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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

北朝鮮のミサイル、国内では陛下と宮内庁某の発言は混乱と対立、ネットは「朝敵」扱いの大混乱

2017年05月21日 | 政治

本日は「種子法廃止」、この動画を中心に書くつもりだった。しかし「北朝鮮ミサイル」と「天皇陛下ショック・宮内庁幹部が言う生き方否定」について書くことになった。(下にスクロールしてご覧ください)
2017/05/20 に公開
◆種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?

パネリスト:
 入澤肇(公益財団法人すかいらーくフードサイエンス研究所理事長)
 河添恵子(ノンフィクション作家)
 篠原孝(衆議院議員)
 三橋貴明(経世論研究所所長)
 安田節子(「食政策センター ビジョン21」代表)
 山田正彦(元農林水産大臣・弁護士)
司会:水島総

【討論】種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?桜H29/5/20




 三宅博先生が最後に書かれたのがこの問題についてだった。
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/91421d12d31e5f6f085d0c0e1b26ef05


★★  本日5月21日の北朝鮮のミサイル、日本政府は「国家安全保障会議」を招集、中露とも連携して北朝鮮を包囲する考え。

首相はミサイル発射の情報を受け、21日午後5時半前にラジオ番組の収録を切り上げ、首相官邸に駆け付けて国家安全保障会議(NSC)を招集。この後、記者団に「国際社会の強い警告にもかかわらず、1週間のうちに、またもや弾道ミサイルの発射を強行した。国際社会の平和的解決に向けた努力を踏みにじるものだ」と述べ、北朝鮮を厳しく指弾した。G7だけでなく、中国やロシアとも協調して、北朝鮮包囲網を構築する考えを強調した。

 菅義偉官房長官は緊急に記者会見し、「国連安全保障理事会決議などへの明白な違反だ」と強調。岸田文雄外相は外務省で記者団に「さらなる圧力が必要だ。米国、韓国とも連携しながら、中国へ働き掛けを続ける」と語り、国連安保理の制裁決議履行を徹底するよう促す方針を示した。(時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000068-jij-pol
・・・もちろん中露はただで動かないだろう、そこまで説得する力量が日本政府にあるとは思えない。


★★★ もう書かざるを得ないのが一連の天皇陛下のご発言の記事。
<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
毎日新聞 5/21(日) 6:30配信

時代によって変わってきた天皇と国民の距離

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

 陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】

 天皇陛下が昨年8月、退位の意向がにじむおことばを公表したのを踏まえ、政府が設置。10月から議論を始めた。学者ら6人で構成し、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」。11月に16人の専門家から意見聴取し、今年1月の会合で陛下一代限りの特例法制定を事実上推す論点整理をまとめた。4月に最終報告を首相に提出した。


 この記事は「宮内庁幹部」が誰なのか、書かれていない。なぜ明らかにしないのか?
また「安倍対天皇陛下」という≪二者択一≫でいこうとする、これは今までの路線であった。
そして「伝え方」にもいろいろあるだろう。騒ぎを引き出すことよりも二名の学者の真意を伝えるよう工夫はなされたのか。

また、この場合「有識者会議」というのははたして必要だったのか?
「摂政」があるので、今はそれでという路線ではなぜいけなかったのか?
平川氏や故・渡辺氏がネットで激しく国賊扱いで愚弄されるのであれば、これから勇気を出して発言できなくなる。

意見の違いが「糾弾」と化す。
ましてや「朝敵!」などとネットで騒がれるなんて恐ろしい。
誰が「扇動」しているのだ?
私は平川氏の命の危険まで心配する。

ご参考Yahoo!コメントhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000002-mai-pol


平川祐弘東大名誉教授のお話から
東大名誉教授・平川祐弘氏 「存在する」「祈る」「続く」こそ大事
 私は天皇陛下がお休みになることには大賛成なんですよ。ただ、お休みになるには、陛下が言われたように、譲位なさるか摂政を置くかですね。あるいは皇太子さまや他の皇族に代行していただければ、今のままでも公務を減らすことはできる。

 世論調査では8、9割が譲位に賛成している。私も、天皇陛下はお仕事でお疲れでお気の毒だとご同情申し上げている。

 しかし、陛下のお言葉からご意向を承って法律を作るということは、やはり実質的に憲法違反に限りなく近い。だからそれはやってはいけないんです。そこは有識者会議の皆さんもよく考えてもらいたい。先走りしないで、問題点を明確にして公表してほしいと思います。

