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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

石破政権以外に結束(中林美恵子氏)/アメリカに頼らないデンマークモデルとは? その他

2025年05月02日 | 政治

「石破政権意外に結束」「トランプ政権は焦り」中林美恵子氏、日米関税交渉2回目受け分析

「日本側からしたら、特に安全保障を切り離したいと思っていた。どうも切り離せたのはいいこと。それから為替、債券市場は3カ月やそこらで決められるものではない可能性があります。もうすこし長期の視野を見据えて水面下で着々と別のプレイヤーを立てて、こちらは加藤勝信財務大臣とか、安全保障なら国防関係の大臣と、すみ分けできれば、日本にとっては最高。そっちの方向に行っている感じ」と、順調に交渉ができていると読んでいた。

背景には日本側の石破政権の支持率低下と7月の参院選もあるが、それ以上に米国の現状のトランプ政権に対する逆風も強調。「経済低迷、GDPもマイナス。できたら早く決めたい。早くたくさんまとめたいというのがトランプ政権の焦り」とも分析していた。
(全文は上記の下線入りのタイトルをクリック)

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 いろんな意見を知りたいので載せました。選挙がらみのバッシング合戦はあまり参考にならない。今は「日本のこと」を考えるべきです。(ブログ主)

アメリカ離れの奥の手 ウクライナを守るデンマーク・モデルとは?【報道1930】
ロシア寄りと思えば、突然ゼレンスキー大統領と打ちとける…。トランプ氏の外交は先が読めない。そんなトランプ氏の言動とは関係なくウクライナでの戦争は続いている。

はっきりしていることは西側の支援なしにウクライナはロシアに太刀打ちできないことだ。

そこでヨーロッパではアメリカに頼らないウクライナ支援を始めている。それは“デンマーク・モデル”と呼ばれていた…。

「ここで榴弾砲を作っているなら我々が他の国から買って持ってこなくてもいいんじゃないか」

ヨーロッパの国々が今ウクライナのために進めていること…。それはアメリカがウクライナから手を引いたときのことを念頭において考案された新しい軍事支援の形だ。既に去年11月、ゼレンスキー大統領の口からその言葉は発せられていた。

ゼレンスキー大統領

「私たちはウクライナにおいて“デンマーク・モデル”という防衛産業発展モデルを構築した」

この発言をした会見でゼレンスキー氏の隣にいたのはデンマークのフレデリクセン首相だ。

果たして“デンマーク・モデル”とは…。

武器や弾薬を供給する従来の軍事支援とは違い、ウクライナの防衛産業に資金提供することで、ウクライナの兵器生産を増強するというシステムだ。

防衛研究所 兵頭慎治 研究幹事

「(これまでの軍事支援では)ロシア領内を攻撃するには使用する兵器を供与した国の許可を取らなければならなかった。ウクライナが完全に自立した兵器産業を築き上げそこで製造した兵器であればどこの国にも気兼ねすることもなくロシア領内を攻撃することもできるわけですよ。ロシアが懸念してるのは、この話はウクライナの兵器製造能力を高めるというものなのでかなり気になっているものだと思います」

(BS-TBS『報道1930』5月1日放送より)全文は上記の下線入りのタイトルをクリックでご覧になれます。


 私のブログでヨーロッパとロシアなどの長い歴史の戦争の一覧を後半にあります。
日本は海に囲まれ、外国が干渉しにくい位置にありましたが、ヨーロッパは国境がいくつもあり、絶えず戦乱でした。
プーチン、スターリンの名前を空港に「スターリングラ―ド」と/ロシア(ソ連)敗戦の歴史記録 - ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

ブログ主・・・収拾がつかなくなるのが一番恐ろしい。欧州・中東など「十字軍」から戦争は続いていた。
日本はアメリカの先兵となって、台湾への「安全保障」と言って、国民や自衛隊員を犠牲にし、とりかえしのつかない事態になるとさらに全世界に戦乱は広がる。台湾も一体ではない。
日本は一途になることはない。過激な独特の連中のいうことは選挙のためで、いざとなったら逃げるのは目に見えている。

左右とも今は日本を思うべきだ。自分のことしか考えることができない政治家は降りてもらう。有名無名関係なくである。

ブログのティールーム
写真 : sweets cafe 四季折々 (スイーツ カフェ シキオリオリ) - 南草津/カフェ | 食べログ
巨匠クラウディオ・アラウが奏でるリスト作曲「ためいき」をお聴きください。
Liszt - Un sospiro (Claudio Arrau)

北海道のブロ友、行雲さまから拝借しました。「ホルン」という名前です。
ありがとうございます。

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読売国際経済懇話会 垂秀夫 「その弁舌に中国が最も怖れる男」前駐中国大使 

