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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

米中会談、本当はどうだったのか、他に「花粉症」の薬の副作用にご注意

2017年04月08日 | 政治

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)4月9日(日曜日)
      通算第5260号   <前日発行>
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 米中首脳会談はひとつの成果もなく、事実上は失敗
  トランプ記者会見で、米中会談に一言も触れなかった
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 フロリダ州パームビーチのトランプ別荘は中世ヨーロッパの古城のような風格、空から見ると、まるで軍事要塞でもある。役者二人は、表面的にニコニコしながら、一応握手もしたが、習近平の緊張ぶりは画面にもでてきた。

 夕食会の冒頭、トランプは「個人的な関係は深まった。合意に到らない点もあったが、概ね良好な関係を築けたと思う」とだけ発言した。
中国側の出席者の顔は引きつった人が多い。

 夕食会の出席メンバーを一瞥すると、この首脳会談に両国とも相当な心づもりで臨んでいることが分かる。
とくに通商が第一議題とばかりに、米国はムニューチン財務、ロス商務が左脇を固めた。ふたりおいてバノン顧問。右脇にティラーソン国務、マティス国防は当然にしてもプリーバス、端っこがクシュナーと三人の大統領顧問全員が列席しており、トランプ政権の中枢は誰々が握っているかの権力状況が把握できる。

中国側も王洋副首相(米中戦略対話責任者)が習の左を固めた。右には王炬寧、栗戦書、劉?らの経済ブレーンばかり。そして軍からは房峰輝参謀部長、鐘山・商務大臣が隅っこに。外交関係では王洋のとなりに楊潔チ国務委員、ひとりおいて王毅外相という布陣だった。

 この陣容から判断できることは習近平の外交政策最高意思決定レベルが、奈辺にあるか。とりわけ団派の王洋が出席していること。軍からは国防大臣や中国軍事委員会副主任らをさしおいて、房峰輝が出席していることは留意しておくべきだろう。

 中国側はトランプの過去の発言からして貿易不均衡、為替操作などきつい要求が出ることを警戒し、万全の体制で臨んだと考えられるが、結果的に一つの成果もなく、会談後、中国の記者が嘆息したように、「トランプの記者会見はシリア問題だけ、米中首脳会談には一言の言及もなかった」のだ。

 北朝鮮問題でいかなる議論が交わされたのかは明らかではない。「北の核開発は脅威であり」「レッドラインを越える状況にある」という二点が共通の認識とされたが、あとはお互いの腹の探り合いだったようだ。また儀礼的に習近平の招待に応じ「年内の訪中」が合意されたが日程は未定とされた。
 習近平は会談後、さぞ肩を落として中国へ帰る飛行機に乗ったことだろう。
         
□○○み□◎◎や○◎○ざ○○□き□◇◇  

★ 米中会談は本当はどうだったのか、記事を読むしかないので、下記の記事もどうぞ。
米露はやはり対立でしょうか。


止まらぬ「トランプ節」にも笑顔保つ習主席 米中会談
朝日新聞デジタル 4/8(土) 3:11配信

意外と似ているトランプ大統領と習近平国家主席


 6日から2日間にわたって開かれた米中首脳会談。実質的な成果を得ようとテレビカメラの前で不満をぶちまけたトランプ米大統領に対し、中国の習近平(シーチンピン)国家主席はにこやかな表情を崩さず、「良好な関係」を懸命にアピールした。国内の重要行事を控え、何としても米中関係を安定させたい中国の事情がにじんだ。

 両首脳の初顔合わせとなった首脳会談で、中国側が目指したのは何よりも「首脳同士の良好な関係をアピールし、両国関係が改善している雰囲気を作る」(政府に近い学者)ことだった。秋に最高指導部が入れ替わる共産党党大会を控える習指導部にとって、北朝鮮問題や貿易摩擦をめぐって米中関係がぎくしゃくすれば、国内の政治も不安定になりかねないからだ。

