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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「歴史戦」講演会で三宅先生のお話は素晴らしかった!!

2016年08月07日 | 政治

大阪歴史博物館は大変美しい建物で会場のホールは音響もよく、居心地が良かった。
私は友人のSさんと会えたし後でお茶を飲みながら楽しくお話をして過ごした。
主に音楽の話だった。
Sさんは声楽が大好きで、詳しい。私はベルカント唱法について問われるままにお話をした。
Sさんは声の響きについてよく質問をなさった。私はうれしくなって話にのめりこんだ。

そして帰宅し、パソコンを開いて三宅先生・藤木氏・岡野氏のそれぞれのお話を思い出している。
何といっても三宅先生のお話の迫力とその内容の素晴らしさは最高だった。

もう選挙のことはかなり前のような気がする。
そして三宅先生の講演がまたまた素晴らしく、この方のような政治への情熱と祖国日本を思う憂国の政治家はいないと思った。
杉田水脈先生が会場に見えていらっしゃった。

3人の先生方のお話が終わり司会の「長話」には正直マイッタしイライラしてしまった。
パネラーの話を聴きたくて来たのだ。

三宅先生のお話を箇条書きにすると次のような内容だった。


・オリンピックが始まったが、スイマーに黒人選手はいない。いればきっとよい記録が出たであろう。白人が許さない。未だにこんな差別があり根強く支配している。日露の戦いではじめて有色人種である日本人が白人に勝ったこと。
そして今はテロと難民の洪水がヨーロッパを襲っている。
メルケルのこと。ドイツはナチスのしたことを払拭しようと「ドイツ民族はいい人たちなのです。困っている難民を救います。」と。
ヨーロッパを混乱の渦とした。引っ込めるわけにいかない。さぞかし苦しいと思う。

・またあのチャイナが東シナ海・南シナ海の海洋支配を実行するべく動いている。
アジア・ヨーロッパ共に大きな動乱。

・憲法改正の条件が整った数になったとマスコミは言うが自民党は本当にやる気が見えない。
現行憲法で日本国民は騙されてきた。
今のままでは憲法改正は保守が望む方向にはいかない。
よほど覚悟を決めないとならない。

・日本の国は敵陣の真っただ中、四面楚歌の中で闘いをせざるを得ない。
知らず知らずの間に日本は「隷属」に近付く。カルタゴがローマに滅ぼされたように。
「神州は不滅だ」などと言っているが世界はそんなに甘くない。

・日本は善意の民族である。「彼らの言い分をきけば彼らも応じてくれるはず」ということは通用しない。
いかに日本をクイモノにしようか滅ぼしてしまおうかというのに囲まれている。

・宗教の堕落。キリスト教が植民地化に使われた。
日本の宗教界の堕落。政治家は舛添前都知事のように落とされるが、宗教界は世襲。
宗教が家のビジネスになっている。
東西本願寺などコミュニスト・解放同盟等に牛耳られ抗うことが出来ない状態になっている。
これらは日本の歴史を「断罪」している。
「祖先を大切にしなさい」などとよく言える。自分たちがしなさいと言いたい。
宗教の再建・立て直し、これは日本だけではない。
宗教界がこれに応えるのでなくて裏切り続けている。

・ジャーナリズムの欠如、日本に「ジャーナリスト」に値する存在は全くない。
「ジャーナリスト」と言われる人は日本にはひとりもいない。
青山繁晴氏・櫻井よしこ氏・・・安倍擁護で何かというと「外務省、外務省」と言うが子供だましである。
外務省も政府の一員、政府の命令で動いている。
内閣の意志と命令に背くことはできないはずだ。
青山氏は与党から参議院に出たことでメッキが剥がれた。
櫻井よしこ氏は中韓には小気味よいことを言うが、アメリカの批判はできない。青山氏も然り。

・司法・・・未だに田母神氏は拘置所にいる。本人は何年も覚悟していると察するがこれは明らかに人権侵害である。
日本の司法に恥の概念があるのか?
田中角栄の時、これは司法の自殺だった。ロッキードのコーチャン氏の言うことは神の前で誓ったから嘘はないなどと。
未だにGHQが作った憲法で国政を運営している。