2025年05月02日 | 政治

読売国際経済懇話会 垂秀夫 前駐中国大使

習近平中国(と、垂水氏は呼んでいる)、その前は鄧小平中国、と呼んでいる・・・比較しながら説明。
現在中国は習近平がトップになった2012年に大きく変化した。チャイナウオッチャーだけでなく、その大きな変化を理解していない。
中国共産党が統治、これは民主社会の日本とは大きく異なる。選挙がなく国民による政党ではない。
鄧小平の時代は「豊かさを求めた」、ひとつの重心(経済発展・・・改革開放、中国共産党による指導)、ところが習近平の時代は「強さ」を求めた。さらに鄧小平のいう「豊かさを求める」のは、習近平の求めるものではなく、「中華民族の復興、中国の夢」という対応だった。

アヘン戦争以降の「屈辱の歴史に対応」。
中国共産党一党支配は変わりないが、鄧小平の時代は彼の権威・権力が大きくなった。「ミニ・毛沢東になるのではなく集団指導体制」を作った。
江沢民や胡錦涛はとりわけ政治的には普通のリーダーであった。十億を超える人民を引っ張るリーダーであった。
鄧小平は「集団で物事を決める」ということであったが、習近平は「一人体制」に改めた。
共産党規約の中では習近平はトランプの大統領命のように、他を部下にし、毛沢東時代よりも制度化された一人体制に10年かかった。
10年かかったということは、2022年から本当の習近平時代になった。
ひとりの能力は有限であり、時間も平等で、他の人は「ことなかれ主義」になり、決まっていないことは何もしない。あるいは「習近平はおそらくこうであろう」と忖度の内実になった。
一番大事なことは「国家戦略目標が変わった」ということ。そこは鄧小平時代と違う。それまでの「経済発展を重視」から習近平の時代は右肩下がりになり、さらに3つの大きな課題・・・「腐敗汚職(何十億元)」政治局員から村長まで。それとそれまでの経済発展の犠牲として「環境破壊」が深刻になった。それと「個人の所得格差」が広がり、人々の不満が高まった。
デモや暴動が多発、2007~8年に四川省で起きた暴動で小さい子供が農薬を口に入れ、祖父が子供の面倒をみていた。病院は「先におカネを払え」と言ったが、おカネがなかった。子供は死亡。人々は怒り、病院に対する暴動が起こった。これを香港のマスコミが報道。
こうした案件が何万件も起こった。毎日200~300件暴動が起きていた。胡錦涛はスピーチで「中国共産党の立場は永遠でも不変でもない。中国共産党は倒れるかもしれない」と発言した。このスピーチは「政治局」で議論されて発表された。その中に習近平もいた。
そこで習近平は「なぜソ連共産党が滅んだのか」と発言、危機意識は胡錦涛と同じだったが手法が違った。
「中欧国家安全委員会」を推進、鄧小平時代の「経済発展」を「国家の安全」に替えた。

彼は「相対的安全保障」をすすめ「防衛」はそのひとつとした。食料・エネルギー・経済産業・文化など11分野を掲げた。
習近平がしたこと「反スパイ法2014」「国家安全法2015」「反テロリズム法」「中国製造2015年」、そしてデータの「サイバーセキュリティ―法」共に2015年、これはホンの一部である。これらは社会や体制の安全、などである。
日本を相手に「処理水」に対して、ほぼ中国だけが反対、国家の安全の中に生態系安全があった。
食料の安全でアメリカから大量に輸入していた穀物の見直しも「国家の安全」だった。そして「暴動・デモ」は、ほぼゼロになった。
携帯電話で「位置情報」「監視」ができる、監視カメラは「万里の長城」にもある。さらに「公安」などが力を増してきた。
事件はせいぜい「ナイフで無差別殺人」だった。習近平は「国民の不満はない」と思った。
外交も大きく変わった。・・・強い中国として「戦狼外交」をすすめた。

アメリカに対抗するということで外交をみる。ウクライナの向こうにアメリカが見えた、だからロシア支援だった。イスラエルの後ろにアメリカが、日本の後ろにアメリカが、と見た。しかし彼らはアメリカは下降気流、自分らは上昇気流だと考えた。しかし現実的に「国力はアメリカにまだ劣っているので、アメリカとの安定は必要、中長期的にアメリカとの「対抗」短期的に「安定」と考えた。

