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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「台湾」李登輝氏、涙の訴え ・ 西部邁氏、三島由紀夫を語る ・ 三島由紀夫とワーグナー

2014年03月29日 | 政治

李登輝元総統、涙の訴え 「指導者は学生たちの意見に耳を傾けるべき」

1990年、台湾に民主化をもたらした偉大な台湾の国父、李登輝。
92歳になりながら、愛する台湾と台湾人のために、遺言のつもりで価値ある言葉を投げかけてる。

≪政府や指導者は庶民や学生たちと対話しなくてはならない。
特に学生たちは知識階級であって、将来の国家にとって重要な人物だ。
警察力を用いて排除するべきではない。
まずは彼らと会って話を聞き、何が問題なのか、どう解決するべきかを理解するべきだ。
こうしたことができないのであれば、何のために指導者に選ばれたのか。

学生たちはかわいそうだ。
もうすでに(立法院占拠から)10日が経ち、警察に殴られている光景はとても見ていられず心が痛む。
台湾がこんな風に変わってしまったのを見ると、本当に涙が出る。

もう質問しないで下さい。さもないと本当に涙がこぼれてしまう。私の話を聞いてくれればそれでいい。

学生たちが提案した「全民憲政会議」はいい考えだと思う。
国民全体で台中サービス貿易協定についての理解を深めるべきだ。
これまでの政府の説明は全く不十分だ。
この機会を利用して国民への説明を尽さなくてはならない。それが民主社会の形だろう。


大切なのは、政府は庶民が抱えている問題を理解することだ≫不捨那些學生 前總統李登輝哭了! 請馬傾聽學生的聲音..TV 54
https://www.youtube.com/watch?v=fiSqEnMOzuI&



★ 李登輝氏は台湾の国士・・・。
  気になるのは今の日本のありかた。
  李登輝氏の言葉は、今の日本のことを思うと、深く響く。


日本にはこんなのがいる。
・・・クリックで拡大【絵はYohkan画伯】



日本はどうなるのか、日本の危機をまだ知らない国民が多い、これが悲劇だ。

西部邁氏、三島由紀夫を語る



【この動画に寄せられたコメントより】

・三島先生、西部先生、大好きです。尊い価値を学び感謝です。私はクリスチャンですが、思い切り両先生の価値観に共感します。
主、イエスは、人類の罪のために十字架にかかり死に三日目に蘇りました。何の罪もない神の子が死刑にされました。
三島先生は腐り果てていく、朽ちていく日本人、日本に警鐘を鳴らしたかったのだと思います。
自らの命と引き換えにどうしても自衛隊、日本人に残したい「何か」があったのです。三島先生の自決は悲しい事ですが、
これで日本に永遠に問いかける宿題が出来ました。
ノーベル賞候補にもなり、社会的に大成功を収めた天才作家が45歳の若さでどうしてそこまでしなければならないのだろう?とかねがね思っておりました。
でも、三島先生は栄光も人生も全てを投げ打ってでもどうしても伝えたい、使命感があったのですね。40年経過して真意を知りました。
西部先生、有難うございます。心より感謝申し上げます。

・西部先生、老いぼれてないな・・・・凄い。すごすぎる。

・「静聴せい! 男一匹が、命をかけて諸君に訴えているんだ!!」



★ 三島由紀夫が愛聴したワーグナーのオペラ、楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「愛の死」


トスカニーニ指揮(一部)


・・・トスカニーニのレコードにはドイツ語でなくイタリア語で「トリスターノとイゾッタ」と書かれていた。
「国士無双」のようなトスカニーニ、頑固そう・・・。フルトヴェングラーのライヴァルでもあったが、骨太で剛毅な音楽は
   ヴェルディのようで・・・。ミラノで「ファシスト賛歌」を演奏するように命じられるが、断固、拒否。暴力を受けるが
   屈することなく退場。ファシストはヴェルディのオペラの「イタリア統一運動」とは別物だ、と言う。
   芸術家は節を曲げない、という典型で、頑固一徹と恐れられた。


フルトヴェングラー指揮、ソプラノは20世紀前半の伝説的で偉大なワーグナー歌手であるフラグスタート


・・・「神のようなフラグスタート」と称賛され、ドナルド・キーン氏など絶賛の演奏。フルトヴェングラーの音楽は悠久・・・。
ドイツのためにナチスのハーケンクロイツの前で演奏、しかしユダヤ系の楽員を秘かに逃していた。
彼のワーグナーは「ドイツのため」であり「ナチスのため」ではない。誤解をおそれぬマエストロ、もし彼が逃亡していたら今の
ドイツ音楽のレヴェルは低下していたことだろう。戦後、フルトヴェングラーやフラグスタートは戦犯に協力かと批判され、演奏不可能になったのを救ったのが、天敵?トスカニーニだった。「英雄は英雄を知る」曹操と関羽ではないが・・・。