・日本の事実を国民に知らせていない。拉致問題でも現地調査をして1000名を超える、ところが政府はそれを見ない。
御用ジャーナリズムばかり。

・北朝鮮のミサイル、「もし漁船に当たったら」などと言う。
「核弾頭を積んでいたら」となぜ言わない!!
安倍さんは「許しがたい暴挙である」と言ったがこれは「交戦布告」である。
米韓と圧力をかけると言っている。
向こうの基地を爆撃でなく口先で「許しがたい暴挙」と言いながら。

・尖閣に迫るチャイナ、どうして阻止するか? 政府は口だけ。

・これからは「気付いた者がしないといけない。」ヘイトスピーチもそうだが、今の宗教界に一石を投じたい。
(以上、完全なメモではありませんがせめてこれだけでもと思ってメモを取りました。ベッラ)


ブログのティールーム



本日はメトロポリタン歌劇場(世界三大オペラハウス)のプリマドンナ、
フレデリカ・フォン・シュターデがコンサートで歌ったドヴォルザーク作曲「ルサルカ」より
≪白銀の月≫をお聴きください。指揮は日本の小澤征爾氏です。

FREDERICA VON STADE - RUSALKA (MOON SONG)  歌詞はチェコ語


深き空の月よ。
遠くから光を明るく照らし、広く移ろい人を見ています。(歌詞要約)


ドヴォルザーク作曲「ルサルカ」はアンデルセンの「人魚姫」と同じように我が身を顧みず、
美しい声を失っても人間に尽くそうとする水の精。

ボヘミアが第一次世界大戦で消えようとしていた時、当時誰もが認める「世界最高のソプラノ歌手、エミー・デスティン」はメトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)を全盛期に去り、ボヘミアに帰って祖国のドヴォルザークやスメタナ作曲の歌を広め、やがて投獄され、命を縮めた。

エミー・デスティンの実演を聴いて声楽を志したのがあの「神のようなフラグスタート」であり、名ピアニストのルービンスタインはピアノ奏法の解釈や表現が大きく広がったという。






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国の危機の中で、何事もないような雰囲気。

2016年08月06日 | 政治

前からお誘いを受けていたパーティーに参加した。それは政治関係のものではない。
笑いさざめく人々、流れる音楽、そして会話。
私は「国難」を何も知らないような日本の人々の中で、今までにないような不安感の中にいた。

請われて「ウイーン夢の町」や「エーデルワイス」をドイツ語で歌った。(今日は歌う予定ではなかった。)
「マイク要らない声ですね」「プリマドンナが来た」とかお世辞だろうけれど・・・でも私の声は甲状腺手術前の威力はない。
手術ではどうしても声帯の神経をさわるので、以前のようには歌えないと医師から言われていた。

今は高音はかなり用心して歌わないとならない。以前はこんなことはなかった。
しかしそれでも「次回にはウイーンのこの曲をリクエストしたい。楽譜を送る」とオファーを頂いた。


そしてこの会の雰囲気は「アルトハイデルベルク」のような雰囲気だが、これも実は第一次大戦前のことだった。
この時も誰が「国難」を予想しただろうか・・・。

1、南シナ海で爆撃機など飛行=中国
時事通信 8月6日(土)16時34分配信

 【北京時事】中国メディアによると、中国空軍報道官は6日、爆撃機H6Kや戦闘機スホイ30を含む複数の種類の軍用機が南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)付近などの空域を飛行したと明らかにした。

 同礁は中国とフィリピンが領有権を争っており、爆撃機などの飛行で実効支配を誇示したとみられる。 


2、北ミサイル 「戦前なら応戦」「陸地狙ったのでは」秋田知事が暴挙に憤り

 北朝鮮のミサイルが3日、秋田県男鹿半島の西250キロの日本海に落下した事態に、秋田県では船舶や漁業関係者らが対応に追われるとともに、暴挙に憤りの声が上がった。

 秋田県では平成21年に長距離弾道ミサイルが上空を通過している。佐竹敬久知事は産経新聞の取材に対し「秋田沖にミサイルを撃ったことに怒りを覚える。戦前なら応戦する事態だ」と反発した。