 ただそんな中国の事情をよそに、会談前からトランプ節は止まらなかった。パームビーチへ向かう大統領専用機で記者団に、今回の会談を通じて核・ミサイルで挑発を続ける北朝鮮に対して中国が圧力を「強めるようになるだろう」と、制裁強化などの求めに応じるとの期待感を示した。

 貿易問題でも「我々は長年にわたり不公正な扱いを受け、中国とひどい取引をしてきた」と改めて不満を表明。あげくに会談当日にシリア攻撃まで重ねられた。中国はアサド政権の責任を問う国連安保理の決議案にも反対してきただけに、中国にとっては「メンツをつぶされた」と言ってもおかしくない状況だ。

 それでも、国営新華社通信は「協力だけが両国の唯一の正しい選択であり、我々は必ずよいパートナーになれる」との習氏の言葉を紹介。「両首脳は深く、友好的に、長時間会談し、新たなスタート地点から中米関係を発展させることに同意した」とひたすら成果を強調した。また、トランプ政権下でも、外交・安全保障、経済、サイバーなどの4分野で対話メカニズムを活用していく方針も打ち出した。

 さらに新華社は夕食会でのトランプ氏の発言についても「習主席が指導する中国は素晴らしい発展の成果を出し、世界から幅広く尊重されている」「初めて会って意気投合し、良好な友好関係を築いた」と習氏を持ち上げる内容一色。トランプ氏が「全く何も得ていない」と不満を語った場面はばっさり抜かれ、国内向けに両首脳の蜜月ぶりをアピールする狙いは鮮明だった。

 一方、米政府は1日目は会談内容について一切公式発表しなかった。「両国に利益をもたらす結果重視」(トランプ政権幹部)を目指す米側にとって、期待通りの成果が得られなかったと判断しているようだ。(朝日新聞社)

★ 桜が美しく見事に咲いていて、心を和ませますが、花粉症が心配です。
マスクは手放せません。
薬も副作用が心配です。めまいや吐き気などあれば日常生活にさしつかえます。
お茶を飲んだり、よく睡眠時間をとって疲労がたまらないようにしたいですね。


コメント (6)
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プライムニュース最新 2017年4月7日 ・ トランプ大統領シリア軍事基地爆撃と日本政府の苦肉の「支持・理解」

2017年04月08日 | 政治

★ プライムニュース、緊迫した内容だった。アメリカ、シリア、そしてロシア・・・北朝鮮、チャイナ、など「乱世の中の乱世・激動の中の激動」、
さっそく動画がUPされていたので、貼り付けました。

プライムニュース最新 2017年4月7日


★ 今、ネットに出ているこれに関する新聞記事です。日本政府「苦渋の選択」でしょうね・・・。

<米、シリア攻撃>日本政府 苦肉の「支持」「理解」
毎日新聞 4/8(土) 0:33配信

 米国のシリア攻撃に対し日本政府は「米政府の決意を支持」しつつ、国際法上の根拠がはっきりしない攻撃そのものへの評価は「理解」にとどめた。北朝鮮の核・ミサイル開発という身近な脅威を抱える立場で、同盟国・米国に最大限の協調姿勢を示す苦肉の表現。安倍政権はロシアとの関係も重視しており、アサド政権による化学兵器の使用を否定するロシアにも配慮したとみられる。

 過去の米国の軍事行動でも、日本は微妙な対応を迫られてきた。

 2001年のアフガニスタン攻撃や03年のイラク戦争では、当時の小泉純一郎首相が明確に「支持」を表明した。小泉政権は攻撃の根拠となる国連決議の調整でも米国に協力し、ブッシュ米政権との蜜月関係を築いた。だが、アフガニスタンでの対テロ戦争に従事する米軍などにインド洋で給油支援を行い、イラク戦争では人道支援や対米後方支援の自衛隊を派遣する軍事的貢献も必要だった。

