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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

鈴木明子選手は他とは違ったタイプ

2009年11月01日 | スポーツ
中国大会で優勝した鈴木明子さんは24歳、病気のため、スケートを中断していただけにスケートできる喜びに溢れているようでした。
観ていて楽しく、表情が明るく、また知性も感じさせる落ち着きがあります。
余裕もあり、自分らしさ、自分にできることをのびのびと展開していると思いました。

自分をよく知り、できることを精一杯表現する、これが一番自然で美しいです。
そして鈴木明子選手は、安藤美姫の妖艶さでなく、健康的。

一方、ベテランの村主選手ですが、「銀盤のプリマドンナ」と紹介がありましたが、彼女は以前からドラマの世界を感じさせる雰囲気があり「村主ワールド」とたたえられてきました。
今回はいっそう円熟し、素晴らしいと思ったのですが、若い選手が次々と繰り出してくる「超絶技巧」の土俵では不利かな、と思いました。
彼女はそんなタイプでないし、またコンディションも万全でないようでしたが、今の浅田真央選手のような迷いはない、点数で順位をつけるのは失礼かな、と思ったほど芸術的でした。

鈴木選手は「超絶技巧」をあまり感じさせなかった、というより使っていても、全身で喜びを表していたので、そちらにひかれてしまったかも知れません。
スケールの大きさを感じましたし、これからの活躍が期待されます。

男子の部で織田信成選手は「チャップリンメドレー」でコミカルな演技が新鮮だったのでしょう。
ただし、これが「王者」といえるか、というと「否」です。
一位だけれど、「王者」の演技ではありません。
ジャンプはうまかったのですが、私個人はそう思うのです。
コメント
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