 さらに「排他的経済水域(EEZ)を狙って撃ったのではなく、陸地を狙って届かなかった可能性もある。不測の事態が起きかねない緊迫した状況だった。政府はきちんと対処してほしい」と求めた。

 県はこの日午後、幹部による庁内連絡会議を招集し、漁船などに被害がないことを確認した。

 県漁業協同組合の三浦彰総務部長は「沿岸海域に落ちていたら、大変なことになっていた」と困惑していた。

★ そして衝撃的な報道が下記の記事である。

3、ミサイル破壊措置命令出せず 北朝鮮の発射兆候つかめず
朝日新聞デジタル 8月5日(金)18時52分配信

 北朝鮮による3日の弾道ミサイル発射時に、政府が自衛隊に迎撃態勢をとらせる破壊措置命令を出していなかったことがわかった。発射兆候の事前探知は難しくなっており、政府は平時から破壊措置命令を出し、迎撃に備え続けることが可能かどうか検討を始めた。

 3日に発射されたミサイルは、中距離のノドン(射程1300キロ)の可能性が高く、弾頭は秋田県の西方約250キロの日本海に着弾した。菅義偉官房長官は3日の記者会見で、破壊措置命令の発出の有無について「事柄の性質上、コメントは控えたい」と述べたが、政府関係者によると、破壊措置命令は出ていなかった。

 北朝鮮は、事前の兆候を把握しづらい移動式発射台を利用したとみられる。政府は、北朝鮮が今後も弾道ミサイルを発射させる可能性が高いと判断。事前の兆候がつかめない場合も想定し、破壊措置命令の常態化の検討に入った。自衛隊法は、ミサイルが飛来する恐れがなくなった場合は「速やかに命令を解除しなければならない」と規定。法解釈に問題がないかどうかを確認する。

 ミサイルへの迎撃態勢は、イージス艦が搭載している迎撃ミサイル「SM3」と、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)の二段構え。展開の長期化は「隊員の健康管理や、艦船の修理、他の任務との兼ね合いが課題」(自衛隊幹部)とされる。防衛省は今後、部隊運用の見直しについて精査する。(二階堂勇)   朝日新聞社

★ ついに来た!!

<尖閣海域>中国船240隻 仲裁裁支持の日本に反発

毎日新聞 8月6日(土)22時56分配信

 沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に6日、中国海警局の公船7隻が相次いで進入し、日本政府は対応に追われた。中国漁船約230隻の活動も確認され、これまでにない規模の活動に日本政府は「緊張を高める」として中国側に抗議し、警戒を強める。中国側には、海警船が中国漁船を保護するポーズを見せることを通じ、尖閣周辺の領有権と施政権を中国側が持つと国際社会にアピールする思惑がありそうだ。

 中国が尖閣諸島での示威行動のレベルを高める背景として、日本が中国に対し、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決を受け入れるよう繰り返し求めていることへの反発がまず挙げられる。加えて、尖閣を「中国の領土」との主張を定着させて海洋での勢力圏拡大を早期に進めたいという思惑もあり、中国の強引さが顕著になりつつある。

 中国は東シナ海、南シナ海周辺の制海・制空権の獲得を目指している。近年は尖閣の日本領海への公船侵入を常態化させ、今年は既に20回を超えた。6月には初めて軍艦を尖閣周辺の接続水域で航行させ、示威行動のレベルを高めていた。

 この状況のなか、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決が示され、日本はアジア欧州会議(ASEM)首脳会議などの場で、中国に受け入れを迫り、「中国は外交舞台でコーナーに追い詰められ、強硬姿勢を取る必要に迫られた」(北京の外交関係者)。中国海軍は1日、東シナ海での戦闘を想定した実弾演習を実施し、今回、海警と漁船の同時行動に至った。

 中国人民大の時殷弘教授は「判決を支持する国の中で日本が最も積極的である。中国はこの点に強い憤りを抱いている。日本が南シナ海問題で中国に圧力をかけるなら、中国も東シナ海問題で日本に圧力をかける」と解説しながら「対立は非常に深刻であり、双方が取る措置も変わりつつある」と危惧する。日中間では尖閣をめぐる海空連絡メカニズムを早期に運用開始することで一致しているが、めどは立っていない。

