していくと広がって見られます。



 次第に、遺跡の核心部分に入っていきました。
いくつか発見されている平安時代の住居の跡について、説明が行われています。



 実は、この滝沢遺跡は、富士五湖の1つ、河口湖にほど近く、
この写真で、上方遠方に、お天気の加減で、少し静まりかえった湖水が見えています。



 前の写真も、これも遺跡の環境をご覧いただこうとするものですが、
こちらの写真では、雲がたれ込め、白くかすんでしまっていますが、
画面の中ほどの雲の向こうに、御坂峠が見える場所です。
この写真の方向で、この付近を、古代のオフィシャル・ロード
(今でいうと幹線国道にあたり、官道、甲斐路とか御坂路とか、中世以降は鎌倉道とも)
が通っていたのであり、その中継のための駅が、この遺跡の付近に置かれていて、
「河口駅(かわぐちのえき)」と呼ばれていたことなども、説明でふれられました。



 見学会に参加された皆さんが手にするのは、今回の見学会のための、説明資料ですが、
そのなかに、平安時代の集落のようすが、現代に新しく整備される道路用地の中に、
こんなふうに確認されているのです、ということも、図面や写真などで示されていました。
まだ小さいお子さんも、とても熱心に、資料を手に見学されていて、
感謝感激でありました。



 現地に即した一通りの説明が終わると、最後に仮設事務所前で、
実物を手に取ってみたりしながら、出土品について、説明が行われました。



 そういえば、今日は十五夜。
仮設事務所の中には、ススキと月見だんごが飾ってありました。
なかなか、風情がありますなぁ。 

(撮影:2009.10.3 場所:


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考古博物館の連続休館について

2009年10月03日 | 考古博についての話題


 今年も、間もなく、考古博物館の特別展がやってきます。
今年で第27回となる特別展、テーマは「卑弥呼時代の黄泉世界」だそうです。
これは、風土記の丘のエリア内にある、上の平遺跡の発掘調査着手から30周年になるのを記念したもの。
その上の平遺跡とは、多数の方形周溝墓からなる、古墳出現の直前、
卑弥呼につながる時代の集団墓地の遺跡です。
さてさて、今年は、考古博物館で、卑弥呼に会えるかも・・・。

 ところで、30年近くもそうなってきているのですが、
県立考古博物館には、特別展示室がありません。
特別展を開催するには、常設展示を組み替えて実施することになります。
このため、裏方の皆さんは、特別展の展示作業とともに常設展の組み替えと、
たくさんの作業に忙殺されます。
そんなこともご理解の上、ご注意、ご協力をお願いします。

 考古博物館は、10月3日(土曜日)から10月9日(金曜日)まで、休館です。


【ブログ運営メモ】
※2009年4月1日開設以来、186日経過
※2009年10月2日のIP=95(対前日:+60 累計:11,569) PV=362 (対前日:+313 累計:29,175)
※2009年10月の、月間IP=130(9月=2,326 8月=2,547 7月=2,798)と月間PV=411(9月=6,286 8月=6,000 7月=4,748)


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