 大正10年に後の昭和天皇が大正天皇の摂政になられたときに、大正天皇とその周辺と、摂政の宮とその周辺との関係が必ずしもよくなかったということが、陛下が摂政に反対される理由だという説がある。それはあり得ることでしょう。しかし、譲位された後の上皇と新天皇との関係性もあまり変わらない。譲位であっても摂政であっても、実はその先はほとんど同じなんです。それだったら法律を変えないで今のままやった方がいい。極めて現実的な提案です。

 有識者会議では、メンバーから「今の陛下はメディアを通じてみんなから見られている中で、国民の統合の象徴としての役割を果たすためにご公務も多くなっている」という意見がありました。しかし、そうした天皇観やご公務のあり方は、あくまで今の陛下の「個人的」なものです。それを皇位継承者に引き継がせるというのはまずい。

天皇が世襲制である以上、聡明(そうめい)な方もそうでない方も、体の強い方もそうでない方も出てくる。公務というのは時代によって柔軟に変わっていけばいいと考えます。

 自分の意思で譲位していいとなれば、自分の意思で位に就きたくないという人も出てきてしまうのではないか。天皇というのは「存在する」「祈る」「続く」ということが大事なんです。譲位というのは、皇室制度の維持に非常に(マイナスに)響いてしまう。

 一番大事なことは陛下がお休みになること。それには公務をどんどん減らして、国務(国事行為)もいろいろな方に代行していただければできる。それではいけないというのなら摂政の概念を拡大する。「高齢」も、国務ができない要件に数えてしまえばいいだけではないでしょうか。
(以上)
http://www.sankei.com/life/news/161214/lif1612140025-n1.html

 平川祐弘氏がもしおかしな人に狙われるということにならないよう、身辺警護をつけてほしい。
こんな時、扇動して騒ぐのはあまり深く考えないタイプで、正義感だけに燃えた典型的なタイプの連中である。
「ホシュ」といってもそれが怖い。
人を貶めるのはそういった「感情の爆発」だけで動く人たちをうまく扱い、騒がせる人物が必ずいる、ということ。
私もそういう「ホシュ」をじかに見てきた。必ずわけのわからない直情的な人たちを根回しして使う。
恥知らずであり口では大言壮語を言いながらうまく立ち回る。今から思ってもゾッとする。


今回の件で平川氏や故・渡辺氏のことを「国賊・朝敵」と騒ぐことが、その道具と扱われていることがわからないらしい。


今まで「有識者会議」については、「皇室典範」以外にも「治水」「地方分権」「英語」「「新型インフルエンザ」など今までも有識者会議は開かれてきたが、今回の「朝敵!」などと一斉に個人が責められる結果になるなど、大変残念である。
天皇陛下の「ショック」というのが大きく取り上げられたが、まるで「全否定」されたが如くの報道で人々を煽っている。
今の日本を取り巻く状況の中で、国民の命を狙う北朝鮮の核脅威の中であろうがお構いなくである。

まだ正式ではないので、少しだけにするが眞子殿下内親王のご婚約報道はなぜ一方的にリークされたのか。
正式ではないということは「報道するに及ばず」であり、このことに関してはもうすっかり「事実」として公認されたに等しい。

要するに日本は国の内外で「四面楚歌状態」でますますその深みにはまり、総理対天皇陛下、という「幕府対朝廷」の如き図を持ち出し、ますます混乱していく。

日本を今守るには何が必要か、「日本」を思う人々ができることをし、協力すべきは協力する、ということが必要である。



ここで自民党・安倍総理支持者の方々にお願いがある。

「民進党」の多くはおかしいが、自民党を護るがために下品に民進党責めをすると、かえって見苦しい。
おかしな政党には毅然として品位を持って正論でお願いしたい。このままでは「政治離れ」が増す。

また政府も「総理夫人は私人か公人か」で閣議決定するなんて何事か。
夫人が常識をわきまえれば済む問題である。

そして今回のこの件はどうか真剣に是是非非でもってお考え頂きたく思います。
このままでは日本は外国に翻弄されてしまいます。



ブログのティールーム



今、20世紀を代表するヴァイオリニスト、アイザック・スターンの自伝を読んでいる。
巨匠スターンはソ連のアフガニスタン侵攻の時、決められていた華やかな曲が弾く気にならず、この曲を弾いてそのあと退場した。
弾く前にスターンは聴衆に言った。「演奏が終わっても拍手はなさらないでください」と・・・

Isaac Stern playing Bach's Chaconne in D minor for solo violin Single File


コメント (12)
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