 中国外務省は6日、「情勢の緊張と複雑化を招く行為を取らないよう日本側に望む」との報道官談話を発表した。日中間では、9月に中国・杭州で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議での日中首脳会談開催に向けた調整が進む。今月中旬から外交当局者の往来が活発化し、月末には日中韓外相会談で王毅外相が訪日する見通しだ。ただ「相互に信頼して本気で仲良くやろうという雰囲気ではない」(北京の外交関係者)と悲観する声も根強い。【北京・西岡省二】

 ◇政府、警戒感強める

 段階的に小さな行動を繰り返して既成事実を積み重ねる中国側の「サラミ戦術」に対し、日本政府は警戒感を強めている。安倍晋三首相は6日、広島市での平和記念式典から帰京してすぐに首相公邸に入り、西村泰彦内閣危機管理監、谷内正太郎国家安全保障局長、中島敏海上保安庁長官らから報告を受けた。

 中国の海警船は5日にも尖閣周辺の領海に、初めて漁船に随伴する形で侵入。漁船を保護するような動きを見せたため、外務省の杉山晋輔事務次官が程永華駐日中国大使を同省に呼んで抗議したばかりだった。

 同省によると、6日午前の段階で海上保安庁が接続水域への進入を確認した海警船は6隻で、さらに同日午後に海警船1隻が接続水域に入り、計7隻となった。うち4隻は機関砲のようなものを搭載していた。また、尖閣周辺には約230隻もの中国漁船が確認されており、政府関係者は「通常、尖閣周辺にいる海警船は3隻で、7隻もいるのは特異だ。漁船の数も例年の100隻程度より多く、心配だ」と話す。

 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は6日、郭燕(かくえん)駐日中国公使に2度にわたり電話で抗議。「現場の緊張をさらに高める一方的なエスカレーションで、受け入れられない」として接続水域からの退去を強く求めた。北京でも日本大使館が中国側に抗議を申し入れた。

 中国は日本周辺で最近、前例のない活動を活発化させている。6月9日に中国軍艦が初めて尖閣周辺の接続水域に入ったほか、同15日には鹿児島県口永良部島沖の領海を、中国海軍の情報収集艦1隻が航行した。この際、中国は「国際海峡であるトカラ海峡」を合法的に航行したと主張。今回もこれまでにない動きで、日本政府は中国側の意図の分析を急ぐ。【影山哲也】

                     

ブログのティータイム


今日、私の頭の中でこの曲が鳴り響いた。ジョルダーノ作曲のオペラ「アンドレア・シェニエ」

フランス革命五年後、ロベスピエールの恐怖政治のフランス、国内は混乱と恐怖の革命裁判、
そして外国はそんなフランスの混乱を狙う・・・。

この場面の前の説明が必要なので簡単に書くと・・・フランス革命前に詩人アンドレア・シェニエに伯爵夫人が即興詩を所望したのを断ったことで、その令嬢マッダレーナが公然とシェニエを侮辱、
シェニエは貴族の退廃的生活と教会が庶民を顧みない無関心さを批判した即興詩を詠む。(革命の5年前)

(そして今)シェニエの即興詩に秘かに心打たれた伯爵令嬢マッダレーナ、それを忘れられず今までシェニエを見守ってきた。
母を殺され生家の館を焼かれ、貴族出身として今もなお密偵に追われるマッダレーナ、落ちぶれて身分を隠し窮乏の生活を送っているが、革命を批判した記事を新聞に書きロベスピエールに追われているシェニエに手紙を書き、5年ぶりにぺロネ橋で出会う。

シェニエは貧しい身なりの女性があのマッダレーナであることをなかなか思い出せなかったが、マッダレーナは革命後の悲惨な生活を話す。
そして今は権威も失い危険な立場にいるシェニエを気遣う。
カラスが歌う「危険の中で」という言葉に戦慄を覚える。
天才カラスの一言一言の緊張感溢れる歌、そして剛の声のデル・モナコ。
作曲者のジョルダーノはデル・モナコのシェニエを絶賛し「私のシェニエ」と書いたという。


