プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

モネと浮世絵

2007-02-04 20:58:39 | 美術・カメラ
モネは浮世絵などの日本美術の熱心なコレクターだった。
1890年、モネはジヴェルニーに土地を購入し、以後、その地で制作を続けた。
庭の池には日本風の太鼓橋が架けられ、睡蓮や柳、牡丹など日本的な植物が育てられた。この庭でモネは、晩年まで至る有名な「睡蓮」の連作にとりかかることになる。

さて、実際のモネの作品は、浮世絵のはっきりとした色調とは異なり、対象をぼやかして描く、印象派独特の表現の方法をとっている。

モネと浮世絵。この2つを「写真」の言葉で論じてみれば、「浮世絵」はほぼ画面全体にピントが合っているのに対して、「モネ」の作品は、どこにもピントが合っていない、ある種「ピンぼけ」の状態といえる。
そしてこの「ボケ」が、印象派の特徴と言ってもいいだろう。

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2 コメント

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高知県において (ミイばーです)
2007-02-05 01:10:01
モネの晩年に近い頃なんでしょうか、太鼓橋~あまりにも有名な「睡蓮」の絵そのまま再現した庭園、そしてモネ館等があります。一度行かれたら興味深々では、そして坂本龍馬館ーーこれは超現実的ですごい
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へー (遊星)
2007-02-06 18:55:14
そうですか、行ってみようかな。
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