ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

東京都知事選の経過時の青山繁晴・櫻井よしこ両氏の話のおかしさ、小池百合子氏の選挙演説について

2016年08月02日 | 政治
 
★ このおふたりのピントはずれの対話を今こそハッキリ聴いた。

青山繁晴×櫻井よしこ【東京の悲劇】このままだと鳥越都知事が誕生

青山氏「完全に保守分裂ではないか」
櫻井女史「このままでは鳥越さんが当選する」

このおふたりの対談を聴いていて、どうもピントがずれているような気がした。
増田氏も「保守」であればまだしも・・・

このおふたりの対話は東京を心配するといいながら、どこかおかしい。
桜井女史「小池さんでも増田さんでもいい、一本化しないと」と語っている。


★ 小池さんの選挙時の見事さは完璧、と見えるがそれは対自民党とのこと。
大衆の前では政策よりも「私をジャンヌ・ダルクと言う人がいますが」「厚化粧と・・・」
多くの人を楽しませひきつける。
その他は「ありがとうございます」の繰り返し。
これは大衆にはわかりやすい。大衆は悲劇のヒロインがけなげに立ち上がり懸命に頑張っているのを喜んで応援している。
追加・・・小池さんの「政策」はこのyoutubeにあった。https://www.youtube.com/watch?v=eA8C9Qq-lJM

舛添前都知事があまりにもあまりであっただけに、自民党に公認されずけなげにも反骨精神を見せる小池さんに人気が集中したのだろう。
そレに小池さんはなかなかしたたかでたくましい。

これから小池東京都知事の手腕が注目される。
ところで安倍さんは増田さんの応援に来なかったという。
また自民党は小池さんに協力した自民党議員をどのように扱うのか。

8月2日の産経新聞によると、「安倍晋三首相は1日の党役員会で『自民党にとって残念な結果になった』とした上で、『4年後の東京五輪・パラリンピック成功のため、今回示された民意をかみしめながら都民と力を合わせて取り組んでいきたい』と述べ、小池氏との連携を示唆した。」とある。

ガチガチの全体主義の自民党はこの一角から崩れていくのではないかと思う。

自民党は「小池の乱」に完敗だった。さらに二階氏を幹事長に・・・ここまできたか。

★ 参議院選でも、政策をきちっと語り我が身を投げ打っても国に尽くす実力ある政治家は当選できなかったけれど、これは日本の損失ですよ。

今回の都知事選もで驚いたのだけれど 「挨拶がなかった」と言って平然として選挙妨害のような態度をとる政治家もいるのですね。

(どこにもいるような気がする。老舗?政治家の保身と思い上がりの一種)
「挨拶」をしても受け入れなかっただけでしょう・・・。



ブログのティータイム


★草原の覇王コンチャーク・ハンに捕らわれの身となったルーシ(今のロシア)の英雄イーゴリ公の物語。
文豪プーシキンの書いた「イーゴリ戦記」を読んでいたのは高校時代だった。ロシアの「国造り」の叙事詩と思った。
ホロストフスキーはこの役にふさわしい名歌手だ。

旧ロシアの国民楽派とされた作曲家ボロディンの最高傑作、オペラ「イーゴリ公」より 
バリトンはロシア・シベリア出身のホロストフスキー。
いうまでもなくロシア最高の名歌手とされている。


Dmitri Hvorostovsky - Prince Igor' Aria- (ロシア語歌唱)


「イーゴリ公」~疲れ果てた心には
草原の覇王、コンチャーク゚・ハン率いる大軍を迎えうち、ルーシの英雄イーゴリ公はその捕虜になる。
しかしコンチャーク・ハンはイーゴリに友情を示し、国に帰しても良いがその後は戦いをあきらめろという。
イーゴリは全滅に近い自国の軍に責任を感じ、また国で自分を待っている妻はきっと理解してくれるだろう、と
ルーシを護る決意を歌う。もちろんコンチャーク・ハンの好意を固辞した。
・・・しかしコンチャーク・ハンはそんなイーゴリ公にますます敬意を示す・・・「英雄は英雄を知る」か・・・。



コメント (6)
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