プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

ゴッホと浮世絵

2007-02-01 23:04:43 | 美術・カメラ
ゴッホは印象派や日本の浮世絵に影響を受けたが、その作品は独創的な画風と独特の世界観をもっており、現在では極めて高い評価を得ている。

浮世絵は版画の技法によるため、その表現は当然平面的なものとなる。そしてさらに、浮世絵を平面的たらしめているものに、影の表現がみられない、ということの指摘がされている。

ゴッホの作品の中にも、「影」の存在が抜け落ちているものがある。
今まで、ゴッホの作品を観たときに、何か違和感のようなものを感じていたが、そういうことだったんだ。
ゴッホの作品は、絵の具を厚く塗って、立体的に見える部分もあるのだが、一方で、影を描かないことによって、絵が平面的に表現されている部分もある。こういったことが、ゴッホの絵の独特な雰囲気につながっているのだろう。
そしてそこには、ゴッホと浮世絵の関係が、背景としてあるのだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