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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「歴史問題に思う」~漂泊の旅人さまのエッセイから

2012年03月04日 | 漂泊の旅人さま

私が今のように歴史問題に興味を抱くようになったのは一人の元軍人との知己であった。

その元軍人はもちろん相当な老齢であったが気概は極めて旺盛で、いかにも軍人あがりといった風貌であった。



彼は戦時、上海だか蘇州だかの憲兵の尉官でかなりのエリートで、参謀本部の中枢にまで出入りしていたとのことだった。



それ故に知り得た情報では当時の日本軍は統制が行き届き不謹慎な兵隊は一人だにいなかったと口角泡を飛ばし熱く語ったものだった。

その彼が後年、命を賭して取り組んでいたのが「新しい歴史教科書をつくる会」だった。
正しい歴史を未来に伝えなければの使命感に燃えたのも必然だったのかもしれない。



私達が住む岡山県は昔は江田三郎や日教組の槙枝委員長などの左翼の大物の出身地だ。
最近ではそんな大物の足元にも及ばないが菅直人も岡山県の出身だ。
また、鳩山由紀夫の曾祖父岡山県出身との事…ことほと左様に左翼勢力が幅をきかす土壌、風土であった。



そんな環境のなか、老躯の彼は正しい歴史認識を広めるために心血を注いでいたのだった。



そんな彼の姿に影響されてか、私も歴史問題に触れる機会がふえ、さらに当時外国へ度々旅行に行き、外から日本をみる機会が多かった事もあって日本の近代の歴史への興味が膨らんでいった。





私の母は戦時中、代用教員をしていた。

戦後、 多くの教師がそうであったように母もまた、左翼思想にかぶれ熱烈な社会党支持者となっていた。

選挙ともなれば熱病のように運動に没頭したものだった。



私が小学生の頃のある時、選挙遊説の途中、江田三郎が我が家に立ち寄った事があった。

母はその事を大層名誉なことと思ったのだろう…後年にもしばしば、自慢気に人に話していた事をほのかに覚えている。



その様な家庭環境に育った私は当然ながら左翼主義思想に知らず知らず洗脳されていったのは無理からぬ事だった。



成長するに及んで、学生時代には当時の若者のご多分に漏れず、人気の学生運動に身を投じ一端の闘士を気取ったものだった。





そんな私が子ども時代からの呪縛から解き放たれ、現在の自由主義思想に転換できたのも、老憲兵大尉のお陰であった。





そんな彼が人生の後期、多くの時間と情熱をかけて取り組んでいた「新しい歴史教科書をつくる会」が活動を始めて今年で15周年に当たるという事だ。

憲兵大尉は今はもう他界されている。老人となってから、活動のため、パソコンを始め、パソコンを操り、南京大虐殺の話を熱く私に語りかけていただいた姿が今も瞼の裏に焼きついている。



彼や彼と同じ情熱で活動してきた愛国者の成果の15年の月日が河村市長の発言も妄言とはならない世論を作り上げてきたと言えるのではないでしょうか?!

しかし、昔日の日本人の矜持は未だ、日本人の心の中に蘇生しているとは言い切れない。

東京裁判史観やコミンテルン史観の洗脳に毒された人たちがまだ多く生き残っている。



この化石の様な人々が呪縛から解き放たれて普通の日本人になるまでにはまだまだ多くの時間が必要だ!

                      (以上、iza「漂泊の旅人」さまのブログから転載)


☆ メカ音痴の私が何を思ってか、ブログを書き始めてしばらくした時、偶然にヤフーブログの漂泊の旅人さまの以前のブログ
  を見つけ、毎日拝見していてついに、ついに震える手でコメントを書いたことを思い出す。
  時々、激しい言葉で政治への怒りを語られる時も、その怒りの大きさで、政治がどれほどとんでもないことになっているか、
  私はだんだんわかってきたのだった。
  そして漂泊の旅人さまのブログは、一日に数回書かれていて、一日も休まれなかった。
  心臓に持病があって、と以前のヤフーのブログに書かれていたことが、そのブログを閉じられた時も、ずっと気になった。
  二度と読むことはないのだろうか、と思っていたところに半年後、iza で「漂泊の旅人」としてブログを書いていると、連絡
  がコメントされていて、私は大喜びでizaの手続きをし、幼稚な内容のコメントを連発し、ご迷惑をおかけしていた。