 ★ 「トリスタンとイゾルデ」全曲は約4時間、長いのでほんの部分を。
   上昇する音楽のフレーズは「諦念」「生死」を語るもの、三島はそれを瞬間的に感じ取ったのでしょうか。
   三島氏が愛聴していたのはフルトヴェングラー指揮のレコード、
   三島氏の映画「憂国」にもこの曲が流れているが、歌のないストコフスキー指揮の演奏を用いた。
         




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三宅博・山田宏・杉田水脈・中丸聡議員の素晴らしい対談 「河野問題」「NHK」など。

2014年03月29日 | 政治
 



★ これは素晴らしい内容だった。  
  三宅博・山田宏・杉田水脈・中丸議員・・・、この「対談」は楽しみだった。
  そしてyoutubeが出来上がったので、夢中になって視聴した。

  7:30から「河野談話」検証の必要性について、
  22:00からNHK問題について、何が問題か、など

  元気な気分になりました。
  
  ぜひお聴きください。





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赤池議員、「移民問題など」は「有識者・学識者」などの諮問会議で決めることではないとハッキリ。

2014年03月29日 | 政治
 


西田昌司議員も言っていたことを、赤池議員もハッキリ言う。
特に15分過ぎから。司会のすきやまこういち氏の質問も大変良い。

赤池氏は「婚外子」問題の時も、西田昌司氏と共に自民党内で声をあげたが、このような「保守」を遠ざけ、「諮問会議」などで
勝手に話されたことが、通ることがないようにと言っている。

当然の話ながら、自民党の良心的な議員が悩んでいることを、このままにしていいのか。


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平沼赳夫氏、日華議員懇談会を開く

2014年03月28日 | 政治

平沼赳夫先生が「日華議員懇談会」を開いた。(平沼氏は会長)

日華議員懇談会とは・・・日華議員懇談会(にっかぎいんこんだんかい、略称:日華懇)とは、日本と国交のない中華民国(台湾)との関係強化を目的とした超党派の議員連盟である。

内容を知りたいが今のところ、中山成彬議員のツイッターで様子が少しわかる。
もっと詳しく知りたいものだ。

中山なりあき ‏@nakayamanariaki · 15時間
一昨夜、平沼赳夫先生が会長を務める日華議員懇談会の総会が開かれたが、沈駐日代表は台湾からの留学生が押し掛けて、出て来られなかった。台湾では中国とのサービス貿易協定の審議で立法院が学生らに占拠されている。経済力が逆転し、中国に呑み込まれてしまうのではという焦燥感が若者を駆り立てる。






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三橋貴明氏のメルマガ 悲惨極まる「台湾情勢」・・・これは明日の日本

2014年03月28日 | 政治

★ 三橋貴明氏からメルマガが届きました。(以下転載)

 台湾で学生たちが中国とのサービス貿易協定に反対し、立法院(日本でいう国会)を占拠し、学生・市民の一部が行政院(内閣)に突入する事態になっております。

 日本では、あまり報じられない(特にテレビでは)のですが、本問題は我が国を悩ませる問題とリンクしており、極めて重大であるため取り上げます。

 昨日、廣瀬勝氏(中国投資を警告する日台共闘の会代表)および沈柏勝氏(台湾投資中国受害者協会理事)にお目にかかり、台湾の現状について色々と聞いてまいりました。

『台湾の学生側集会に首相、対話は決裂 立法院占拠
http://www.asahi.com/articles/ASG3Q6DPFG3QUHBI00S.html

 台湾の立法院(国会)を学生らが占拠して5日目となった22日、江宜樺(チアンイーホア)行政院長(首相)が周辺で行われている集会を訪ねた。

江氏は学生側が求めた中台サービス貿易協定の取り下げに応じず、対話は決裂。江氏は改めて記者会見し、学生に議場退去を求めた。
 学生側は対話の条件として協定取り下げなどを求めたが、江氏は「協定は台湾に有益」として拒否。

このため、学生側は十数分ほどで話し合いを打ち切り、馬英九(マーインチウ)総統が直接話し合いに応じるよう求めた。
占拠は違法との立場から江氏は議場には入らなかった。
 江氏は記者会見で、学生らの熱意を認めつつ、民意を代表する最高機関である立法院の占拠は許されないと強調。
議場を占拠して要求受け入れを迫る学生らの手法を厳しく批判した。
一方、立法院周辺には学生らを支援しようと連日数万人が集まっている。』

 台中サービス貿易協定は、金融、広告、印刷、レンタカー、「通信」、宅配、娯楽施設、スポーツ施設、映画、韓国、旅行、内装工事、老人ホーム、卸売、小売、運輸、美容室、クリーニング、オンラインゲーム、葬儀など、恐ろしく幅広い「サービス分野」について、
「台湾が中国に市場を開放する(=制度を変更する)」
 というものです。

