作品展の疲れ

おねえちゃんは、インフルエンザで“ようちえん”にいけなかったから、
“さくひんてん”にだす“さくひん”を、１にちに１とつずつ、しあげたりした。
“さくひんてん”までは、かなり…がんばったらしい。

“さくひんてん”がおわったら、“ごはん”もたべずに…“せいざ（正座）”でねてた。
もちろん、「あああああああ！」って、さけびつづけた“おとうと”も…

“かげ”で、ねてた。
…おつかれさまでした。

作品展で、見せたいもの

おねえちゃんの“ようちえん”で、“さくひんてん”があった。
おねえちゃんは、“おえかき”や“つくること”がダイスキなので、
“さくひんてん”は、もちろん…ダイスキ！
“えほん”をよんで、“こころ”にのこったところを、かいたり…

“わりばし”をくみたてて、“でんき”をつくったり…

“ねんちょう”さんなので、たくさんつくってた。
でも、おねえちゃんが、いちばん“みてほしいもの”は…

“おおくわがた”や“ヘラクレスオオカブト”や…

“さそり”とかの“ひょうほん（標本）”…
おねえ　　「いきてるみたいでしょ！」
ママ　　　「…リアルだな。っていうか、リアルなのか。」
おねえ　　「あ、うごいたかも！」
ともだち　「え～、ほんと？」

まいとし、“ひょうほん（標本）コーナー”はもりあがる。
もうひとつ…“みんなのさくひん”！
“ぎゅうにゅうパック”で、“ようちえん”や“バス”をつくってた。
それまで、おとなしく“おんぶ”されていた“おとうと”が…ウゴウゴしはじめた。
おとうと　「ああああああ！」
ママ　　　「おりたいのか…つれてってあげて。」
おねえ　　「わかった！　こっちだよ！」

“ようちえん”で「あああああああ！」

“バス”で「ああああああああ！」
みんな、まんぞくしてかえった。

兄姉の利用方法

おとうとは、かしこい。…いや、ずるがしこい。
どうすれば、“おにいちゃん”や“おねえちゃん”がうごくか、しっている。
オモチャの“くるま”には、こうやって…“あし（足）”をださずに、のる。

おねえ　　「は～い、プップ～」
おとうと　「あ～」
こうやって、おしてくれるように…しむけてる。
ぼくは、しってる…

リベンジ・ケーキ

まえに“やまなしのおばあちゃん”がきたとき、ケーキの“デコたいかい”をやった。
そしたら、おにいちゃんのケーキが…ころがった。
おにい　　「せっかく…（泣）」
おばあ　　「じゃあ、もういっこ、つくってくれる？」
というわけで、おにいちゃんは“リベンジ・デコ”にとりかかった。
なにやら、じぶんの“つくえ”から“ハサミ”とかだしたりしてる…
どんなデコなんだ？
できあがった“デコ・ケーキ”をみせてくれた。

おにい　「にほんいちの“ふじさんケーキ”…」
おばあ　「えええ、すごいじゃん。」
ママ　　「“はた”まで、たってる！」
おねえ　「たべた～い」
おにい　「おばあちゃんのだから、ダメ！」
おばあ　「おばあちゃん、いま、おなかいっぱいだから、あしたたべるね。」
おにい　「うん、いいよ。」
こうして、“デコたいかい”は、ぶじにおわった。
けっきょく、つぎのひ…
おばあ　「あさから、ケーキはたべられないな～」
ぼく　　「くん、たべたい！」
おばあ　「じゃあ、ひとくち、もらうね。」
にほんいちの“ふじさんケーキ”は、ぼくの“おなか”にはいった。
…ラッキー。

お姫さま願望

おとうとは、おねえちゃんの“ガラスのくつ”がスキ。
おとうと　「ん！」
ママ　　　「え、はきたいの？」
おとうと　「んん！」
ママ　　　「わかった…はい。」

おとうとは、まんぞくそうに、あるきだ…せない。
“ガラスのくつ”は“かかと”がたかくて、むずかしい。
おとうと　「ん！」
ママ　　　「え、また？」
おとうと　「んん！」
ママ　　　「はいはい…」
この“やりとり”が…１０かいぐらい、つづく。
けっきょく、“おひめさま”になれないって…きづいたらしい。