  はやくお父さまを亡くされた漂泊の旅人さまは、お母様をよく助けられ、またご自身の健康も心筋梗塞というご病気に苦しまれながらも、その手術がいつ実施されたかもわからないほど、毎日ブログをお書きになった。
私は、「漂泊の旅人さまをお守りください」と近所の神社に参拝し、祈った。国士を必ず護って下さるという神社だから。
(もちろん、sengoku38氏こと一色さんや、「円卓」のみなさまのことも、尖閣・北方領土・竹島のことも。そしてロシアが攻めてきたら神功皇后ご自身がご出陣して頂けることも・・・本気で祈った。その時、頭の中に流れてきた「今宵は山が美しい」という曲が、このブログに何度も出てきたが、ついに「主題歌」にしてしまった・・・。
そのわけは・・・3つの鈴を鳴らした時、聴こえてきた和音がこの曲だったのだ。


今日のエントリーに漂泊の旅人さまが、今まで保守として命をかけて書いてこられた経緯がよく描かれ、感動してしまった。
お仕事で何度も海外に行かれ、特に中韓を実際にすみずみまでご覧になったことなど、普通の新聞では書かれていないことも知ることができた。 私は「東郷ターン」というのも知らなかった。それをコメントで教えて下さった・・・。
Kenさまと違い、困った音楽家の私であった。いっぱい感謝をこめて・・・ベッラより


漂泊の旅人さまから・・・・・
 
To bellaさん
南京大虐殺について、その方は終始一貫、絶対になかったと言っておられました。
なかったことを証明することは不可能に近い。
昔の記憶をたどりながら資料を収集された書斎の中でいろんな本を読ませていただいたものです。

私の虐殺なかった論はこの方の姿勢・・というか心意気からから教わったものです。


Franco CORELLI. Tu, ca nun chiagne! Ernesto de Curtis.



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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-03-06 21:52:07
こんにちわ。
昨年の『WiLL』4月号で、元TBSアナウンサー鈴木史朗さんが 「南京大虐殺は真実ではないと思う理由」を寄稿されています。

ぼやきくっくりさんも 2011/12/17 にエントリを上げています。
『WiLL』は毎号は買ってませんがこの号は持ってます(読んだ時には「!!!www!」と思い鈴木史朗さんが大好きになってしまった)し、ベッラさんも記事にするかな?とその時に思っていたのを思い出しました(くどい書き方ですみません)のですが、何しろ大震災ですね…すっかり吹っ飛んでました。

中国が問題にすべきは南京大虐殺より天安問事件その他諸々なんじゃないでしょうか?
【人命軽視】の中国に「大虐殺しただろ?」とか言われたくないです。
中国の歴史こそ虐殺に次ぐ虐殺であるでしょう。

某所からの引用です。
『日本人は元来「この世に生を受けて、人の為にいかにあるべきか」という利他の精神を育んできた民族であり、そうした生き方は人としての「在り方」を希求し「らしさ」を体現してきました。「在り方」や「らしさ」を求める生き方の対象は大勢の中の自己にあり、自己の研鑽の不足を「恥」としてきた民族だからこそ、より高度な人格形成をなしてきたのであります』
つづく
返信する
Unknown (フローラはな)
2012-03-06 21:59:07
(また無記名をやらかしました…恥)

続き。
中国こそ「南京大虐殺はありませんでした」って言わないと広げた風呂敷が畳めなくなりますよ…って感じです。
実は「ありました」と言う決定的証拠もなくて、妙ちきりんな記念館に嘘の絵とかを後付けで書いている訳ですね。