★ 1955年ミラノスカラでの実演録音より ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」
マリア・カラスとマリオ・デル・モナコ

Maria Callas & Mario del Monaco "Ecco l`altare" Andrea Chenier 1955


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強く共感する本日の宮崎正弘氏のメールマガジン いよいよ世界大乱!! 「三宅博氏の救国の呼びかけ」

2016年08月04日 | 政治

いよいよ世界大乱、激動の荒波がやってくる
 日本のこれからの課題は奈辺に潜んでいるのか

****************************************

 第三次安倍内閣第二次改造(2016年8月3日)にあたって、安倍晋三首相は記者会見で「最優先課題は(改憲ではなく)経済の再生だ」と言った。
まさに世界大乱の現状を踏まえれば、日本経済のエンジン再稼働、経済再生は喫緊の最優先課題であることが分かる。

日本経済の過去四半世紀にわたる宿痾は「デフレ」である。
バブルが崩壊してからの「失われた二十年」から、一時的にアベノミクスの発動で株価が急伸し、円安にぶれて企業業績はあがった。そのままの勢いで上昇気流の乗れるかと思われた。幸運は続かなかった。

自動車、建設機械、重化学などに日は射しても、全体の消費は伸びず経済活性化は局所的だった。地方によっては依然としてシャッター通りが拡大している。「地方再生」は掛け声だけが勇ましいが、効果があったのは「ふるさと納税」くらいだろう。
東日本大震災、熊本地震被災からの恢復は軌道に乗ったとは言えず、「一億総活性化」も具体的な施策となると曖昧のままである。

参議院選挙、都知事選挙でも争点は「待機児童ゼロ」とか「医療保険」とか、枝葉の問題が焦点となっても国家の根幹を決める改憲も防衛も、まったく議論されなかった。日本は相変わらずの平和ぼけマインドが続いている。

経済の活性化は政策の実行にあるとはいえ、それは予算の配分によるため遅行するが、根本に横たわるのは日本人のマインドの再生、日本精神の復活にあるのではないのか。

国土強靭化も結構だが、防衛力整備こそがトンネルや橋梁のかけ方なんぞより急がれる。。
しかし戦後一貫して精神的頽廃は恢復されず、日本人の意気消沈が続き、あらゆる経済対策は遅れ気味となり、円高に悩まされて輸出は停滞し、内需は消費マインドの決定的な萎縮によって頓挫したまま。


▼第二次「アベノミクス」の旗色は滅法悪い。

 内閣改造直前に麻生財務相と黒田日銀総裁との緊急会談が行われ、財政出動の刷新が話し合われたが、喫緊の問題は補正予算の裏付けであり、28兆円規模と計測されるものの、いったい真水の部分がどれだけあるのか、予算審議は秋の国会審議に委ねられる。
 第二次「アベノミクス」の旗色は滅法悪い。

 日本の貿易相手国は中国と米国が二大基軸だが、とくに中国経済の大後退にともない、中国進出企業の株価は冴えず業績は低迷している。対米輸出は順調とはいえ、米国の景気も利上げが遠のき先行き不透明、まして大統領選挙はヒラリーが勝とうがトランプが勝とうが、日米安保条約の改定は次の政治日程にあがってくることは確実である
 
 日本が米中にかわって期待するアセアン諸国も経済的な飛躍はとても望めない状態であり、アジアは中国の不況の余波をまともに被って今後急激な再躍進は期待薄となった。
ひとり中国との生産流通システムにビルトインされていないインド経済圏が気を吐くが、日本経済にさほどの影響はない。

 まして対EUとなると、英国のEU離脱(BREXIT)によって、EUが混乱しており、また産油国経済は原油価格の低迷が続く限り恢復はほど遠い。あまつさえISのテロリズムが世界を不安に陥れたまま、シリア内戦、経済難民、トルコのイスラム化、サウジとイスラエルの米国離れ、プーチンの失地回復と高笑い。
 つまり世界経済の行方は不透明であるばかりか、大乱が予測される。