トランプがバイデンにかわり出てきたことで、この必要に応じて「安定」を求めていたのが、トランプは「民主主義陣営」など考えていない。カナダやデンマークなどを責めた。

中国が嫌がるのは「体制批判」である。ウクライナ戦争でアメリカとヨーロッパが近づくのが嫌だったが、トランプが出てアメリカがカナダや日本とうまくいかないのは歓迎。トランプは「中間選挙」がある。中国は長いスパンで「安定」を見るならいいが、中国には「面子」というのが必要だ。米中は「超大国」である。かつてニクソン大統領の訪中、天安門事件のあと、極秘に鄧小平に面会、第三次台湾海峡危機で1996年に大統領補佐官が訪中して180度関係は良くなった。
中国は「面子」を大切にする。
台湾問題について最後に一言だけ。
日本では「台湾有事」ともなればほぼ中国による台湾への武力侵攻とされているが、実際はどうか?
実は台湾が一番気にしているのは、中国の軍事力は大きいが、台湾というお城の石垣をひとつづつ抜いていく、これが彼らの言う「中国統一」なのである。アメリカは台湾有事を危惧しているが、はたしてトランプ大統領が軍を台湾に派遣するのかどうか?
世界の超最先端の「半導体」は台湾に集中、これを無傷のまま中国に渡ったらいろんな意味において変わる。
半導体を護ることは国際的に重要事項なのに、あまり話題になっていない。

質疑応答
・中国の不動産不況は習近平体制についてどうか?
ーーー大切な問題ではあるが、今の中国は経済を最重点に置いていない。国家の安全を断念すれば経済に対応できるが、それができない。
わかってはいてもやれる範囲は今の程度、チャイナウオッチャーたちは三中全会でも話がでないので戸惑った。何が議論されたかというと中国式現在化として統治能力がすすんだ中国式モデルを作ろうとした。新しい世界秩序を作ろうとした。(走り書き)

ブログ主・・・垂秀夫前中国大使は、ひるまず中国政府や報道官にモノをいう胆力あるインテリで「中国がもっとも怖れる男」とされた。
どうしても垂氏のお話を聴きたくて、著作も読んだが、中国のインテリは日本の伝統文化が古代や中世の中国の文物を残していることに感激し、涙を流したという。それは大変よくわかる。中国共産党政権の「文化大革命」で、中国の文化はあの「京劇」すらも否定された。
私は中国の歴史ドラマを好んで見ているが、漢詩などの文学や音楽など中国の芸術家が高い水準でドラマの中に取り入れていることでも、知識が広がる。名優たちはシンのある名演技を見せてくれる。
また、現代風のドラマはなぜか「辛亥革命」以降の題材が多く、日本を敵視している中に、そっとロシアへの反発や抗議を示している。
中国共産党政権の検閲が厳しい中で、時代劇はそれにとらわれることなしに味わえるところがある。
亡き母が言っていたけれど、世界で最も耳に美しく感じる言葉はフランス語と中国語ということだ。

名優たちの美しい中国語の発音は流麗な音楽のようで見事だ。(若者向けの?ラブ現代劇などは甘えた発音でダメ)

「聖人は微を畏れ、愚人は明を畏れる」・・・この言葉、中国ドラマの「始皇帝 天下統一」と「灼灼風流」の両方に出てきたので、ここに書いたのですが、文学専門の友人がそれとなく教えてくださいました。
「畏天命畏大人畏聖人」

現代語では・・・

人の上に立つリーダーは、天から授かった運命を敬い、徳の高い人に敬服し、高い知恵と徳を身につけた理想的な人物の言葉を敬う。 一方、普通の人は、運命を知らずに敬服せず、徳の高い人に馴れ馴れしくし、高い知恵と徳を身につけたひとの言葉を侮る。 【解釈】 孔子曰わく、君子に三畏有り。 天命を畏れ、大人を畏れ、聖人に言を畏る。 小人は天命を知らずして、畏れず、大人に狎れ、聖人の言を侮る。 |「論語」季氏第十六08




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ヴェルディ作曲「ドン・カルロ」~ロドリーゴ・ポーザ卿、皇子カルロに未来を託し犠牲となる。「あなたの手を私に 私に…
ああ!フランドルをお救いください…」原作者シラーが作品中、最も愛したロドリーゴ・ポーザ卿。

バリトンは名バリトン、エットレ・バスティアニーニ。
Ettore Bastianini "Io morrò ma lieto in core" Salisburgo 1958


Ettore Bastianini: Recital 1954-1962 : Ettore Bastiani : Free Download ...


バスティアニーニは女性のあこがれだった。豊かな美声、そして魅力ある舞台姿・・・40代で亡くなったが、次はタイプの違うカップッチッリが後継者となったが、カップッチッリも凄かった。

ではカップッチッリを。長いフレーズも一息で歌ってしまう、彼は建築学科を卒業、そして当時期待の水泳選手でもあった。

Piero Cappuccilli - Don Carlo  - Per me giunto

Ritratti – Piero Cappuccilli
カップッチッリ

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