 オバマ政権による14年9月のシリア空爆の際は安倍政権だったが、今回の攻撃に対する評価と同様の「理解」にとどめた。米国がシリア政府からの要請がないまま踏み切り、違法性が指摘されていたためだ。

 今回のトランプ政権によるシリア攻撃も国連決議などの攻撃の根拠は見当たらない。それでも「決意を支持」することに踏み切った背景には、北朝鮮の脅威や中国の海洋進出に日米同盟の強化で対抗する安倍政権の基本戦略がある。

 菅義偉官房長官は記者会見で「我が国と米国の間では、常日ごろからさまざまな問題について緊密に連携をとっている」と強調。「日本は軍事作戦の当事者国ではない。米国の考え方をこれから聴取したい」と述べた。政府筋は「同盟国として決意は支持するが、軍事行動を手放しで支持しているわけではない」と説明。軍事的関与を避ける意図をにじませた。【田中裕之、竹内望】


★ 次は「時事通信」の記事です。

安倍首相、米の決意支持=シリア攻撃「事態深刻化防ぐ」
時事通信 4/7(金) 15:41配信

安倍首相は7日、米国によるシリアに対する軍事攻撃について「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する。これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と表明した。


 安倍晋三首相は7日、米国によるシリアのアサド政権に対する軍事攻撃について「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する。これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と表明した。


 首相官邸で記者団の質問に答えた。

 アサド政権の化学兵器使用について、首相は「何の罪もない多くの一般人が犠牲となった。幼い子どもたちもが犠牲となった惨状を目の当たりにし、国際社会は大きな衝撃を受けている」と指摘。「極めて非人道的であり、国連(安全保障理事会)決議にも反する」と強く非難した。

 また、首相は北朝鮮の核・ミサイル開発を念頭に「東アジアでも大量破壊兵器の脅威は深刻さを増している」と強調。「国際秩序の維持、同盟国と世界の平和と安全に対するトランプ大統領の強いコミットメントを日本は高く評価する」と述べるとともに、米国と連携して国際社会の安定に貢献する姿勢を示した。


★ ロシアの報道です。
 
着弾は23発と主張=米ミサイル性能「非常に低い」―ロシア国防省

時事通信 4/7(金) 21:33配信

 【モスクワ時事】ロシア国防省は7日、米軍がシリアの空軍基地に対し発射した巡航ミサイル「トマホーク」59発のうち、半数以下の23発しか着弾していないと主張し、ミサイルの性能は「非常に低い」と強調した。

 
 国防省はシリア空軍基地の損害について、修理中のミグ23戦闘機6機とレーダー施設、倉庫などが破壊され、4人が死亡したと述べた。ラブロフ外相は滞在先のウズベキスタンで、ロシア軍人の死者は出ていないとの見方を示した。

 国防省はまた、シリア政権軍の防空システムの能力強化に向け、対策を講じる方針を表明した。

 一方、タス通信は軍事外交筋の話として、巡航ミサイルを備えたロシア黒海艦隊のフリゲート艦が地中海に入り、シリア西部タルトスのロシア海軍基地に向かうと伝えた。

 プーチン大統領は7日、主要閣僚や治安機関トップらを集めて安全保障会議を主宰し、シリアでのロシア軍の軍事作戦に関して検討を行った。


★★ 少し気になるトランプ氏の身内起用

アメリカ国内では議会を通さず国連も無視でやってしまったのは、娘のイヴァンカ氏の意向という噂が流れています。
「身内」しかも選挙を通さない者の起用は大変難しいものです。

日本国内では「昭恵夫人」に対する反発が以前よりも大きく報道されています。

「身内」起用はほとんどいいことがない、トランプ大統領はこの点をどのように考えているのでしょうか。
重大なことに取り組む場合は特に「イヴァンカの願いで動いた」など言われないためにも「身内」に関しては注意したほうがよい。

また、自衛隊の「<南スーダン>PKO帰国19日から 陸自隊員350人」の記事が出ていたが、これもいよいよ日本が・・・ということを想像してしまう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000136-mai-soci
 


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