Roberto Alagna Booed at La Scala
この動画は何年か前、ミラノスカラオープニングで有名なテノール、アラーニャがラダメスのアリアではやくもブーイングを受け、怒って退場。何も知らないアムネリス役の歌手が驚いていると、代役のテノールが普段着のまま登場、話題になりました。
アラーニャが既にステージで歌っていたので、用はないと思って準備していないのも当然でしょうね。
アラーニャは実力よりも、マスコミで持てはやされ有名になったテノール、彼はどちらかというと抒情的なリリコでスピントではない、ましてやドラマティックなラダメスを歌うというのは軽量級の選手が重量級の試合に出るようなもの。
ブーイング以前の問題で、スカラの天井桟敷は許さなかったようです。
今、テレビはミラノスカラの来日公演を放映しています。
パネルばかりの簡略化した演出が幅をきかせてきた中で、重厚な舞台は伝統をみせつけられて、さすが!ですが・・・ブルドックみたいな体重は重量級で声は足りないテノールを聴き、かつてのベルゴンツイやデル・モナコがなつかしくて。
アイーダ役は全くの演劇的ダイコン、声はそこそこですが、魅力とまでは感じないし、アムネリスも同様。
合唱とオーケストラ、バレエは素晴らしいです。指揮は元天才ピアニストのバレンボイム、彼の天才ぶりはまだ新人だったころ、毎日ホールで聴いて度肝をぬかれました。まだ無名で切符も売れていなくて、500円という割引き価格で買ったのですが、彼が指揮者として世界的になったのも、ずば抜けた才能を思うとよくわかります。20代でそのピアノがピアニストというよりオーケストラのようだったので、しかも超絶技巧!唖然でした。
歌わせ方を知っている数少ない指揮者、今ブレスの間をたっぷりもらってアムネリスが歌っています。でも・・・私は幸か不幸かシミオナートやコッソットの優雅でド迫力の歌を聴いてしまったのです。ステッラの血の通った麗しのアイーダ、トゥッチのクリーミーヴォイスがなつかしいです。
それにラダメスのデル・モナコは子供の私にとって「初恋」の人でした。ベルゴンツイは理想的なヴェルディテノールでした・・・いくらなんでもこのブルドッグちゃんをラダメスと思え、と考えても、想像力の限界というものがございまして・・・。
アイーダをウルマーナ、この人はリトアニア出身で最初はメッゾ、ワーグナーを得意としていたようにヴェルディの強いフレージングには違和感あり、アムネリスの歌手はロシア系か発音がそんな感じ、ブレスも多くメッゾなのに低音が弱い、声に強さがない、美声なんだけど・・・。
わあ、ひどいラダメス、容姿はブルドッグ、声はふわふわヴィブラートがひどくて、この声はワーグナー歌いすぎたのでは?それに音程がフラフラ、声も美しくはないし、声の響きももうひとつ、というか、今まで聴いたラダメス(デル・モナコやベルゴンツイ)が、いかに素晴らしかったか、ということ。
バリトンのポンスもトシだなあ、発声がベルカントではない、ふわんとした焦点のない声は衰えか?フアン・ポンスは不安・ポン酢だった!
ゼッフィレッリの横線いっぱいの舞台は、メットで彼が演出した「トゥーランドット」とそっくりじゃない?どこかで見たと思ったら、エキゾチックを横線で表現したのかも・・・彼も老いたか、かつてスカラでの演出は素晴らしかったけれど。
まあ、歌手たちがダイコンなので、見るのも苦痛。
☆これが68000円?冗談でしょう!スカラ、スッカラでした!
この動画は何年か前、ミラノスカラオープニングで有名なテノール、アラーニャがラダメスのアリアではやくもブーイングを受け、怒って退場。何も知らないアムネリス役の歌手が驚いていると、代役のテノールが普段着のまま登場、話題になりました。
アラーニャが既にステージで歌っていたので、用はないと思って準備していないのも当然でしょうね。
アラーニャは実力よりも、マスコミで持てはやされ有名になったテノール、彼はどちらかというと抒情的なリリコでスピントではない、ましてやドラマティックなラダメスを歌うというのは軽量級の選手が重量級の試合に出るようなもの。
ブーイング以前の問題で、スカラの天井桟敷は許さなかったようです。
今、テレビはミラノスカラの来日公演を放映しています。
パネルばかりの簡略化した演出が幅をきかせてきた中で、重厚な舞台は伝統をみせつけられて、さすが!ですが・・・ブルドックみたいな体重は重量級で声は足りないテノールを聴き、かつてのベルゴンツイやデル・モナコがなつかしくて。
アイーダ役は全くの演劇的ダイコン、声はそこそこですが、魅力とまでは感じないし、アムネリスも同様。
合唱とオーケストラ、バレエは素晴らしいです。指揮は元天才ピアニストのバレンボイム、彼の天才ぶりはまだ新人だったころ、毎日ホールで聴いて度肝をぬかれました。まだ無名で切符も売れていなくて、500円という割引き価格で買ったのですが、彼が指揮者として世界的になったのも、ずば抜けた才能を思うとよくわかります。20代でそのピアノがピアニストというよりオーケストラのようだったので、しかも超絶技巧!唖然でした。
歌わせ方を知っている数少ない指揮者、今ブレスの間をたっぷりもらってアムネリスが歌っています。でも・・・私は幸か不幸かシミオナートやコッソットの優雅でド迫力の歌を聴いてしまったのです。ステッラの血の通った麗しのアイーダ、トゥッチのクリーミーヴォイスがなつかしいです。
それにラダメスのデル・モナコは子供の私にとって「初恋」の人でした。ベルゴンツイは理想的なヴェルディテノールでした・・・いくらなんでもこのブルドッグちゃんをラダメスと思え、と考えても、想像力の限界というものがございまして・・・。
アイーダをウルマーナ、この人はリトアニア出身で最初はメッゾ、ワーグナーを得意としていたようにヴェルディの強いフレージングには違和感あり、アムネリスの歌手はロシア系か発音がそんな感じ、ブレスも多くメッゾなのに低音が弱い、声に強さがない、美声なんだけど・・・。
わあ、ひどいラダメス、容姿はブルドッグ、声はふわふわヴィブラートがひどくて、この声はワーグナー歌いすぎたのでは?それに音程がフラフラ、声も美しくはないし、声の響きももうひとつ、というか、今まで聴いたラダメス(デル・モナコやベルゴンツイ)が、いかに素晴らしかったか、ということ。
バリトンのポンスもトシだなあ、発声がベルカントではない、ふわんとした焦点のない声は衰えか?フアン・ポンスは不安・ポン酢だった!
ゼッフィレッリの横線いっぱいの舞台は、メットで彼が演出した「トゥーランドット」とそっくりじゃない?どこかで見たと思ったら、エキゾチックを横線で表現したのかも・・・彼も老いたか、かつてスカラでの演出は素晴らしかったけれど。
まあ、歌手たちがダイコンなので、見るのも苦痛。
☆これが68000円?冗談でしょう!スカラ、スッカラでした!