Ghena Dimitrova - Nabucco - Salgo gia
もう昔になりますが、ミラノスカラの二度目か三度目かの来日で、初日を飾ったのがヴェルディ「ナブッコ」でした。
イスラエルをめぐる中東の争い、覇王ナブッコの娘、アビガイッレは好戦的な女丈夫だが、自分は王女でなく奴隷の娘であることを知ってしまう・・・父である王ナブッコに見捨てられる前に復讐を誓う、この難役を歌ったのがブルガリアのドラマティックソプラノ、ディミトローヴァでした。
高音から低音まで緊張感があり、舞台姿もりりしく、まさに英雄、声も迫力に満ち、ただ強いだけでなく二度目の繰り返しはピアニッシモで歌うなど、1980年代における世界最高のドラマティックソプラノの威容に感心しました。
でも昔はこの難役を歌うのは、カラス、ステッラ、がいたのですね。
そしてバリトンはカップッチッリだったら最高だったのですが・・・ブルゾンでした。ブルゾンも素晴らしかったです。そして「行け、わが想いは黄金のつばさに乗りて」の合唱、指揮のアッバードはアンコールに応え、会場はその雰囲気に息をのみました。今は亡き、ディミトローヴァの名唱です。
☆動画の字幕はフランス語ですが、歌唱は原語であるイタリア語です。
ディミトローヴァはメッゾのような音色のドラマティックソプラノ、リリコ・スピントのアンナ・トモワ・シントウと並んで名高き「ブルガリアンヴォイス」、ブルガリアンローズの国ですね。琴欧洲の祖国でもあります。
もう昔になりますが、ミラノスカラの二度目か三度目かの来日で、初日を飾ったのがヴェルディ「ナブッコ」でした。
イスラエルをめぐる中東の争い、覇王ナブッコの娘、アビガイッレは好戦的な女丈夫だが、自分は王女でなく奴隷の娘であることを知ってしまう・・・父である王ナブッコに見捨てられる前に復讐を誓う、この難役を歌ったのがブルガリアのドラマティックソプラノ、ディミトローヴァでした。
高音から低音まで緊張感があり、舞台姿もりりしく、まさに英雄、声も迫力に満ち、ただ強いだけでなく二度目の繰り返しはピアニッシモで歌うなど、1980年代における世界最高のドラマティックソプラノの威容に感心しました。
でも昔はこの難役を歌うのは、カラス、ステッラ、がいたのですね。
そしてバリトンはカップッチッリだったら最高だったのですが・・・ブルゾンでした。ブルゾンも素晴らしかったです。そして「行け、わが想いは黄金のつばさに乗りて」の合唱、指揮のアッバードはアンコールに応え、会場はその雰囲気に息をのみました。今は亡き、ディミトローヴァの名唱です。
☆動画の字幕はフランス語ですが、歌唱は原語であるイタリア語です。
ディミトローヴァはメッゾのような音色のドラマティックソプラノ、リリコ・スピントのアンナ・トモワ・シントウと並んで名高き「ブルガリアンヴォイス」、ブルガリアンローズの国ですね。琴欧洲の祖国でもあります。