 日本はこれから如何なる舵取りを迫られるのか?
 安部改造内閣は防衛大臣に稲田朋美氏を指名したが、直後、北朝鮮はノドンを日本海に打ち込んで「歓迎」の意味を表した。
これは秋田沖250キロ、日本のEEZ領海内である。即ち軍事的に言えば、日本が侵略されたのである。
 しかるに日本のメディアの反応は滅法鈍い。

中国は直前に発表された日本の『防衛白書』に対して悪罵を投げかけ、「反対である」などと言いがかりを付け、南シナ海の人口島埋立て、軍事基地化という自らの侵略的行為をすり替えた。とくに「稲田防衛大臣は右翼政治家であり、日中関係に衝撃を与えた」などと華僑向けの中国新聞社が伝えた。

同日に北京を訪問していた日本の財界ミッションの「経済同友会」代表に対しても、「政経分離の原則は確認されたが、日中の「政冷経熱」は去り「政冷経冷」は続くという暗い展望が確認された。
 
 日本の行き先はますます不透明となり、軍事的緊張は逆に高まり、日本の防衛債券が礒がなければならないというのに、政府、マスコミ、そして多くの日本人にその自覚がない。それが問題なのである。(以上)

      □△◇●□△◇●□△◇●□ 

三宅博氏が参議院選挙前に述べた通りであった。知る人ぞ知る「椿原 泰夫」氏は三宅博氏を高く評価し推薦文を書いて下さっていた。(ご存知ない方はこの方のお名前を検索してください。)

>・・・ 三宅博先生は、私にとって二十年の知己で、教科書問題であれ、拉致問題であれ、共にたたかってきた同志ですが、これほどに私利私欲と無縁の人をいまだかつて見たことがありません。
・・・私が敢へて三宅博先生を推薦いたしますわけは、「命がけで闘い抜く覚悟」がこの先生の真の人柄・・・

http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/3d559f91f4e57d510bff2c60bdee1007

国の一大事の時である。「有識者会議」のようなものがもしあればに三宅博氏をと願いたい。
先の参議院選で三宅博氏ほど「国防」を訴えた政治家がいただろうか。「保守」といってもいろいろで、老舗の「昔の名前で売っています。」という隙だらけの小人(しょうじん)は不要だ。

ぜひ三宅博氏のこの一文をご覧ください。「三宅博と国民による救国の闘い」に共感を得られた方はこの文の最後にある項目もご覧ください。


http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/a36378cf4acc6af97bcbabb40f2a9709


★ 三宅博先生、8月7日(日)講演会に登壇されます。

三宅 博 「世界の大動乱と日本」孤立か、それとも隷属か!!~必聴です!!
◆講演会 「歴史戦」 慰安婦の真実国民運動  大阪講習会
『~今まで習った歴史ってなんだったの?~』

「歴史戦は反転攻勢へ」

8月7日(日)14時開始~16時終了・・・講師の話す順番は変更も予想されます。

会場 大阪市立歴史博物館 〒 540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-32...


参加費 1000円(講演会のみ)

司会 南木 隆治 氏

講師 岡野 俊明 先生
「反日日本人は戦後の歴史教育が作った」

講師 三宅 博 先生
「世界の大動乱と日本」孤立か、それとも隷属か!!


講師 藤木俊一 先生
「国連に巣食う反日日本人のプロパガンダ」


またパネル展もあります。

8月6日(土)
◆パネル展 10時半~17時(無料)

8月7日(日)
◆パネル展 9時半~16時(無料)

 

ブログのティールーム


★ わがマエストロ、マリオ・デル・モナコが歌うヴェルディ「ああ、父の手は」(オペラ「マクベス」より武将マクダッフのアリア)

マエストロはコンサートのプログラムにこの曲をよく歌っていました。
私はこの曲に魅了され、いつでもこの旋律が私の心を鼓舞したものです。


La paterna mano - Mario Del Monaco (イタリア語歌唱、字幕はスペイン語)


歌詞大意

私の子供たちよ、子供たちよ、みんな殺された!
共にいたあわれな母親も!!
あの凶暴な虎のもとに妻子を置いてきたのか。

ああ、この父の手は愛しいそなたたちを護れなかった、
暗殺者たちが殺すのを、
そなたたちは亡命していた私を空しく呼んだであろう。
最後の息の時・・・。

どうか私をあの暴政者の前にお導き下さい、主よ、
それでもやつらが逃げようとするのであれば
主のお許しを暴君どもに与えてもよい!!