「え? 逆は?」
 と思われたかも知れませんが、なぜか台湾の対中ビジネスの方は「福建省のみ開放」であったり、「中国側が主導権を握る形で開放」だったりするのです。言葉を選ばずに書けば、不平等条約です。

 特に、危険視されているのが「通信」で、一般のインターネット通信も「台湾側は」完全に中国に対し市場開放をしなければなりません。(対する中国側は福建省において、台湾のネット販売業者が拠点を設けることを認めるだけです。
しかも、出資55%以下という制限付き)通信を中国共産党側に「開放」するとなると、これはもはや、
「国家の安全保障に関する機密情報も、中国共産党にダダ漏れ」
 という事態を招きかねないわけで、台湾の学生や市民たちが激怒して当然です。(逆に、中国共産党が国内のネット環境を外資に『開放』するわけがないわけでございます)

 しかも、馬政権は本協定を「秘密交渉」として推進し、交渉が妥結し、馬総統がサインした「後」に中身を台湾国民に公開したもんですから、大変です。学生たちが激怒して当たり前です。馬政権は「民主主義のプロセス」をすっ飛ばしたわけでございます。

 冗談でも何でもなく、この貿易協定は台湾の「独立」に対し、決定的な刃と化すでしょう。

 TPP同様に、台湾においても貿易協定は最終的に議会(立法院)の批准を得なければなりません。
民進党などの要望で、馬政権は協議の見直しを進める姿勢を見せていたのですが、3月17日に打ち切り。
結果的に、学生や市民の猛反発を受けることになりました。
 
 さて、馬政権発足以降、台湾では両岸関係条例が大幅改定されるなど、次第に「中国共産党に国を開く」状況が進んできました。
現在、中華人民共和国の人民は、台湾に四年間居住するだけで台湾の身分証を取得することができます。
信じがたいことに、その時点で「公務員」にもなれるとのことです。

 今回の台中サービス貿易協定の中にも、中国のビジネスマンが一定のお金を支払うことで、簡単に台湾移住が可能で、ビザ更新も無制限に行えるという内容が盛り込まれています。本協定が発効すると、台湾は「中国人の波」に飲み込まれることになるでしょう。

 ところで、台湾は日本以上の少子化です。合計特殊出生率は1.07(2013年)程度に過ぎないのですが、以前は毎年25万人子供が生まれていたのが、現在は12万人になってしまっているそうです。

 なぜか。
 理由は簡単で、中国とのビジネスが盛んになり、中国人労働者との賃金競争が激化し、台湾国民(あえて書きますが)の所得が伸びなくなってしまったためです。以前は、一世帯で3~4人の子供を育てることができたのですが、今は1~2人が限界とのことでございます。

 そして(ここからが重要ですが)、台湾の馬政権は、中国移民を増やす理由として「少子化」を挙げています。

 そもそも、中国人と労働市場で競争する羽目になり、所得が伸びず、子供を増やせなくなった台湾において、少子化を理由に「更なる移民拡大」を馬政権は推進しているわけです。実際に馬政権の思惑通り、台湾にさらに中国人民を呼び込んだところで、労働市場の競争がますます激化し、実質賃金が切り下げられ、台湾国民はこれまで以上に子供を増やすことができなくなるでしょう。
「少子化の対策は、日本の場合はデフレ脱却だ」
 と、繰り返し語ってきました。「大前提」として、国民の所得が実質的に増えていく環境を取り戻さなければ、少子化問題は解決のしようがありません。

 それにも関わらず、現実の日本や台湾(そして、恐らく他の国々も)では少子化や人口減少を理由に、更なる実質賃金の切り下げをもたらす「国境を越えたヒトの移動の自由」が推進されています。あるいは、推進されようとしています。

 また、我が国のTPP交渉も、やはり「秘密交渉」です。TPPの中身が「内政問題」であるにも関わらず、内政をつかさどる国会議員ですら情報にアクセスすることができません。異様です。

 というわけで、台湾の問題を他人事として捉えないようにして欲しいのです。日本国民と台湾国民は、共に「根っこが同じ問題」に苦しめられているわけでございます。(以上)


★ この三橋先生のお話は昨日エントリしましたが、http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/9959ae9b7133319ec3ab36287b00d344このメルマガを読んでみるとますます大変なことになったと思います。

台湾の事態はもはや明日の日本、ということは誰にもわかることでしょう。
西田昌司議員が昨年、危惧された通りです。
台湾のことをこのまま見過ごすことは、日本のことも見過ごされること、台湾は決裂だったのですね。
いろんな情報があるので、最新のがこれ、ということです。






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