中国人を一番信用していないのが中国人というくらいなのに、全く「嘘八百」を並べる補助をした朝日や学者はどんだけオタンコナスなんだ…と思います。

まあ、閻魔様はお見通しだからいいですけど。

返信する
中国人は捏造の歴史の中で (フローラはなさまへ  ベッラ)
2012-03-06 23:32:50
「中国の歴史」陳舜臣さんが、中国の歴史(正史)は、前の時代の歴史をぬりかえてそれぞれの時代の政権を正当化するよう、また文化物や書物なども処分してきた、と書いています。
書物など、偶然日本に伝わって、日本から中国へ、ということなどいっぱいあるそうです。
抹茶もそうなんですって。今の中国にはない。
でも確かに中国から伝わったもの。
しかし、今はそう隠すことはできなくなりました。「天安門」なんて写真やビデオも、実際に目撃した人もたくさんいますし。

チベットやウイグルも隠せないことですね。
文化大革命も・・・そして日本軍がしたというひどい捏造の数々、張作霖爆殺事件、盧溝橋事件をはじめ、実際は国民党と共産党の内戦だったこと、その中のひとつとして「南京大虐殺」がある、そして満州はもともと漢民族の国ではなく女真族という文字も違う民族の国だったのに、共産党が民族浄化し、今の満州には女真族はほとんどいなくなって、いるのはかつて辺境の防人たちの女真族の子孫、とか。

こんなこと書いていたらまた「工作員」がおいでになる、よろしく援護射撃お願いします、なんて。怖かったですね。
そうそう、中国の名優たちに、「満州族」(女真族)がいて、国家事業の「毛沢東」のテレビドラマなど、日本が無茶をした場面がないように脚本に手を入れてくれていたのを知っています。「三国演義」の諸葛亮を演じた唐国強ですが。「毛沢東」も出演したのです。「長征」というドラマでした。」・・・日本人バッシングゼロでした!!!
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新渡戸稲造「武士道」 (フローラはなさまへ ベッラ)
2012-03-07 01:26:59
「100分で名著」武士道のテキスト買いました。2月号で一冊だけあったのです。
それはテレビでちょっと見たのですが、気になっていて。「恥」の文化、自分で自分を律することも、・・・南京事件や盧溝橋、張作霖殺人など日本人はしていない、ハッキリ話し合うよいチャンス、その通りなのに政府はビビってる、どうしてなの~って思います。
返信する
昨年4月のWILLありました。 (フローラはなさまへ  ベッラ)
2012-03-07 06:52:50
買っていました。
でも震災であまり読めなかったと思います。
今、目次を見て、しっかり確認しました。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (フローラはな)
2012-03-07 10:03:10
この『WiLL』の四月号の鈴木史朗さんの「南京大虐殺は真実ではないと思う理由」を読んでハッ!とした方はかなりいると思うのですが、本当に発売時期が悪すぎて、残念です。
くっくりさんは素晴らしい事に全文起こしをされていますので沢山の方に読んで欲しいです。

くっくりさんのコメント欄にもありますが、一昨年でしたか…出たアメリカの諜報部の『Venona(ヴェノナ)調書』ですね。
これが大々的に発表されれば目が覚める人も多いと思います。WW2で日本軍がしたとされる様々な悪事が捏造だと、きっとわかっている人達はわかっているのでしょう。でも口をつぐんで話さない。
補償金のキックバックがあったり、いろんなケチな思惑があって表沙汰にしないというのもあるかな?と。
私達は古代エジプト時代に住んでいるわけではなくネットで私みたいな社会の隅にいるただの主婦でも色々調べられる時代に生きているわけです。

例えば東ちづる氏が「普天間基地が住宅密集地にあって危ないゎ」と今だに言っていますが(笑)、そんなもん基地が出来てからへばり付くように住宅が密集してきたわけで、
出しているテレビ朝日は
全く誰を騙そうとしているのやら?いくらもらっているのやら?…です。

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