★ ひとつ前のエントリに感動的なコメントを頂いています。http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/dec1b940e9a21146e4187965ac7a2ba1
夜、帰宅してからお返事を書こうと思います。本当にありがとうございます。




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東京都知事選の経過時の青山繁晴・櫻井よしこ両氏の話のおかしさ、小池百合子氏の選挙演説について

2016年08月02日 | 政治
 
★ このおふたりのピントはずれの対話を今こそハッキリ聴いた。

青山繁晴×櫻井よしこ【東京の悲劇】このままだと鳥越都知事が誕生

青山氏「完全に保守分裂ではないか」
櫻井女史「このままでは鳥越さんが当選する」

このおふたりの対談を聴いていて、どうもピントがずれているような気がした。
増田氏も「保守」であればまだしも・・・

このおふたりの対話は東京を心配するといいながら、どこかおかしい。
桜井女史「小池さんでも増田さんでもいい、一本化しないと」と語っている。


★ 小池さんの選挙時の見事さは完璧、と見えるがそれは対自民党とのこと。
大衆の前では政策よりも「私をジャンヌ・ダルクと言う人がいますが」「厚化粧と・・・」
多くの人を楽しませひきつける。
その他は「ありがとうございます」の繰り返し。
これは大衆にはわかりやすい。大衆は悲劇のヒロインがけなげに立ち上がり懸命に頑張っているのを喜んで応援している。
追加・・・小池さんの「政策」はこのyoutubeにあった。https://www.youtube.com/watch?v=eA8C9Qq-lJM

舛添前都知事があまりにもあまりであっただけに、自民党に公認されずけなげにも反骨精神を見せる小池さんに人気が集中したのだろう。
そレに小池さんはなかなかしたたかでたくましい。

これから小池東京都知事の手腕が注目される。
ところで安倍さんは増田さんの応援に来なかったという。
また自民党は小池さんに協力した自民党議員をどのように扱うのか。

8月2日の産経新聞によると、「安倍晋三首相は1日の党役員会で『自民党にとって残念な結果になった』とした上で、『4年後の東京五輪・パラリンピック成功のため、今回示された民意をかみしめながら都民と力を合わせて取り組んでいきたい』と述べ、小池氏との連携を示唆した。」とある。

ガチガチの全体主義の自民党はこの一角から崩れていくのではないかと思う。

自民党は「小池の乱」に完敗だった。さらに二階氏を幹事長に・・・ここまできたか。

★ 参議院選でも、政策をきちっと語り我が身を投げ打っても国に尽くす実力ある政治家は当選できなかったけれど、これは日本の損失ですよ。

今回の都知事選もで驚いたのだけれど 「挨拶がなかった」と言って平然として選挙妨害のような態度をとる政治家もいるのですね。

(どこにもいるような気がする。老舗?政治家の保身と思い上がりの一種)
「挨拶」をしても受け入れなかっただけでしょう・・・。



ブログのティータイム


★草原の覇王コンチャーク・ハンに捕らわれの身となったルーシ(今のロシア)の英雄イーゴリ公の物語。
文豪プーシキンの書いた「イーゴリ戦記」を読んでいたのは高校時代だった。ロシアの「国造り」の叙事詩と思った。
ホロストフスキーはこの役にふさわしい名歌手だ。

旧ロシアの国民楽派とされた作曲家ボロディンの最高傑作、オペラ「イーゴリ公」より 
バリトンはロシア・シベリア出身のホロストフスキー。
いうまでもなくロシア最高の名歌手とされている。


Dmitri Hvorostovsky - Prince Igor' Aria- (ロシア語歌唱)


「イーゴリ公」~疲れ果てた心には
草原の覇王、コンチャーク゚・ハン率いる大軍を迎えうち、ルーシの英雄イーゴリ公はその捕虜になる。
しかしコンチャーク・ハンはイーゴリに友情を示し、国に帰しても良いがその後は戦いをあきらめろという。
イーゴリは全滅に近い自国の軍に責任を感じ、また国で自分を待っている妻はきっと理解してくれるだろう、と
ルーシを護る決意を歌う。もちろんコンチャーク・ハンの好意を固辞した。
・・・しかしコンチャーク・ハンはそんなイーゴリ公にますます敬意を示す・・・「英雄は英雄を知る」か・・・。



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東京都知事選、小池百合子氏の圧勝、無党派層を動かす。この背景には奢れる自民党への抗議も・・・。

2016年08月01日 | 政治


分裂自民、手痛い敗北=小池氏処分で寛容論も【都知事選】
時事通信 7月31日(日)20時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000079-jij-pol

 自民党は31日投開票の東京都知事選で、推薦した増田寛也元総務相が小池百合子元防衛相に及ばず、保守分裂選挙で手痛い敗北を喫した。増田氏擁立を主導した党都連の石原伸晃会長らの責任が問われるのは必至だ。党に反旗を翻す形で出馬した小池氏の処分も検討するが、小池氏率いる都の新体制との関係構築を重視して寛容な対応を求める声もあり、難しい判断を迫られそうだ。
 石原氏は31日夜、増田氏の事務所で支持者らに「完敗だった。力不足で申し訳ない」と陳謝したが、自らの進退には言及しなかった。同党の茂木敏充選対委員長は「都民の審判を謙虚に受け止めたい。新知事には、都政の混乱を一日も早く収拾し、課題の解決に力を尽くしていただきたい」とのコメントを発表した。
 自民、公明両党は増田氏をそろって推薦し、徹底した組織選挙を展開。自民党都連は、親族を含め小池氏を支援した場合は除名などの処分対象にするとの文書を出し、締め付けを図った。
 しかし、小池氏はこうした圧力を逆手に取って改革姿勢を前面に出し、与野党支持層や無党派層から幅広く支持を獲得。自民党からは若狭勝衆院議員や一部区議らが公然と小池氏を応援し、党の締め付けは裏目に出た。
 自民党の下村博文総裁特別補佐は31日の民放番組で、小池氏や応援者の処分について「党紀委員会などできちんと議論する必要がある」と述べた。党内には「勝ち負けに関係なく除名にすべきだ」との強硬論が出ている。
 一方、2020年の東京五輪・パラリンピックや少子高齢化対策など重要政策で都と連携していくため、除名など厳しい処分を避けるべきだとの意見もある。増田氏を応援した国会議員からも「国と都はこれから一緒にやっていかなければならない」「今後の小池氏の対応次第だ」といった声が上がる。
 安倍晋三首相は今回、増田氏への支援を呼び掛けるビデオメッセージを寄せたものの、街頭での応援は見送った。敗北のダメージを最小限にとどめ、小池都政との全面対立を避けたいとの思惑があるとみられる。 (以上)


★ 小池氏が他の候補より何枚もウワテだったことである。自民党のたそがれがやってくるだろう。
安倍総理のいつもながらの優柔不断、巨大政党の不遜な態度に大きな非難があると思う。
そして日本人の『判官びいき』も大きく影響した。安倍総理の風見鶏姿勢はいつものこと。



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★ もうこのようなヴェルディの難役をこなせるソプラノはいなくなった。
これはミラノ・スカラの貴重な上演記録、ブルガリアのドラマティックソプラノであるゲーナ・ディミトローヴァが歌っている。


ヴェルディ『十字軍のロンバルディア人』・・・ジゼルダは必死でむごい十字軍のイスラム殺戮を止めさせようと説得する。
これは「美しい」だけの歌唱では太刀打ちできない難曲で、なかなか上演されない。

VERDI I LOMBARDI ALLA PRIMA CROCIATA Ato II 22 Aria


「イスラム教徒への殺戮は神はそれを望んでおられません。」とジゼルダは命がけで訴える。


コメント (2)
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